- Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834003178
感想・レビュー・書評
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「みんなで!いえをたてる(著者 : 竹下文子 制作 : 鈴木 まもる)」は住宅建築のプロセスを紹介する絵本でしたが、これは要求される機能から住宅を考えるもの。
なぜ家があるのか?必要なのか?から始まって、どんどん便利になっていく暮らしの道具だと説明します。
そして最後に「そして、これからも もっと くふうして もっと もっと べんりに なることでしょう。」と結んであります。
ここにはちょっと疑問。
トイレ一つをとってもボタンがいっぱい並んでいてコクピットのようだと言われる日本の住宅。外出中も家の様子をモニターできたり家電の操作ができたりとロボット化している……。
健康な人には今のままで十分じゃないのかなぁ?
それよりもシックハウスのような疾病建築じゃなくって、住む人が健康でいられる住宅。
家のどこに居ても、自然と家族の様子が感じられて、なんとなく集ってしまうような住宅。
外側だけの機能ではなくて、人の内側や周囲との関係もうまくコーディネートしてくれるようなおうちがいいなぁと思ってしまいます。
ちなみにこの本が発行されたのは、1969年。東京オリンピックのと万国博覧会の間ですよ。高度経済成長期の真っただ中!!!
古典です。今も読み継がれていることに感動です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
加古さんの本で一番好きな本です。家とは何かを小さな子でもわかるところまで落とし込まれていて、その言葉遣いに子供への敬愛を感じるのです。
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言われてみれば当たり前のことだけど、
屋根があり、壁があり、入り口があり。
家が快適な生活を支えていることに気づく本。
未就学児、低学年向け。 -
さすが加古さん、加子さんの頭脳明晰さが伺える良質な絵本。家の成り立ちを子供も楽しめる文と絵で説いている。家や暮らしというものをこれほどわかりやすく描いている絵本って他にないよね。年中の息子も大好きで、図書館で借りた後すぐ購入しました。
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かこさとしさんらしい着眼点の絵本。本当にこんな流れで家の造りが変遷してきたのかは不確かだが、家の機能が子供にも分かりやすく描かれている。
そしてこの絵本、単語や意味の切れ目でスペースがあるので、オール平仮名でもとても読みやすかった。(絵本の読み聞かせで地味に困ること。漢字に読み仮名な絵本がもっとあってもいいのになあ〜) -
家の様々な機能、なぜそれがあるのかをつきつめたかがくえほん。
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「戦後、まだ粗末な家に住んでいた子にも、自分の住んでいるのも立派な家だと思ってもらいたくて描いたという一冊。著者の優しい動機が随所ににじみます。家にはぜ屋根や壁があるのかわかりやすく語りかけてくれます。」(『読んでみない?科学の本 しらべてみようこんなこと』子どもと科学をつなぐ会 編 連合出版 2000 の本での紹介より抜粋)
「子どもたちの身の回りには、不思議なことがたくさんあります。もっとも身近なところから、科学をはじめてみましょう。いちばん身近な不思議は・・そう、自分自身の体です。「かがくのとも」では創刊以来繰り返し、自分の「身とまわり」を科学的に探究してきました。どんな科学が飛び出してきたのか見てみましょう。」
(『かがくのとものもと』福音館 2019年より) -
4歳7ヶ月
なぜわたしたちは家に住んでいるのか
家の仕組みなどが知れるよい機会 -
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
いい自分だけの家ができてよかった