スティーブ・ジョブズの王国 ― アップルはいかにして世界を変えたか?
- プレジデント社 (2010年11月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833419468
作品紹介・あらすじ
アップルの"神聖なる"社内を無制限で取材した唯一のジャーナリストにして、世界屈指のベンチャーキャピタリスト、マイケル・モーリッツによる伝説のクロニクル。創業者の生い立ちから激動の創業期を追ったその内容は、繰り返し引用され、"アップル神話"の原典となっている。ジョブズの追放、復活から現在までの軌跡を増補した新版で復刊。
感想・レビュー・書評
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スティーブ・ジョブズがまだ原石だったころの時代がメインのアップルおよびスティーブ・ジョブズに関するクロニクルです。いくつもジョブズに関する本を読んでいますが、やっぱり面白い。
僕の最近のライフワークがアップルおよびスティーブ・ジョブズの研究であることは読者の皆様はご存知のこととは思いますが、この本が有名な本であることはずっと後で知ることができました。
僕が読んだこの本はジョブズがアップルに戻ってきて、iPodやiPhoneをスマッシュヒットさせて、アップルをシリコンバレーの企業の中でも唯一無二の存在にしてからのことが増補された状態で出版されたものを読んでいて、メインとなっているのはジョブズやスティーブ・ウォズニアックたちがいかにアップルを立ち上げ、運営して行ったのか?ということがジョブズをはじめとする創業メンバーの生い立ちにさかのぼってつづられている、ということにすごく知的な関心を持って、読み進めることができました。
有名なエピソードがあまりにも多いので、ここで語ることは省きますが、アップルを一度追放される前のジョブズは本当にメチャクチャな人間で、読んでいても『こんなのアリかよ!?』となんどもつぶやきたくなるようなブッ飛びぶりで、唖然とすることも一度や二度ではありませんでした。とくに、マッキントッシュのプロジェクトを当時リーダーだったジェフ・ラスキンから、半ば強引に奪い取り、ムチャ振りに次ぐムチャ振りの連発で完成にこぎつける姿はすさまじい執念じみたものを感じて背筋が寒くなったことを覚えています。
そんな彼も30歳で自らが引き抜いてきたジョン・スカリーと対立するようになり、自分が創業した会社を追われるようになります。後に彼がスタンフォード大学で行った有名なスピーチで
「私にとっては苦い薬でしたが、病人には必要だったんでしょう。」
と述懐しておりましたが、ネクストとピクサーを経営する10年間がおそらく彼を大きく変えたのでしょう。彼のやったことをそのまま一般の会社でやると、社会的には抹殺されますが、彼の原石だったころの生き方を研究することは「世界を変える」ということについて、大きなヒントが隠されている。そんな気がしてなりません。彼は56歳の若さで逝ってしまいましたが、彼のなしえたことは永遠だと、最近つくづくそう思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
プレジデント社のサイトで見つけて興味を持った。
mnsn01-64
【要約】
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【ノート】
・ちょっと期待していたような内容ではなかったけど、リアルなジョブズのかつての姿が描かれているという印象。 -
読了。
宗教的で、個人的でこだわりが強すぎて、ニッチで。
だけどそれがいつしか跳ねてポピュラーになる。
大衆受けするものはいらなくて、やりたいようにやるのが正解で。
より、強くこだわり、独善的で物語があるものをもっと生み出してみたい。 -
Appleの創立期はこんなんだったのかと関心
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いらん.文章が汚い.考察無い.途中で読むのやめた.
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アップルがいかにして世界を変えたのか、がズバリ分かる1冊でした。
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図書館にて。
Appleの創世記。
エピソードが、どことなく所属企業に似ている気がする。
Jobsという人について知りたくて、
手に取ったのだけど、Jobsについては、
あまり書かれていないので、注意。 -
Apple創業者であるスティーブ・ジョブズの半生と創業メンバーの話です。
若干ダラダラ感も正直否めないところもあり、また、訳本という事もあり読みづらいところはありました。
但し、増補版エピローグの部分はジョブズがAppleを一度去り、そしてまた戻ってくる過程を描いていますが、この部分は非常に分かりやすく、今の快進撃のAppleを知るには非常に勉強になりました。
iPhoneやiPadは今や大ヒット商品ですが、それを生み出したAppleとスティーブ・ジョブズは知っておく必要があると思います。 -
目次を見てパラパラとページをめくった瞬間に嫌な予感がしたが、やはり途中で挫折してしまった…。アメリカ的文章と言うか言い回しには正直あまり馴染めない…。想像していたような本ではなかったが、最後の解説で内容を推し測ろう。図書館で借りた本なのが幸い。今後読み返すこともないだろう。図書館利用。