- Amazon.co.jp ・本 (435ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833420136
作品紹介・あらすじ
東京は江戸川区にある日本一変わった最強の書店、
読書のすすめ店主の清水克衛氏が大絶賛! !
「あの『夢ゾウ』を読んだ人にも、そうでない人にも、
私が今最もオススメしたい本が『鴨トラ』だ! 」
死ぬまで二十日間、あなたならどう生きる──?
読めば何かが変わる、傑作ヒューマン小説
感想・レビュー・書評
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会社をクビになり、そして突然殺し屋に命を奪うと言われる。命の猶予は20日間。かなり厚い本だがノンストップで読めてしまった。
「夢をかなえるゾウ」を読んだ人は共感できると思う。読後感はいい。考え方や生き方を見直せる機械を与えてくれたと思う。でもちょっと構成や設定に矛盾がないとも言えないかな。
【読書のすすめ清水店長推薦】詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久々に出会って良かったと思えた1冊。
435ページ。決して薄い本ではないが
ページ数以上の満足感でイッパイです♪
突然殺し屋に狙われる男。
残された命は20日間。
日に日にせまる殺される日。
どうしても生きたい。
どうすればいいだろう?
主人公の彼は、このあとある行動に出ます。
これ以上は、著作権の都合上申し上げられません(笑)
まるで、 西田文郎先生が言われる
「十人の法則」の小説版のような お話です。
人間は必ず100%亡くなります。
歴史上例外はありません。
そのことを誰もがわかっていながら
「地獄言葉」を吐き、人に物に「感謝」が出来ないでいます。
もうそろそろ本当に大切なことに気づき、
次の世界に渡さなきゃなりません。
迷っている暇はもうありません。
この本、読みましょ! -
平成25年1月発行のYAだよりで紹介された本です。
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傑作。殺し屋に20日後に死ぬと宣告された主人公。
その20日間が彼を変える。
何度読んでも面白い。 -
ストーリーものを読みたい!と何か無性に掻き立てられ、ぶっといぶっとい本を今読み終わった午前1時。
1人の男が一流企業をクビになる。
その男がどういうわけか、殺し屋に狙われることになる、しかも期限付きで。
助かる方法は殺しの依頼者に依頼を取り下げてもらうこと。
20日後に迫った自分の死とどう向き合い、周りの人とどう接していくのか、そしてその男はどう変わっていくのか。
少し自分と向き合って、少し自分と話しして、少し自分の成長を感じれたかな。
僕は思うんです。
本来男なんて生き物はもの凄く単純で。
格好もつけたいし、格好もよく見られたい。
チヤホヤもされたいし、モテもしたい。
飛躍すれば、SEXもしたい。笑
でもこういうのって男性の根本原理であって、自ずとこれが直接の自己満足や幸福に繋がることはあまりない。
それなら家族とご飯食べなが他愛のない話をしたり、子供と犬の散歩を行ったり。
ただいまーって帰ってきたら、子供と犬2匹が玄関までダッシュしてきてくれる。
嫁さんのお疲れ様って言葉に癒されるし、赤ちゃんのギャン泣きにも笑えちゃう。
今日なんて、子供が納豆5粒食べたんだって!
凄いじゃん!
子供が納豆食うんだぜ!
毎日感動の連続やし、幸せなんてどこにでも転がってる。
気付けるか気付けないかだけなんだよ。
ほんと。
そんな毎日のちょっとをそっと気づかせてくれた本。
読後モヤッと感とスッキリ感とが入り混じってモッコリ感。
おやすみんさい。 -
読書のすすめの清水店長に勧められて読みました。
いきなり殺し屋に20日後に死を宣告される主人公は、今までの人生を振り返り、自分の命を狙う依頼主探しに奔走します。
個性的な依頼主候補の登場人物。その様々な生き方を通じ、物語を読み進めていく中で、自分の生き様に思いを巡らせました。
幸せとは何か?
生きるとは何か?
今の自分をどう思うか?
このままでいいのだろうか?
いつの間にか、考えることを棚にあげ、日々に追われるようになっていた私に、もう一度、立ち止まって考えるキッカケになりました。
最後、少し分かりにくいところや、つじつまが合わないと感じる部分もありましたが、一気に読み進めていける壮快感のある本でした。 -
まわりの人への感謝が大事というメッセージを感じた。終盤にもっと盛り上がりが欲しかったかも。
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鴨下虎太郎が後20日間で死ぬ話。これまで気にかけていたことを精算していくような流れ。その中で人生とは何であるかを考えていく。中でも最終日前のクロードさんの絵「人生」を購入するシーンは、絵の中心に向うに連れて色が薄くなっていくという描写に、人生が現れているのだと感じ、よく考えて作られていると思った。クロードさんの言葉で「死ぬまでに何をすべきかよりも、何をすべきでないかを考えると良いかもしれませんよ」というのが印象に残った。最後のエピローグでは恐らく虎太郎と美春が料理店をやっている場面で殺し屋さんが食べにきているという状況なのかな?同い年の作家さんが書いているのだが、結構面白かった。次の作品も読んでみようかな。