まゆとおに―やまんばのむすめ まゆのおはなし (こどものとも傑作集)
- 福音館書店 (2004年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (30ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834009989
作品紹介・あらすじ
山姥の娘まゆは、ある日鬼に会います。鬼はまゆを煮て食べようとお湯を沸かしはじめます。まゆはそうとは知らず、薪の山を作ったり、かまどの石を積んだり、手伝います。その怪力に驚いた鬼も、鍋のお湯が沸くころには、もうすぐまゆを食べられるとにんまり。ところがお湯が沸くと、風呂を沸かしているとばかり思っているまゆは、「お先にどうぞ」と言うなり、鬼を鍋に放り込んでしまいます……。
感想・レビュー・書評
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児童館にて
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まゆは礼儀正しくかわいらしい女の子
おなかをすかせた鬼が
まゆを食べようともくろむのですが・・・・
かわいらしい見た目とはうらはらに
さすが、やまんばの娘
とてつもなく力持ち
本人はいたって真面目に礼儀正しく親切にしているのだけれどね。
やまんば母さんの言いつけを守っているだけなのにね。
最期はやまんば母さんのおにぎりを食べて
本当の仲良しになる。
まゆと鬼。
いいお話でした -
安心して読める絵本。かわいい。
とにかくかわいい。
降矢ななさんのイラストが
さらにほっこり度をUPさせてくれる。 -
まゆが可愛い!
先が読める定番の展開だけど、つい笑ってしまう面白さでした。
分かりやすくて素直に読めて、最後良かった〜って安心して終われる。こういう絵本を子どもに勧めたいなって思います。 -
まゆは無邪気で元気いっぱいで礼儀正しい女の子です
小さいけれど山姥かあさんゆずりの力持ち
体は大きいけれど、ちょっと情けない愛嬌のある鬼
そんな二人が山の奥で出会いました
山姥の子供だと知らずに食べようとする鬼
鬼と知らずにお手伝いするまゆ
かみ合わない会話が微笑ましいです
お風呂を勧められても「お先どうぞ」と、鬼を鍋にポーン
降矢ななさんの絵はなんともユーモラスで豪快です
絵本からはみ出すくらい大慌ての鬼の顔や
山姥にこうやくを貼ってもらった大きな大きなおしり
背が高くてスマートな山姥かあさん
小さなやせっぽちのまゆ
まゆを心配そうに見守るきつね
躍動感のある絵が魅力的な絵本です
対象年齢 3歳より -
3歳~。まりの無双ぶりに振り回される鬼が、とてもかわいいのです。降矢さんの描く鬼の表情、造形がストーリーに即して!素晴らしい描写です。作品シリーズの続編もぜひ読みたいと思いました。裏切りの構図による笑いを味わいたい大人にもおすすめ。
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小学校低学年おはなし会:まゆが山姥の子と知らず、まゆを食べようとする鬼がまゆの行動にコロコロを表情を変える所が面白い。
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予想外の怪力に驚きながらも、それでも娘を食べようと頑張る鬼さん。なんかおかしいぞ、危ないぞって思った時に止めておけばいいのにねえ。
くるくる変わる鬼さんの表情がとても素敵な本です。 -
お下がりの中にあった一冊。
自分からはなかなか手に取らないタッチなので、ありがたい。
開くと躍動感ある世界が広がり、日本の原風景や感覚を思い出させてくれる。
娘が幼稚園で借りてきたのが、シリーズの「まゆとブカブカブー」で、娘も表紙で惹かれる絵本というのは"ホンモノ"だな~と感心。