菜の子先生はどこへ行く?―学校ふしぎ案内 花ふぶきの三学期 (福音館創作童話シリーズ)
- 福音館書店 (2008年5月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834023510
作品紹介・あらすじ
雪女の家に落とし物を届けに行ったら、一大事に!いきなり現われた鬼を相手に、学校中で鬼ごっこ!ふしぎな雛祭り、知らぬ間にふえている同級生…菜の子先生が登場すれば、たちまち始まる大冒険。小学校中級以上。
感想・レビュー・書評
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二学期編を通り越して、三学期編です。
4つのお話が入っているけれど、3つ目のお雛様の話と、4つ目の卒業間近のあの子の話がよかった。
2話目の節分の鬼の話は普通かな。
1話目は、冒険譚としてはすごくおもしろいし、読みごたえもあるけど、亜弓ちゃんが落し物係になった経緯の件については、最後有耶無耶というか、菜の子先生と出会ったことで、亜弓ちゃんがその件について心境の変化があったのか、その辺についてまったく触れられていなくて、何かすっきりしない。
しかも菜の子先生、何で亜弓ちゃんにだけそんなに冷たいの?
いや、そんなに愛想のある人ではないけど、この本に収録されている4話の中で、特に亜弓ちゃんにだけ厳しいよね?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
菜の子先生の三学期。きゅん*とするお話しが多い気がする。
好きなのはひな祭りのお話し。 -
【附属世田谷小学校 図書新聞から 「先生特集」】
~本当に会いたくなってしまう先生です~
大雪の日の雪女訪問、節分のオニと鬼ごっこ、雛人形のパーティー、卒業する6年生と座敷わらしとの交流。 -
学校の夢を見た時、それは小学校の校舎に似たものであることが多いです。
通った時間が長いから? 初めての学校で印象に残っているから?
それとも覚えていないだけで、何か素敵なことがあったから?
日常に入り込む不思議にどきどきします。
2010.9.9 -
シリーズ第3作。和製メアリー・ポピンズといった趣は健在。
収録作品
「雪の日のあぶない落とし物
緑ヶ丘小学校に、菜の子先生現わる」
凍った氷の中から大きな指輪を拾った亜弓が、その指輪をはめるとスイッチが入り・・・
「節分のやっかいなお客
安田小学校に、菜の子先生現わる」
授業参観の豆まきのとき、潤平が「鬼はぁ、内っ!」と言ってしまったために、鬼が現れ・・・
「雛祭りの秘密の友だち
城北小学校に、菜の子先生現わる」
菜の子先生の家ってどんなところ?
「十二人めのクラスメイト
本陣小学校に、菜の子先生現わる」
六年生のクラスで卒業式間近に起こる不思議。クラスメイトが一人増えるのだが、それがだれかはわからない。一樹はその子を突き止めたくて学校に残る。