つちづくり にわづくり (世界傑作絵本シリーズ)

  • 福音館書店
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本棚登録 : 109
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (49ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834081534

作品紹介・あらすじ

春の初め。お庭に立って女の子とおばあちゃんが何を植えようか思案中。雪がとけた土の中では、ミミズや虫たちが土を耕しています。土が乾いて暖かくなると、いよいよ種まき。初夏にはニンジンが芽を出し、エンドウが花をつけます。夏になってキュウリの花が咲き、トマトが実り、秋にはカボチャが色づきます。この間、ミツバチが花粉を運び、コマツグミはハムシをついばんでいる…。植物と動物の共生を、人間との関わりの中で描きます。

感想・レビュー・書評

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  • 〝春の日差しがキラキラ、眠たげな雪をとかしていく・・・「まだ、ちょっと早いみたい」と、お婆ちゃんが言う「土がしっかりと渇いて、暖まってからでないとね」「この下は、どうなっているの?」と、わたしは聞く「地面の下は、大忙しよ。ミミズや虫たちが、掘ったり、かき混ぜたりして、土をフカフカにしている。もう、みんな、せっせと働いているの」・・・〟春の庭では、植物と土の中の生き物がお互い関わり合いながら存在している「共同菜園」であることを、丁寧な解説とイラストで描かれた『ゆきのうえ ゆきのした』と同じコンビの絵本です。



  • 土の中での、ミミズや虫の働きを見ていると、自己肯定感とかそういうのとは無縁で、ただ生きているんだろうなぁと。
    そう考えたら、人間のこのごちゃごちゃした混沌は、良くもあり、なかなかしんどくもありますね。

    おばあちゃんの庭づくりの1年を通しての交流と、自然の移ろいがテーマです。
    こういうシチュエーションの家庭って、けっこういらっしゃると思うので、おばあちゃんのおうちに置いておくと良さそうですよ!

    ✳︎花の拠点「はなふる」蔵書です。

  • 図鑑の役目も果たす本書。
    庭の一年。
    昆虫、植物、動物。
    どれも生き生きと描かれている。

  • 5歳11ヶ月の娘に読み聞かせ

    娘が図書館で選んだ本
    大地の恵みに感謝な本
    こういう科学系?の外国絵本って初めてだったから
    ほほうーとなった
    イラストが外国絵本って感じで良いね

  • 家庭菜園をする祖母と孫娘。菜園の土を耕しているのは、二人だけではありません。ミミズや昆虫たち。それを狙ってやってくる、別の昆虫や鳥・ヘビたち。大地を耕し、野菜や花たちを育てているのは、自然との共生であることを春夏秋冬を通して、描いています。

  • もうすぐ春。畑の土は、種をまくには少し早いみたい。でも、土の中ではいろんな生き物たちが働いているよ。
    1年を通して、土の上と土の下の営みを、美しい絵で描きます。

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著者プロフィール

ケイト・メスナー E.B.ホワイト賞を受賞した『ゆきのうえ ゆきのした』(福音館書店)など、若い読者向けにたくさんの著作がある。家族とともにニューヨークの北にあるシャンプレーン湖畔に暮らし、趣味はアウトドアで活動すること。余暇にはクロスカントリースキーやハイキング、スイミング、庭仕事などを楽しんでいる。

「2017年 『つちづくり にわづくり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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