男らしさという病?―ポップ・カルチャーの新・男性学

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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833110679

作品紹介・あらすじ

マンガをはじめとする現代日本の大衆文化のなかに、あるいは、内観系サークル運動や宗教的なポップ・カルチャー、そして、大衆消費社会のなかのナルシシズムのなかに、もうひとつの男性性の可能性を見い出す。

感想・レビュー・書評

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  •  この本で筆者は、まず前半で「『男らしさ・女らしさ』というものが時代の変化に伴って、どう変わってきたか」という事をアニメや漫画に言及しながら書いている。
     このことは、社会学的なジェンダー論としてのみならず、ポップカルチャー的な文芸作品がいかにして「ジェンダー」というものを描いてきたかを考えるための良書であろう。

     しかしながら、後半は筆者の専門分野である宗教学の目線から書かれている点、また読み方によってはエッセイと感じられる部分もあることから、今回は星三つの評価とさせて頂いた。

  •  サブカルチャーから読み解くジェンダー論といった内容。軸足がジェンダー論にあるため難解な点もあるが、アニメや漫画に言及することで身近な問題として考えることができる。

     <a href="http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20080829/p2" target="_blank">http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20080829/p2</a>

  • 熊ちゃんの授業を思い出します

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著者プロフィール

1962年京都市生まれ。東京大学大学院文化人類学専攻博士課程単位取得退学。現在、愛知学院大学文学部宗教文化学科教員。
単著に『男らしさという病?―ポップ・カルチャーの新・男性学』(風媒社、2005年)。

「2022年 『格差社会の宗教文化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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