砂の妖精 (福音館文庫 古典童話)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834018035

作品紹介・あらすじ

ロンドンから田舎に移り住んだ子どもたち4人。彼らは砂の中に棲んでいるサミアドという不思議な妖精に出会います。その魔法の力で空を飛んだり、巨人になったり……愉快な冒険物語。

感想・レビュー・書評

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  • 子供向けのファンタジーのわりにリアリティがある。魔法でなんでも望みを叶えようと思っても上手くいかない。そんなもんだよね。

  • 原題は『Five Children and It 』
    Cyril, Robert, Anthea, and Jane, baby
    Psammead
    http://en.wikipedia.org/wiki/Psammead#The_Psammead

    作者ネズビット経歴
    http://en.wikipedia.org/wiki/E._Nesbit
    http://www13.ocn.ne.jp/~m-room/nesbit-note.html

    まず、びっくりするのは妖精の姿。
    ヨーロッパの妖精は、日本人の想像するそれとはちょっと違うとは知っていたけれど、挿絵を見てこれほどまで…と。
    原文を読んでいないのだけれど、題名だけみるとitということになっているので、それって妖精という表現ではないのかもしれない。
    別の何かって感じなのかも。名前はPsammead
    しかし、読み進めていくうちに、その姿はなんともいえないが、愛嬌があるな、と思えてくる。

    短くいうと、5人兄弟姉妹が引っ越し先でこの砂の妖精に出会い、願い事を聞いてもらえる話。
    そして願い事を聞いてもらえる話に共通する、願っていたことが叶うって、実はそんなに素敵なことではないという、結末。
    ただ、いくつも出てくる願い事と、その結果がいちいち笑える。
    1902年の作品という雰囲気はなくはないのだけれども、人間は変わらないと思わせてくれる部分もあり、古臭いファンタジーとはいえないと思う。

    なんと映画化もされている~歌うサミアド
    http://www.youtube.com/watch?v=o8F5wMe3GvQ

  • 英米児童文学の 研究書なんかでは
    けっこう取り上げられる作品。

    原文で読もうとして挫折。

    サミアドの外見が頭から離れない。
    子供とは愚かである、と語る傾向

  • 物語は流れるようで読み進めやすく、読者に語りかける箇所でメリハリがついている。古典ではあるが、古さは気にならない。

  • 砂の中から現れた妖精は、願いごとを叶えてくれる。でも、それが効いているのは日が沈むまで。
    兄弟達が、様々に考えて願うが、いつも困った事に巻き込まれてしまう。
    昔のイギリスの生活習慣に違和感はあるかもしれないが、何をどう願うか?真剣に考える姿には、共感できると思う。
    いましめもあるが、説教っぽくなくて良い。
    ラストはお母さんが帰ってきて終わるところも良かった。
    高学年。

  • 「ロンドンから田舎に移り住んだ子どもたち4人。彼らは砂の中に棲んでいるサミアドという不思議な妖精に出会います。その魔法の力で空を飛んだり、巨人になったり……愉快な冒険物語。」

    ・妖精サミアドは、1日に1度だけ人間の願いをかなえる。そこで子どもたちは願いをかなえてもらうが、困難もついてまわる。
    ・装丁のわりに内容はやさしく、短い章立てで読みやすい。

  • 五人きょうだいの子どもたちがサミアドと名乗る妖精に出会い、願い事を叶えてもらうもその度に予期せぬ騒動が起こるというお話。

    昔、日本でアニメ化もされました。「おねがい! サミアどん」というタイトルで。サミアドだからサミアどん…。なるほど…。
    アニメはよく知らないんですけど、原作小説のほうは、時代を感じさせる部分がありつつも、ユーモラスで楽しいです。お母さんに手紙書くとことか好き。

    あと、真面目な顔して面白いことを言ってるというか、さらりと変なことを書いてるというか、そういうところも好きです。

  • 妖精って、美しい存在だと信じていた子供のころ、そうじゃない妖精がいて、驚きました
    見た目で、容姿の美醜で判断してはダメなんだと。思った本です。



  • 砂の妖精ってどんな妖精なのだろう。

  • ロンドンから田舎に移り住んだ4人の子どもが砂の妖精サミアドに出会い魔法で冒険する物語。

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著者プロフィール

イーディス・ネズビット

「2002年 『砂の妖精』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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