きつねものがたり (世界傑作童話シリーズ)

  • 福音館書店
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000580

感想・レビュー・書評

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  • 絵本の良書
    狐が人のために 役立って働く
    違和感がある
    犬を支配して番人として 人のために働く
    恩返しというものでもない
    動物の主従関係は変だ

  • キツネが言葉がわかるようになったのがびっくりした‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️

  • 人間に育てられたキツネが、頭が良かったので言葉や文字を覚えて、色んな知恵を働かせて人間をアッと言わせる物語。
    はじめ、一見どこかにありそうなあらすじだし、頭がよくても、ずる賢くみんなに嫌われるタイプ話しかと思ったのに、このキツネくんは心根が優しく正直者で、どうにも愛らしいキャラクターでした。
    人間のように振る舞う姿とかクスクス笑ってしまう、楽しい物語でした。

  • きつねが、いろんなわるさをしているのがどれもおもしろくて、ついわらっちゃった。読むのをやめられなかった。それから、きつねがいろいろなものがたりが本当なのだと思っているのがおもしろい。絵がカラフルできれい。(小2)

  • 「森番の家のきつねくんは、いつも本を読んでもらう。お気に入りは、王様も負かしてしまうかしこいキツネの話。聞いているうちに、なんと!きつねくんは字が書けるようになった。」

    (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より紹介)

    ・初めは人間をだましてごちそうを横取りしようとしていた狐だが、人間に自分の賢さを認めてもらうと、それがうれしくて立派な森番になろうと決心する。
    ・きつねが物語のまねをして失敗したり、ずるいだけでなく最後には役に立つ立派なきつねになるところに読者は安心する。
    ・チェコの雰囲気が漂う楽しい物語。
    ・読み聞かせにも向く。

  •  森番の家に飼われていた賢い子ぎつねは、女の子にお話を聞かせてもらううちに人間語を覚える。自由を求めて逃げ出したものの、食べ物に困ってしまったきつねは、昔話の中のきつねのように知恵を働かせることを思いつくーー。

     何度失敗しても諦めず、人間を相手に知恵と行動力で大活躍するきつねの生き様が爽快。いっぽうで、ずる賢いくせに一直線すぎてマヌケなことをしてしまう面もあり笑いを誘う。素朴でユーモアを感じさせる挿絵もお話にぴったり。

    「もう、むかし話のきつねなんか、ほっておこう。あんなのは、森ばんのぼうやみたいな子どもに、ちょうどいいんだ。ぼくのような学問のあるきつねには、ばかばかしくって。うそだらけのやくたたずさ。はらのたしにもなりゃしない。
     よし、これからは、べつなくらしかたをしよう。最新式のやりかたでいくぞ。」

  • きつねが主人公の話はたくさんあり、きつねが人の言葉を話す物語もたくさんあるが、今まで読んだきつねの話とは全く違っていて好きな作品。

    きつねでも、学ぶことで人生(きつね生)を豊かになることを描いている。
    「ごんぎつね」とも似た部分があったが、結末は異なる。合わせて読んでも良い。

  • やったなキツネ。夢と知恵とユーモアがあれば。

  • 人間に育てられ、人間の言葉が読み書きできるようになったキツネが、森へ帰り一人で暮らし始める。知恵を働かせて、えぞいちご丘の森番になるまで。

    チェコに旅行に行くことになり、ラダの作品を読み直してみた。

  • 基本図書なので借りて読んだ。

    子ぎつねは、ふたりの子ども、エーニクとルージェンカに、人間のことばや字の書き方、歩き方を教わった。
    それからきつねは、ひとりで森でくらすことにして……。
    きつねの出世一代記。

    最初は、ずるくていやらしいきつねだなぁと思って読んでいました。
    中盤からは、きつねの失敗と成功がバランスよく出てくるので、そんな思いは中和されていきます。
    それから、きつねが、肉屋のシペイリクさんと森ばんの賭けの件から森ばんへ、ひろいものの件からシペイリクさんへ、それぞれ親しみを覚えていくくだりに、作者の物語を紡いでいく力のすごさを感じました。
    物語の波やうねりをうまく流している、そんな印象がありました。
    最後はハッピーエンドでよかったです。
    絵が特徴的で、ソーセージを両手にしたきつねの表情など、ときどき笑えます。
    きつねの絵が絶妙にかわいくないのが、ひょうきんでいいです。
    ほかの方のレビューにもありますが、カラーの絵が物語の場面とは違うところに入っているのが残念でした。
    そういうちぐはぐな本は昔はけっこうあったので、懐かしさを感じることができましたけども。

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著者プロフィール

ヨセフ・ラダ

「1966年 『きつねものがたり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

内田莉莎子の作品

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