セルコ: ウクライナの昔話 (世界傑作絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834017335

感想・レビュー・書評

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  • 絵が強烈で印象的。
    オオカミがお酒を飲んでいい気分になってしまうところがおもしろい。

  • ウクライナの絵本。
    独特な絵と物語。
    ”泣いた赤鬼”が生まれた日本との違いを想像。
    訳は”てぶくろ”と同じ内田莉莎子さん。

  • なんとまあ!今までこのおはなしを知らなかった自分が情けない!なんて美しく生き生きとした絵に、なんて楽しいおはなしなのだろう!

    絵本も大きいので、中表紙をめくった最初のページ、おいぼれたセルコが、主人からやくたたずだ、出ていけといわれるシーンから、もうこの素晴らしウクライナの田舎の農家の描写に釘付け。

    さて、追い出されたセルコ、しばらく歩いていくとおおかみにであう。
    追い出されたことを聞かされたおおかみは、ひとつ自分が手をかそうと、セルコが家に戻れるようにお百姓さんとこの赤ん坊を自分がさらい、セルコが助けるという芝居を打ってくれることになる。

    作戦は大成功!セルコはお百姓一家に以前よりずっと大事にされることになる。セルコは大切な友達に、どうすればお礼ができるかとそればかり考えていた。

    そして、ついにけっこんしきのお祝いの席にこっそりとおおかみを招待する。

    ここが素晴らしく愉快!日本の昔話とは大違い!なんておおらかで楽しいのだろう。

    夏の終わりかな、麦の刈入れの頃子どもたちと楽しくよみたいなぁ!

  • 「とても年をとった犬のセルコは、お百姓の家から追い出されてしまいます。セルコが野原をうろついているとオオカミに出会い……。ユーモアいっぱいの犬とオオカミの友情物語。」

  • ウクライナの民話と知って読みました。
    独特な絵で どんな話かなと ワクワク 泣いた赤鬼に
    似ていました。泣いた赤鬼好きだから 
    この本も 気に入りました。

  • 絵本で世界を学ぼう

    紹介された本。
    本書で44冊目だ。

    絵だけ見ると、かなり個性的でクセがあり、そしてダイナミックでどこの国のお話?
    と思ってしまう。

    ヒント 

    ロシアにクリミア半島をとられた国。
     クリミアの天使と言えばナイチンゲール
    イラクに自国の旅客機を撃墜された国。
      機種はボーイング737-8KV

    そうウクライナのお話なのだ。

    老犬と狼の友情物語だ。

    田中麗奈主演の『犬と私の10の約束』とは全然違う老犬の扱い方だ。

    まいにち 養老先生、ときどき まる
    に出てきたまるとも全然違う。

    本書は、半島を実行支配されたり、旅客機を撃墜されても、じっと我慢しているような現状のウクライナに対して、
    絵本で世界を学ぼうの著者は、
    セルコの様に仲間と一緒にしたたかに生きよう!
    とエールを送っているのだろうか。

  • ウクライナ版泣いた赤鬼。でも、楽しいラスト。笑って本を閉じられる。絵がいい!

  • 老いぼれて、ついには家からおいだされてしまった犬、セルコ。途方にくれているとき、オオカミに出あい・・・。
    ユーモアたっぷりの、犬とオオカミの友情物語。生き生きとした絵、色のあざやかさも必見です。

  • 2015年1月27日

    <SERUKO - A Ukrainian Folk-tale>
      
    書き文字/峰村勝子

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著者プロフィール

内田莉莎子

「2018年 『わたしのおふねマギーB』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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