、「教えてくれ、サラ……きみはなにを着て寝る?(49頁上段)」っていうのはロマンチックな質問なの? なんて答えるのが正解なんでしょうか。自分はユニクロの部屋着のズボンとババシャツです。
やっぱりあれですか、「CHANELの5番」ですか。そんなの地震が来たとき困るじゃん。
あっ、この社長も従業員にキスしましたよ!(56頁上段) でも、この物語『愛の因数分解』の斬新なところは、ヒロインの正体が著名な天才物理学者で、田舎の中小企業の社長なんかよりよっぽど社会的地位が上なところだと思う。
ついに24歳の天才物理学者というヒロインの正体がばれて、高卒叩き上げ社長の恋人にふられそうになっている。学歴コンプレックスなぁ…。
自分はたいして賢い方じゃないけど、そこそこ勉強好きな若い女が社会に出て感じる軋轢みたいのには結構リアリティを感じた。
邦題の『愛の因数分解』っていつ出て来るんだろうと思ってたら、最後まで出て来なくて、よく見たら原題“Man by the Fire”だった。この邦題はどこから湧いてきたんだ。原題はわりとストーリーに即してる。
愛を素因数分解したら、たぶんエロスとか出て来ちゃうから、そこらへんは分解せずにふわっとさせといた方がいいと思うの
恋人カルビン・ハリマンにもやっぱり胸毛の描写があって、あちらではいい男には必ず胸毛が生えてるものなのかしら。あと、ヒロインがアフターシェービングローションの香りきゅんと来てる描写も何度かあったものの、ぴんとこない。