くしゃみ くしゃみ 天のめぐみ (福音館創作童話シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834001518

感想・レビュー・書評

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  • くしゃみ、しゃっくり、いびき、おなら、あくびなどの生理現象を60年近くも前にユーモアにあふれる話として、今もなお受け継がれていることに驚く。まだまだ出会っていないこのような絵本に一冊でも多く出会いたい。

  • くしゃみ、しゃっくり、いびき、おなら、あくびにまつわる昔話を集めた本。
    どれも愉快で、クスッと笑える楽しいものでした。

  • お話の大筋も細部も、愛情に満ちている。おばあちゃんが孫に話してあげるような優しい語り口に心が癒される。

    異形のものが恵まれる物語。新自由主義の現代日本からはもうこんなお話は生まれ得ないように思う。

  • ゆかいなお話

  • ■伊藤忠063
    #くしゃみ くしゃみ 天のめぐみ
    #2階本棚・上段

    #読んであげるなら5・6歳から
    #自分で読むなら小学中学年から

    ■出版社からの内容紹介
    「出てしまう体の生理現象が幸運を呼ぶお話集」
    くしゃみ、しゃっくり、いびき、おなら、あくびなど、どうしても出てしまうものを題材にしたお話集です。表題作は、大きなくしゃみが出てしまうおっかあと「はくしょん」という名の息子のお話。息子はおっかあのくしゃみの勢いで山を超えていきます。「とめ吉のとまらぬしゃっくり」では、ふいてくる風向きで出方が変わるしゃっくりのおかげで、とめ吉に運がまわってきます。ほかにもユーモアにあふれた大らかなお話が全5編。

    #96ページ
    #21×19cm
    #伊藤忠寄贈図書

  • おっかあくちから
    くしゃみ5はいぶんのくしゃみがでてきておもしろかった
    ※図書館で借りた本

  • むかしむかしのおはなし五つ。くしゃみに、しゃっくり、いびきに、おなら、最後はあくびのおはなし。(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より)

    ●くしゃみくしゃみ天のめぐみ
    ●とめ吉のとまらぬしゃっくり
    ●かん太さまのいびき
    (内容)かん太はどえらいいびきかき。かん太のじいさまは夜眠れなくなって困り、かん太はウマ小屋で寝る事にした。するとウマも寝れなくなる。ブタ小屋で寝ればブタが寝不足。では山で寝ると、かみなりさまがそのいびきを聞きつけて天から降りてくる。
    (語るなら)11分 小2,3
     筋が軽快に展開し、聞いていておもしろい。うまの力がぬけた時の様子、ブタのやせこけた様などがとてもユーモラス。
    (『お話のリスト』東京子ども図書館 より)

    ●梅の木村のおならじいさん
    ●あくびあや太郎

  • くしゃみ、しゃっくり、いびき、おなら、あくびをテーマにした、昔話風の五つのおはなし。

    息子を山の向こうに飛ばしてしまうほどものすごいくしゃみ、ひっきりなしに出るしゃっくり、誰も眠れなくなるほどのいびき、とてつもなくくさいおなら、スズメたちが口の中を通れるほどの大あくび……。人間の生理現象が、おかしみのある物語を見事に創り上げていた。描写がとても具体的で、ありえないことなのに景色がいきいきと絵に浮かぶ。ユーモアたっぷりで、きっと子どもたちは終始笑って聞いたり、読んだりすることだろう。

  • 『子どもと本をつなぐあなたへ―新・この一冊から』で紹介されていたので、手に取った。

    くしゃみくしゃみ天のめぐみ
    とめ吉のとまらぬしゃっくり
    かん太さまのいびき
    梅の木村のおならじいさん
    あくびあや太郎

    「えー、おもしろい」というのが読み終わったときの感想です。
    昔話風の創作で、おもしろいです。
    子どもが好きそうな生理現象の話ですが、下品ではない。
    めでたしめでたし、な終わりが多くて、楽しく読めます。
    丁度いい厚さ91ページだし、おもしろかった、読めた、という満足感も得られると思います。
    絵もすてきです。

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著者プロフィール

兵庫県神戸市生まれ。大学卒業後、渡米。ウェスタンミシガン大学大学院で児童図書館学を学んだ後、ボルチモアの公共図書館に勤める。帰国後、子どもの本の普及に努め翻訳、創作など多方面で活躍。

「2015年 『新・小学校国語の教科書に出てくる読み物セット 全11巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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