- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834005868
作品紹介・あらすじ
キキは17歳になりました。いたずらっ子のヤアくんを預かったり、相変わらずにぎやかな暮らしです。遠く離れた町の学校に行っているとんぼさんからキキのもとに手紙が届きます。夏休みには会えると思っていたのに、雨傘山という山にこもるというのです。キキの17歳の夏はどうなってしまうのでしょう。お互いひとりになって大きな自然と新たな出会いのなかで成長するふたりの物語です。
感想・レビュー・書評
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キキは17歳になりました。
恋をしたり、そのせいでモヤモヤしたり、同年代の子と遊びたい気持ちが勝ってしまったり、劣等感を抱いたり、人を疑ったり。いつまでも素直で素朴なキキではいてくれなくなり、少し寂しい気持ちになった。
でも、この物語のキキは魔女だけれど本当に普通の女の子と同じで親近感が持てる。とても人間らしく生きるキキの姿に一緒に泣いたり笑ったり怒ったりできるのが、この本の魅力だなと思った。 -
キキが…キキが。
面白かったです。
あそこがびっくりした。
まあ読んでない人もいるだろうから言わないけど。
いやー衝撃的だったなー。ほんとマジやばかった。
まああれはとんぼさんがやったんだけどね。 -
恋をして、そのひとのことで自分の中がいっぱいになってしまうキキ。
とんぼさんが夏休みには帰ってくると考えていて、けれど思う通りにはならなくてイライラしちゃったり、誰かから褒められチヤホヤされたりして、ちょっとふわふわ浮かれちゃう気持ちも判る。
思春期の不安定さが良くでていた巻だった。
仕事は仕事、と本気で取り組んだりせず「少しくらいなら……」と自分に甘えちゃうところとか、
楽しみにしていたことが取り上げられるようで、親切にしてくれる人に疑心暗鬼になっちゃったり、決して聖人君子ではない。そんなキキに「あぁ、もう、そんなことしちゃダメでしょう」とついお節介風吹かせてしまう私。
それでもここにいるキキは、なんて等身大の女の子なんだろうか。
私が彼女の年頃だって、
毎日好きな子のことで頭はいっぱいだったし、
少しでもラクしようとしたり、自分に甘かったりしてたよな・・・って、あれれ。今も変わらないかも、しれない……(汗) -
「キキは17歳になりました。いたずらっ子のヤアくんを預かったり、相変わらずにぎやかな暮らしです。遠く離れた町の学校に行っているとんぼさんからキキのもとに手紙が届きます。夏休みには会えると思っていたのに、雨傘山という山にこもるというのです。キキの17歳の夏はどうなってしまうのでしょう。お互いひとりになって大きな自然と新たな出会いのなかで成長するふたりの物語です。」
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題名は「キキの恋」だけど、一番大事なのは、コキリさんが死にそうになったところではないか!と思った。
クスリグサが、自分の力を全部あげて、コキリさんを生きさせてくれたんじゃないかと思う。クスリグサは、やさしいな。
ヤアくんが成長したな。ジジにちょっかい出さずに、小さい子たちのめんどうをみてあげられるようになった。おれもがんばらないといけない。(小4) -
いい事ありそな。。おまじないに心が晴れやかになる。出会いが人を助け、そして薬草を作る畑を手に入れる。
そして擬音語に不思議を感じ、自分特有の表現を使ってもいいのだと半ば強制的に納得させる。