もしも鳥と話せたら

  • プレジデント社
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本棚登録 : 86
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833424486

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。リア充になるために、鳥類から学ぶツガイ獲得戦略。多分、コアな鳥屋がからんでない所為か、内容がとても浅くて軽いので、全く肩の凝らない、万人向の娯楽本になっている。大学3年21歳、片思い中の春野花という女性が、いろんな鳥たちの繁殖事情や、各鳥種におけるモテについて、その鳥種と会話と漫画を交えて、恋愛のアドバイスを受ける、という流れ。まあ、鳥類の繁殖はほんとうにバラエティに富んでいるいるので、実際の人間のブリーディングにはなんの参考にもならんかもしれないが、もしかしたら、ここから学ぶことがあるかもしれない。という、示唆が、、あるんか、ないんか、、。とはいえ、「フラミンゴのおしえ」とか「マガモ のおしえ」とか、各鳥種との対談の後、むりくりに人間の繁殖戦略にも応用できるように、簡潔にまとめられている。
    最後に花さんの繁殖は成るのか?!(結果はラストシーンで)

    個人的にはやっぱりシジュウカラの一瞬でポジティブ会話が笑った。
    基本恋愛指南書的な雰囲気を装ってますが、
    恋愛に興味のない鳥屋も楽しめる、軽い娯楽本となっている。
    でもまあ、
    ちょっと悩めるお年頃というか、
    まっただなかの子供達におすすめしたいような気がするねぇ。

  • 生き物に人生相談するシリーズ。
    今作は恋愛編。
    いつも通り、動物行動学を楽しく学べる。
    イラストがみんな可愛い。

  • 春野花さんが鳥の生存戦略に学ぶ愛とか恋とか理不尽だとか。もしも鳥とはなせたら
    花ちゃんに春はやってくるでしょうか。

    最後でも、どんなに落ち込んだって、きっと
    また、春はやってくる。最初と最後に漫画がありました。とてもストーリーは読みやすく他の
    もしも虫と話せたら
    もしもカメと話せたら
    どれも面白そうです。

  • 【概略】
     大学三回生の春野花は、同じ学部の冬島くんに恋をしているが、内気な性格からかなかなか声をかけられないでいる。そんな彼女、ふとした途端に空中、大空高くに放り上げられてしまった。そこで出会ったのは沢山の鳥類。鳥達の生存戦略・特徴から、冬島くんへのアプローチ方法を学ぶという、生物学的&恋愛的バイブルに・・・なりそうな予感の本。

    2022年10月28日 読了
    【書評】
     名鉄名古屋駅で電車に乗り損ね、次の電車が来るまでにパンでも買って食べようとコンビニに。併設されている本屋さんに立ち寄ったのがこの本との出会い。最近、ちょっと鳥との縁が深いため、思わず手に取ってしまった。
     好きな男の子に向けてのアプローチといった恋愛的な見方はともかくとして、本書で紹介されている鳥の特徴については「へぇ~」の連発で、楽しく読めた。
     たとえばウグイスの「ホーホケキョ」の最初の「ホー」は、息を吸ってる(「ホケキョ」で息を吐いてる)とか、「キツツキ」という名の鳥はいない(キツツキは、「キツツキ目」「キツツキ科」といった分類)とか、清少納言が枕草子で、松尾芭蕉が俳句で「カラスうざい」といった言及をしているとか、そういった鳥類あれこれを沢山楽しめることができるのだよね。もっとも、それがなにか喜餅の人生に直接の利益を生み出してくれるのかどうかは、わからないのだけども(笑)仕方ないよ、そういうことを「知る」ってことに喜びを感じてしまう人間なのだから(笑)
     単なる「鳥」という一つ抽象度の高い言葉で括るのではなく、「コゲラ」とか「スズメ」とか「ヒヨドリ」とか「ムクドリ」とか、一つ具象度を上げた形で鳥を見てみると、こうも個性が発揮されているのだと、あらためて思わせてくれた本だった。
     あっという間に読めてしまうので、鳥に興味のある人は、真っ先に手に取ってみるといいかも。

  • 恋の悩みは鳥に相談しよう!
    いろんな鳥の生存競争には恋の奥義が満載!
    対話形式で鳥の生態と恋のアドバイスの両方を知ることができます。
    ほんわかしたイラストの鳥入門書。

  • 4月27日新着図書:【恋愛に大事な考えは鳥の生き様から学べる!野鳥たちは子孫を残すために様々な方法で恋愛を成就させます。まずはアピールから、など。恋に悩んでる学生さん、本書で学んでみませんか!?】
    タイトル:もしも鳥と話せたら
    請求記号:488:Pe
    URL:https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28198538

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著者プロフィール

1988年東京都生まれ。第19回岡本太郎現代芸術賞入選。身近な虫をモチーフにさまざまな作品を制作している。SNS総フォロワー数は約30万人。著書に『ゆるふわ昆虫図鑑』(宝島社)、『昆虫戯画びっくり雑学事典』(丸山宗利氏共著/大泉書店)、『ゆるふわ昆虫図鑑 ボクらはゆるく生きている』(KADOKAWA)など多数。

「2022年 『ゆるふわカエル図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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