きこえる? (日本傑作絵本シリーズ)

  • 福音館書店
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834027099

作品紹介・あらすじ

葉っぱの揺れる音、川の流れる音、波の寄せる音…静かに耳をかたむければ感じられる音の世界を描いた絵本。

感想・レビュー・書評

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  • “きこえる?・・・ 葉っぱの揺れる音 花の開く音 星の光る音”... “きこえる?・・・息を吸う音 息を吐く音 心臓の動く音”... “きこえる?・・・川の流れる音 波の寄せる音...きこえる? 君の名前を呼ぶ声...きこえる?” 静かに問いかけられる詩の文面にシンプルな挿画が解け合わさった、心地よい安らぎへの世界に誘われる絵本は、<はいじま のぶひこ>さんの心の中の音への郷愁。

  • シルエットのみが描かれた、言葉も少ない、とてもシンプルな絵本。
    たったふたつの色から、こんなに豊かな表情を感じることができるなんて。

    私はすべての音を感じることができたけれど、
    まだ幼い息子にはこれから
    いろんな体験をさせて、いろんなものを見せて、
    音を感じられるように育ってほしいと思った。

  • デザインのステキな絵本です(o^^o)

    文字がほとんどないので
    絵や色やデザインで
    想像力がふくらみます(o^^o)

  • 「きこえる?」「はっぱの ゆれる おと」「はなの ひらく おと」「ほしの ひかる おと」
    かすかな音を探して耳を澄ませば、聞こえて来るのは「しーん」とした音の世界。ステンシルによる抽象的な表現に想像力がかき立てられます。
    音を聞こうとすることで生まれる空間的広がりのある3Dな表現は、現代美術家として活躍する作者はいじまのぶひこさんならでは。

  • 2歳の息子には難しすぎた。
    とても素敵な絵本なので、いつか再チャレンジしたい。

  • 娘4歳9か月、息子2歳0か月、図書館にて借り

  • なるほど〜。このテの本か(^^;;
    悪くないけど、少しあざとさを感じてしまう私には、心と時間の余裕が必要だゎ。

  • ある展示会で偶然出会いました。

    見るものと聞くものとの間にあった壁が、いとも簡単に取り払われてしまいました。

  • 文章はほとんどなくて、単に風の音や波の音が「きこえる?」と、シルエットの簡単なイラストがあるのみ。

    擬音語は書かれていないのに、そう書かれると自然と音を想像することが出来る。
    不思議で楽しい。

    都会の喧噪の中で静かな自然のひと時を過ごしたい大人向けかな。


    18年9月29日再読
    葉っぱの揺れる音、花の開く音、星の光る音、波の寄せる音

  • 色使いがかわいいし、すごい考えさせられる

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著者プロフィール

はいじま のぶひこ(蓜島伸彦)美術作家。東京都生まれ。2013年、本作「きこえる?」で第24回ブラティスラヴァ世界絵本原画ビエンナーレ準グランプリ"金のりんご賞"を受賞。2015年、第4回JBBY賞受賞。近年の主な展覧に、2020年「ひらいてみよう 美術の扉」府中市美術館、2018年「現代アートの宝箱 OPAM利岡コレクション」大分県立美術館、「所蔵品展 小さきもの 庭の宇宙」愛媛県美術館、2016年「BIB50周年 ブラティスラヴァ世界絵本原画展 - 絵本の50年 これまでとこれから」うらわ美術館、岩手県立美術館、千葉市美術館他、2015年「収蔵品展053 笑いとユーモア」東京オペラシティアートギャラリー、「所蔵品展 終わらない物語 - イメージに遊ぶ」愛媛県美術館。2018年、2019年、2020年、個展/ギャラリーたむら。

「2012年 『きこえる?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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