あなたがスマホを見ているとき スマホもあなたを見ている

著者 :
  • プレジデント社
2.79
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本棚登録 : 62
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833422581

作品紹介・あらすじ

するどく時代を切り取る芥川賞作家が綴る、ありふれた日々の暮らしにスパイスを振りかける珠玉のエッセイ69選。

感想・レビュー・書評

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  • うんうんと頷いたり、クスッとしたり。
    軽い気持ちで読んでいながらも、どこか心に残る感じが軽妙でとても良かったです。

    「若者は頭が体におくれる。
    中年は体が頭におくれる。
    そのうち頭も体もおくれる。」

    その見出しには、うーんなるほど!と唸りました。

  • タイトルに惹かれて、図書館リサイクルでもらった本書。

    こういうエッセイ書いてみたいなと思わせる作品。
    日常の中でそれを物語というか自分の感性で表せる。
    簡単なようでいて、奥が深い。
    小説とはまた違った面白さなんだよな。

  • タイトルに惹かれて。とても気軽に読めるコラムでした。

  • スマホが生活の一部になってしまっていることに気づかされた。日々の風景でも何かしら変化があるかもしれないのに、それにも気づかないほどスマホの画面に夢中になってたんだな…スマホに頼りすぎて、ペンで文字を書くことでさえめんどくさくなっていたことに気づいた。スマホ以外のことにも関心をもてることがとても大事なんだなと思った。

  • 日々の暮らしを切り取ったエッセイ集。うーん、スマホかぁ。もう生活には欠かせないものになってしまっているからねぇ・・・少しデジタル製品から離れてみる時間も大切かもしれません

  • タイトルから、スマホに依存する現代人に対して警鐘を鳴らすエッセイが多数並んでいるのかと思いましたが、現代射会というよりも日常生活の様々な場面を切り取ってコメントしている作品が多かったです。
    特に、破損してしまった皿や急須の修復の過程で、職人や業者の温かい対応に心を打たれた様子は、読んでいて思わずほっこりとした気持ちになりました。
    具体的にスマホ依存による弊害などは描かれていませんが、時代の流れとともにしだいに世の中全体のペースがせわしなくなってきたことに対する筆者の寂寥感は、「スマホ」や「ネット」がなく、公衆電話や固定電話ばかりだったころを(もちろん、その時代もそれ以前に比べれば慌ただしくはなっていたのでしょうが)少しだけでも知っている世代として、共感できる部分もありました。

    個人的には、「犬の散歩にふさわしい正装とは?」という文章を、犬好きの同僚に薦めてみたいところです。

  • 914.6

  • 筆者はスマホが登場してからは、毎日が気ぜわしくなったという。人は、ちょっと立ち止まり、ゆっくり考えてみる時間も必要だ。ぼんやり過ごす時間は無駄では無い。

  • 著者、男性だったとは!

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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