- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834020724
作品紹介・あらすじ
私たちの国では、子どもがごはんを手で食べたり、かっこんで食べたりしたら、親におこられますよね。でも、アジアには、ごはんをそうやって食べるのがあたりまえの国もいっぱいあるのです。そして世界には、フォークとナイフを使ったり、おはしとスプーンで食べたり、ほかにもさまざまな食べ方があります。なぜ、いろいろな食べ方があるのでしょうか。いろいろな食べものを、いろいろな食べ方で食べて、その理由をたしかめましょう!
感想・レビュー・書評
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子供用の絵本ですが、バカにできないものか多く、息子と一緒に図書館に行ったときはなるべく色々見るようにしています。
本書は食のドキュメンタリーとも言える良書で、世界中の国々で、どのような道具を使って食事をしているか、写真付きで紹介しています。
ちょっと旅行や出張で海外に行ってもなかなか分からない、一般の人の食事の風景がみて取れます。
世界の文化の多様性に個人的に興味があるのですが、その好奇心を満たしてくれる一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
食事の仕方を切り口にした文化人類学入門、という趣きの写真絵本。
箸の文化圏、ナイフとフォークの文化圏、手で食べる文化圏に大別し、さらに、おなじ箸でも国によって形状や使い方が違うこと、ごはんを食べる道具とお米の品種の関係、ヨーロッパでナイフとフォークが登場するまで、手で食べるにもマナーや奥義があること、と話が展開していく。そして、変わった道具も手で食べるのも「へん」とか「おくれてる」ではなく、それぞれの文化が工夫してきた結果であると気づかせる。
原初の手づかみから多種多様に発展してきた道具や食べ方を「文化」の一端として見渡すことは、国際理解のはじめの一歩にもうってつけ。 -
色々な食べ方があって面白かった。
手で上手に食べているのがすごいと思った。 -
「私たちの国では、子どもがごはんを手で食べたり、かっこんで食べたりしたら、親におこられますよね。でも、アジアには、ごはんをそうやって食べるのがあたりまえの国もいっぱいあるのです。そして世界には、フォークとナイフを使ったり、おはしとスプーンで食べたり、ほかにもさまざまな食べ方があります。なぜ、いろいろな食べ方があるのでしょうか。いろいろな食べものを、いろいろな食べ方で食べて、その理由をたしかめましょう!」
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国によってお米もちがって、手にくっつかないお米を食べているところは手で食べている。知らなかったことがのっていておもしろかった。
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比較文化の本として、楽しく読める。
随所に、各国の人々の食事を囲む写真があり、とても美味しそう。
手で食べるカレーのレシピもあり、挑戦したくなる。 -
インドのお米が長くてびっくりした。箸、フォーク、スプーンを使う国もあれば、手を使って食事をする国もある。なぜ、その地域でそのような食べ方が進んでいったのかがそれぞれ分かりやすく紹介されていて読みやすかった。