ことりの ゆうびんやさん (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)

  • 福音館書店
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834023961

作品紹介・あらすじ

ある日、木でできた郵便受けにキツツキが穴をあけました。ハクセキレイの夫婦がその郵便受けを見つけ、中に巣をつくろうと決めたようです。枯れ草や髪の毛などをせっせと穴から運び入れる夫婦。郵便屋さんが手紙を入れようすると"チュッ、チュッ"と鳴いて大さわぎ。やがて"ぴいぴいぴい"とかわいらしい声がして…。

感想・レビュー・書評

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    モスクワの絵本
    3〜5才向き

    現地では『セキレイの手紙』というタイトルで
    これは舞台を日本に置き換えて構成したものだそう

    絵が好き!って思ったら はたこうしろうさん
    はたさんは何種類かタッチを変えて描かれているけど
    この輪郭線のないパターンが1番好きかも
    このパターンの時は色がとってもキレイ

    セキレイをみんなで見守っているお話だけど
    読んでいる方はセキレイに注目してるだけじゃもったいない
    みんなの様子を見るのが楽しい♪

  • 郵便受けにせきれいが巣を作り子育てを始めます。
    けれども、「巣」という言葉は最後の方に一度出てきただけです。
    せきれいはゆうびんやさんなんです。

    ネコも子どもも近所の犬も、気になりつつも見守る様子がほほえましい。
    家の周りの木々の成長で、春から夏への時間が感じられる。

    せきれいの家族がいなくなった郵便受けを開けてみると、枯れ草、髪の毛、苔、紙切れで作られた巣がありました。
    「ふしぎなたね」の種明かしですね。

  • 大雪の後、少し暖かくなったせいか、小鳥たちがまだ枯れ木の林で囀り始めています。家のベランダでもネクタイ姿のシジュウカラが楽しそうに鳴いています。

    木製の郵便箱サイズ、確かに鳥の巣箱にはちょうど良いかもしれません。住み着いたハクセキレイが巣作りのために、せっせと小枝を運び、やがて生まれた雛に餌を届ける姿は”郵便屋さん”ですね。

    はたさんの明るいトーンの絵、小鳥たちの姿を目にして、子供たちも喜びそうです。

    近所の公園にある、電線BOXにも小鳥が住み着き、近づくと警戒していました。カラスみたいに金属は持ち込まないでね。

  • 男の子の家の古い郵便受けにキツツキが止まり穴を開ける。
    そこにセキレイの夫婦がやってきて郵便受けにせっせと何かを運んでいる。
    郵便屋さんが郵便受けの中に郵便物を入れようとするとセキレイが鳴いて騒ぐ。
    まるで中に手紙を入れないでと行っているように。
    そこで、セキレイの鳴き声が聞こえたらお母さんが外に出て直接郵便屋さんから手紙を受け取るようになる。
    そうしている内に郵便受けの中からピヨピヨとひな鳥の声が聞こえるようになる。
    セキレイの夫婦はせっせとエサの虫を巣へと運んでる。
    そしてまた時間が経つと鳴き声が全く聞こえなくなる。
    郵便受けを覗いてみると中には葉っぱや紙で巣が作ってあったのだった。
    郵便受けに葉っぱやエサを運ぶセキレイの姿はまるで郵便屋さんのようだった。

    原作はロシアのニコライ・スラトコフの『北の森の十二か月(上)(下)』の「セキレイの手紙」。
    それを舞台を日本に置き換えて絵本にアレンジしたものだとか。

    話がきれい。
    幼児絵本のシリーズだけれど、話としてはもっと上の年齢でも楽しめそう。

    木で出来た郵便受けにせっせと材料やエサを運ぶセキレイが本当に郵便屋さんのよう。
    お母さんが男の子が郵便受けを覗きに行くのをそっと止めたり、男の子も覗くのを我慢しているのがえらい。

    • 8minaさん
      unknownさん
      はじめまして。
      ”ことりのゆうびんやさん”素敵なお話しですね。家の近所の公園にある電源ボックスにも、シジュウカラの家...
      unknownさん
      はじめまして。
      ”ことりのゆうびんやさん”素敵なお話しですね。家の近所の公園にある電源ボックスにも、シジュウカラの家族が住み着いていました。近づくと起こられるので、皆で見守っていたのを思い出しました。
      2013/12/29
  • はたこうしろうさんの絵が気になって読んだ。
    Wikipediaで、奥さまがおーなり由子さんだと知ってびっくり!
    郵便受けがとりの巣になってしまって、とりも郵便屋さんのように色々なものを配達していたというお話。
    絵もお話もかわいい!

  • 「ある日、木でできた郵便受けにキツツキが穴をあけました。ハクセキレイの夫婦がその郵便受けを見つけ、中に巣をつくろうと決めたようです。枯れ草や髪の毛などをせっせと穴から運び入れる夫婦。郵便屋さんが手紙を入れようすると"チュッ、チュッ"と鳴いて大さわぎ。やがて"ぴいぴいぴい"とかわいらしい声がして…。」

  • 2歳10ヶ月。図書館で借りた本。
    これはあまり集中して聞いてもらえなかった絵本なのだけど、まだ息子には早かったのかな。

    ポストの中に小鳥の巣が作られちゃうなんて子供心にロマンだと思うんだけど、小学生くらいならワクワクしてくれるかなあ。

  • 2歳11ヵ月

  • UniLeaf では、この絵本に透明点字シートを挟み込んで製本した、ユニバーサル絵本を貸し出ししています。
    状況が「読みたい」になっている本はお貸しできます。
    「いま読んでいる」になっている本は貸出中ですが、ご予約いただけます。
    コメント欄に「貸出希望」と書いてください。
    (送り先の住所などはここに書かないでください。)

  • 表紙の鳥と青空のコントラストが目を引くのか、1歳7カ月児が、リピートしまくる絵本です。ポストと距離があって、巣箱の中のヒナがちょっとしか見えないのが、妙にリアルで、もどかしい!

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著者プロフィール

ニコライ・スラトコフ  ニコライ・スラトコフ(1920~1996)は、現代ロシアの自然派作家。一年の大半を森の別荘ですごし、自然をじっくり観察するという生活を30年以上にわたって続けてきました。彼の作品は単なる自然描写にとどまりません。語り口はきわめて巧みで、自然の美しさを高らかに歌いあげるかと思えば、読者になぞかけをしたり、どんでん返しをしかけたり、おちゃめに片目をつむってみせるような面ものぞかせます。スラトコフの「北の森の十二か月」を3年前に当社は発行しましたが、「森からのてがみ」では、彼の幼年童話の中からとびきりおもしろい作品を二点収録しました。

「2015年 『森からのてがみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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