はてなし世界の入口 (たくさんのふしぎ傑作集)

著者 :
  • 福音館書店
3.77
  • (5)
  • (7)
  • (10)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 108
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834010480

作品紹介・あらすじ

小学中級むき。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 無限、非線形科学、非ユークリッド幾何学、複雑系、現代の科学、数学が古代の東洋数学とくにインドの、と通底していることがわかる一冊。それこそ、現代と古代がメビウスの輪のようにしてつながっている。

  • 無限大とか、無理数とか、アキレスとカメの競走の話とか、絵本で見せられると面白いなぁ。

    メビウスの輪を仮想センターラインに沿ってハサミで切ると…
    子どもと一緒にやってみましたよ。

    数学って、こういうふうに触れたら楽しいよね。

  • 「大きな数、もっと大きな数、もっともっと大きな。

    1無量大数という数は、10000……と、0が68こもならびます。でも頭の中でなら、もっと大きな数だって作れます。1無量大数を1000こ集めて1「ふしぎ」とか。大きな数を考えていくときりがありませんが、小さな数だってきりなく考えられます。合わせた鏡にうつる姿もきりがなく、「ニワトリが先か、たまごが先か」という話もきりがなく続きます。そんな果てのない世界へみなさんをご案内いたします。」

  • かずにははてがないんだなあとおもった。

  • アキレスとカメレスの競争は不思議だった。

  • 1985年 5月 発行
    1990年10月 たくさんのふしぎ傑作集 第1刷
    2018年 6月 たくさんのふしぎBOX 400号記念出版

    見開き1ページごとに、一つのお話が描かれており、無限に続く数のことや、小数と分数のふしぎ、メビウスの輪、図形、アキレスと亀、など多彩なジャンルが取り上げてある。
    ストーリーはないが、1ページごとに「これってどういうこと⁈」と考えずにはいられなくなる話題が出てきて面白かったです。

    特に、小数と分数のふしぎについては、学校教育で習ったときはそんな疑問にぶつかったことがなかったのに、改めて提示されると説明がつかない驚きがありました!

  • 鏡と鏡をあわせたら、そこははてなし世界の入口。

  • 2013/06 読了。数学者森毅先生が無限を説く。小学生向けの絵本だけど、大人にも読み応えあり。絵が不思議な感じだった。

  • 娘が地区センターで借りてきた。
    たくさんのふしぎシリーズに森毅さんの作品は2つあるようだけれど、
    どちらも品切れなのがとてももったいない。
    時間の長さな短さをどんな数字にたとえるか、無限に大きい数、無限に小さい数、割り切れない数、論理学・・・
    1ページ読んでは、はてしない数の世界に呆然とし、
    また1ページ読んでははてなと思案。
    こどもはこういうの好きなのに。

    2014.7.8市立図書館、再読

    2018.6.13
    傑作集400号記念出版で復刊、即入手。
    (傑作集に入れたら細く長く版を重ねてほしいなぁ…)

  • 数学的な本。
    (今あらためて著者をみたら、有名な数学学者だ!!)
    とてもおもしろかった記憶があります。
    しかしどうしてその後、教科としての数学の興味につながらなかったのかな・・・。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1928年東京生まれ。数学者。東京大学数学科を卒業。京都大学教養部で教鞭を執り、民間の数学教育運動にも参画した。京都大学名誉教授。数学科関係の主な著書として『数学の歴史』(講談社学術文庫)、『微積分の意味』(日本評論社)、エッセイ・自伝に『まちがったっていいじゃないか』(ちくま文庫)『自由を生きる』(東京新聞出版局)ほか多数。2010年7月逝去。

「2021年 『悩んでなんぼの青春よ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森毅の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×