12のつきのおくりもの―スロバキア民話 (こどものともセレクション)
- 福音館書店 (2006年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834021608
感想・レビュー・書評
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マルーシカは美しく働き者の娘。いじわるな義理の母と姉は、マルーシカを家から追い出そうと、冬の最中「すみれの花」を持ってくるように言いつけます。雪の中を行くあてもなく歩いていくマルーシカが、森の中で見たものは?息をのむような場面展開で、わくわくします。スロバキア民話 5歳くらいから (外国のむかしばなし)
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図書館の絵本コーナーでこの本を思い出し、子どもの頃読んだ福音館書店の版を探してみた。
子どもの頃、母が姉の音楽を聴かない、本を読まないのを心配し、近所の奥さんから教えてもらって福音館の講読と童謡のレコードをとってくれていたもののひとつ。
なかなかちゃんと全部読めなくて、申し訳なく思っていた4歳とか5歳の頃、この絵本を思い切って読んでみたのだ。今見ると美しいこの絵も脳みその足らんわたしには複雑、難解に思えたのだ。でも、読んでみたらお気に入りの話になった。
雪の中からお花やりんごが出てくるんだもの。
すごく面白かった記憶があるけれど、今読むと主人公の過酷な状況とひどい仕打ちをしすぎる継母と姉の欲望というかわがままが怖かったー。そして、美しい3月や強く優しい12月に救いを見た感じですが、ストレートに因果応報の物語が、ホント、昔話ってコワイ。スロバキアの洋服も美しい絵でこの絵に惹かれて読んだ子どもの頃も懐かしみました。 -
2011年12月14日
<TWELVE MONTHS - Slovak Folktale> -
子供の頃に読み、大筋で記憶に残っていたお話。
今でも覚えているなら何かがある絵本なのだろうと思い、おぼろげな記憶から検索してタイトルを探し出し、新たに買い求めてみた。
子供も気に入り、読み聞かせに何度もリクエストされました。 -
欲張ると良くないという話。
継母と姉がいくらなんでも可哀想すぎるし、終わり方が慌ただしい。 -
スロバキア民話。継母とその連れ子の姉からいじめられ続ける働き者の主人公マルーシカ。ふたりのいじめを、12の月の精の助けを借りて切り抜け幸せになる話。
母が丸木俊さんの絵が好きで、絵本をたくさん集めていた。今日は寒の戻りで曇天なので、久しぶりの再読。暖かな焚き火、色とりどりの衣装、すみれや苺、りんごが輝く。いつみても素晴らしい。心に希望の火が灯る一冊。 -
優しい人は幸せになれるわね
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スロバキアのお話
もう、最初を読み始めたところで「あああ、森は生きているだ!」と叫び(もちろん心の中で)。懐かしくて有無をいわずに借りてきてしまいました。
真面目な娘を助けてくれる12の神様が大好きでした。これの変型判の話も色々ありますけどね。