ヒト・モノ・カネを自在に操る 孫子の兵法

著者 :
  • プレジデント社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833450942

感想・レビュー・書評

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  • 有名な首相補佐官だった人が書いた孫子兵法の概括的説明。具体例が豊富で話としては面白い。孫子の解説としては物足りない。だから初めての人孫子の兵法ってどんなのってのを、ざっと掴むのにいいと思います。

  • この本も横山光輝ですσ^_^;
    でもマンガじゃなく挿絵的でしたd(^_^o)

    戦わずして勝つ
    兵法の妙というやつですね。
    相手を屈服させるのは難しいし兵法としては完勝はアカンって言ってます。
    でも著者の言うように
    相手を理解して協力してもらうために説得する
    と捉えればハードルは下がります。
    僕も常に周りに味方を増やして攻めるときは上から攻めるので基本的に引き分け狙いというところです。
    勝つと怨みを買うんでねσ^_^;

    本書にも出てきましたがシベリア鉄道北海道まで来て欲しいなあ…

  • ・将に五危あり
    1)必死は殺さるべきなり:必死になりすぎては本当に死んでしまう。
    2)必生は虜にさるべきなり:生き残ることばかりを優先しては勝ち残れず捕虜にされるのが落ち。
    3)忿速は侮らるべきなり:短気で怒りっぽいと、敵の術中にはまる。
    4)廉潔は辱むらるべきなり:清廉潔白なだけでも、敵にいいようにされてしまう。
    5)愛民は煩さるべきなり:民衆・部下への思いやりを持ちすぎても、心配事が増えるだけで、冷静な決断を下せなくなる。
    →結局「いい人」なだけではいいリーダーには決してなれない。ただの「いい人」を超えるために必要なのが「九変の術」。

    ・素晴らしいリーダーは、行動を起こしてからも迷うことはなく、戦いが始まってから窮地に陥ることはない。相手と自分の力量を把握し、天の時、地の利を得て戦えば、勝利は確実。

  • すぐ読める。

    小泉元首相の秘書。
    その仕事ぶりが冊子の兵法につながる所にあるということで書かれた本。


    これを読むと、自民党政権は長く続けられたのは、その政権を持続するための方法や人材がいたことがよくわかる。
    お酒は飲まないと言う著者の徹底ぶりは、仕事をする上でも役立ちそう。


    シベリア鉄道の日本までの延長は実現したら面白そう。


    1敵が強い時は戦わない

    2コストをかけずに短期決戦

    3戦わないことが最善の策

    ・話したくない相手と会食することになった時は、カニ料理がオススメ。

    無言でカニの殻を剥くのも違和感がないし、まずい話が降ってきたときには、痛がる仕草をして話を切ることもできる

    ・嫌いな相手と選挙活動(車に乗せる)をする
    →理由 仕事(選挙活動)に専念してもらうため



    4戦う前の態勢作りが勝敗を分ける。

    ・相手と長時間交渉したくない時
    相手にふわふわのソファーに座らせる。
    そうすると相手が姿勢を整えることに意識が行きがちなので、商談を短くできる。


    5とりあえず、勢いのある人に乗っていけ!

    6どうすれば主導権を握れるか

    ・相手の出方を探ることに全力を注ぐ

    7スケジュール管理を侮るな

    ・自分の作戦を相手に知られないようにする。
    (あえて秘書官と打ち合わせと書いておき、空白の時間を確保しておく)
    スケジュールに余白を持たせる。
    ただし、相手には知らせず、忙しそうなふりをしておく。


    8おかしな上司の命令には従うべきか

    ・理不尽な上司の指示も「はい」と言えるように準備しておく

    9効率的な移動で差をつける。
    11の裏の活かし方
    11戦おう以外の生き延びる道がない。
    12炎上への対処法、
    13情報活用リーダーの常識

  • 「孫子の兵法」についての解釈自体は非常に楽しく読ませてもらいました。これだけ古くに書かれたものが現代にも十分適用することを実感できることも非常に興味深いです。但し、政権、ひいては自民党に関する擁護にしか見えない部分が所々にあるのが気になりました。

  • 【読書・勉強】孫子の兵法/ 飯島勲/20161007/(126/552) <206/56941>
    ◆きっかけ
    ・日経広告?

    ◆感想
    ・素直、いい人、というのは子供には褒め言葉だが、大人にはそれ以上のネガティブな意味合いもありそう。結局のところ、この世の中それだけでは生きていけない、それは孫子の兵法があった2500年もの前から言われていたことなのだなと感じた。
    ・孫子の兵法は読んでないが、表層だけでもつかめた?

    ◆引用
    ★兵は詭道なり(=戦いはだましあい)。出来ないようなフリをし、必要でも不要なフリをし、近くにいても遠くにいるように見せかける。利益をチラつかせて誘い込め。相手が混乱しているようなら奪い取れ。敵の戦力が充実しているときは守り続け。敵のほうが強ければ、戦うのを避ける。挑発しても怒らせて敵の気持ちを乱す。経たに出て相手を驕らせる。。相手のほうを動かして疲れさせる。敵と友好関係を結び相手を分裂させる。相手が備えていなければ、攻める。不意を突け。これが兵法における勝利である。相手の出方によって攻め方が変わるので、あらかじめ決めることはできない。
    ・降伏させると思うとハードルが高r九なるが、相手の気持ちを理解して、自分に協力してもらうための説得、と解釈すれば応用範囲が広がってくる。
    ・話したくない相手とはカニ料理。カニむくのに夢中。嫌な話なら、痛いと指切ったふり。
    ・敵を知り、己を知れば、負けることはない。
    ・実際に戦う前の態勢づくりが勝敗をわける
    ・正攻法と奇襲をバランスよく
    ・とりあえず勢いのある人に乗ってけ。
    ・敵より先に戦場に到着して迎え撃つようにすれば、余裕をもって戦うことができる。逆に遅れた場合は不利。
    ・最初に優位なポジションを手に入れてしまえば、その後の交渉が楽。
    ★褒めるばかりではバカにされる。自慢ばかりでは嫌ややつ。よって、自慢しながら褒める。例)私は営業成績がずっと一位ですが、そんな私から見て、御社の社員のコミュニケーション能力は高い。
    ・情報を入手して主導権を得る。相手の出方を探ることに全力を注ぐ。こちらの真意を悟らせない無形の状態が最強。
    ・自分の作戦が相手に知られないことが勝利につながる。何が起きても臨機応変に対応できるスケジュールつくり。
    ★理不尽な上司の指示を逆手にとって自分を売り込む。いい人で終わらない。

  • 議員秘書としての体験談は興味深いけれど、万人に通用するものでない。読むだけ無駄。横山三国志の挿絵は詐欺。

  • 朝青龍の話が面白かった。

  • ▶︎購入 28/06/15
    ▶︎2016/06/20-06/27
    ▶︎良き参謀なき将は、無能である。そのことに気づいていないからである。民主党の3年間は正にそれを裏付けている。ポピュリズムである。▶︎今回のイギリスEU離脱も同様である。

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著者プロフィール

1941年茨城県つくば市生まれ。中央大学文学部卒業後、(株)マルマンを経てアコーダー・ビジネス・フォーム(株)に入社。持ち前の「押しと粘り」で7年間連続営業成績トップを獲得、サラリーマンの平均年収が63万円の時代にボーナス込みで1000万円の年収を得る。75年同社を退職後、茨城県つくば市に東日本印刷を起業。最盛期には年商約10億円を達成。現在は、趣味を楽しむ日々を送り、悠々自適のゴールデンタイムを満喫中。

「2021年 『70歳からを輝かせる生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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