情熱はほろ苦く (ハーレクイン・ロマンス 1373)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833513739

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  • クレアは四歳のときフレッチャー家の養女になったが、六年後に養父母が事故で他界すると、義理の祖父に引き取られた。吝嗇な義理の祖父は血のつながりのない孫娘をろくに学校へも行かせず、無給のメイド兼看護婦としてこき使った。しかし、その義理の祖父も長患いの末に亡くなり、弁護士によって遺言が読み上げられたとき、クレアは愕然とした。いとこの一人と結婚するという条件つきで全財産が彼女に譲られるのだ。長年、義理の祖父に尽くしてきた使用人の老夫婦には何も遺されていない。私は何もいらないけれど、このままでは老夫婦が路頭に迷ってしまう。クレアは悩んだあげく、いとこの一人デインに思いきって結婚を申し込む。十六歳のときに彼女の心を切なくときめかせた男性―いまや大財閥のトップで、多くの女性と浮き名を流しているデインに。

    いかにもなリン・グレアムヒーロー。人の話しを聞かないところも、自分が正しいと思い込んでいるところも、ここまでくるとさすがとしか言いようがない。これで本当に企業運営ができているのか、不思議すぎる。
    ヒロインは踏んだり蹴ったりでかわいそうではあるのだけど、うーん、ヒーローに積極的に応えてしまうあたりあまり同情ができない。そこは突っぱねてほしかった。そうじゃないからヒーローにつけ込まれるわけだし。そしてやっぱりヒーローを簡単に許しすぎ。もう少し反省させてやれ。

  • クレアは四歳のときフレッチャー家の養女になったが、六年後に養父母が事故で他界すると、義理の祖父に引き取られた。吝嗇な義理の祖父は血のつながりのない孫娘をろくに学校へも行かせず、無給のメイド兼看護婦としてこき使った。しかし、その義理の祖父も長患いの末に亡くなり、弁護士によって遺言が読み上げられたとき、クレアは愕然とした。いとこの一人と結婚するという条件つきで全財産が彼女に譲られるのだ。長年、義理の祖父に尽くしてきた使用人の老夫婦には何も遺されていない。私は何もいらないけれど、このままでは老夫婦が路頭に迷ってしまう。クレアは悩んだあげく、いとこの一人デインに思いきって結婚を申し込む。十六歳のときに彼女の心を切なくときめかせた男性―いまや大財閥のトップで、多くの女性と浮き名を流しているデインに。

  • 18年前、フレッチャー家の養女になったクレア、それから6年間は養父母の暖かい愛情に包まれて幸せを味わったが彼らが突然交通事故でなくなり、父方の祖父アダムに引き取られる事になった。そのアダムは初めは厄介者扱いし、利用できると考えると、いいようにこき使われた。そのアダムが亡くなり遺言でクレアに全財産が残されたが、条件としてフレッチャー家の孫の一人と結婚することと記されていた。その条件を喜ぶカーターとは決して結婚したくない彼女は長年仕えてきた使用人に何も残されなかった事に胸を痛め、それだけが気がかりで16歳のころ恋心を抱いたアダムの孫の一人であるデインに自分から意を決して結婚を申し込む。資産家でプレイボーイの彼に望むのは遺言で得られるお金で、年老いた使用人の役に立ちたいという気持ちからだった。意外な彼の承諾に驚きながらも、これで自分も愛するマックスと一緒になれると名ばかりの結婚をしたつもりが、デインはクレアにはめられたと誤解して、マックスの存在も信じようとせず、無理やり彼女を本当の妻にする。その後マックスの正体がわかるが、それをデインに言えば同情でこのままの関係を続けるだろうと思い、彼に迷惑をかけないようにと自分から別れを告げるが、そのあと妊娠に気づき・・。  ヒロインが初めは他の男性を愛していると思っているのでヒーローの傲慢な態度にも十分渡り合ってる。女の影をちらつかせるヒーローが苦手だけど、それがメロメロが高じてだから許せる。

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