- Amazon.co.jp ・マンガ (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784832271784
感想・レビュー・書評
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高校生活最後の夏休みに入ったゆのと宮子。 夏を満喫!…といきたいけれど、受験生の夏はそうもいかずに…。 受験との向き合い方を考える中で、ひだまり荘や学校の仲間達と 繰り広げる変わらぬやさしい毎日をお届けします!
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何だか随分久しぶりな気が……と思ったら、前巻から3年以上間隔が空いていましたか!そりゃ懐かしい気にもなってしまうわけだ
てか、第一巻って2005年発売なんだ……。随分な長期連載になってるんだなぁ
8巻で沙英とヒロが卒業してから茉里が加わったわけだけど、このメンバーにおける関係性はだいぶ固まった印象
特に茉里は話を回す役としてはいいポジションのキャラクターだね。学年的にはたった一人の最下級生となるわけだけど、遠慮のない言動はそういったものを感じさせない
また、2年生組のなずな乃莉の関係性も随分落ち着いたものになっている
だからこそ、注目してしまうのは最上級生であり受験が近づいてきたゆのと宮子の学生生活
そう思えば、この二人が改めて表紙を飾った意味は深い
夏休みだけど夏期講習、夏休みだから精一杯遊んで。高校生最後の夏を過ごすゆのと宮子の様子はどこか眩しいもの
そしてその中で最も印象的だったのはやはりゆのの涙。二学年合同のコンクールを前にしてその性質からデッサン内容を事前予想、更には前回の失敗も踏まえた構図と隙のない姿勢
それらが見事に報われて宮子に並ぶほどの評価を得て、あの宮子から「悔しい!!」と言ってもらえたゆの。それこそ高校三年間のゆのの努力と成長が端的に現れたシーンだったんじゃなかろうか
地固めが出来たなら次は受験に向けた心構えの問題
ここで新キャラが同学年から登場した展開には驚きだけど、今のゆのには必要な出会いだったのかも
真剣に絵に向き合って受験対策のデッサンもする。受験したい大学ははっきりしていて受験したい理由も確たるものがある五十嵐
受験に対するイメージを固めていきたいゆのにとっては、いわば次のステージに向かって進んでいる同士として相応しい相手といった印象
体育祭にやまぶき祭。一つ一つのイベントを着実に、そして楽しそうに味わうゆの達の様子にはじんわりと幾つもの感情を覚える巻でした -
懐かしさの占める割合が大きいような気がする。
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久し振りの懐かしい感覚。着実に卒業に向かって時間は進んでいますね。