- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834082364
作品紹介・あらすじ
グーチョキパン屋のおソノさんの、幼い日々から波高い青春、キキとの出会いまで。コリコの町長ゲントさんが経験した、奇妙なできごと。謎めいた婦人ヨモギさんの、コリコを去って舞い戻った砂漠での暮らし。大空を自由に飛ぶキキを見上げて、人生を変えた青年。……「魔女の宅急便」シリーズに登場する多彩な脇役たちや、名もないコリコの住人たちが語る、物語の裏の物語。それぞれの人生を彩る不思議と魔法、そしてキキの面影。
感想・レビュー・書評
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魔女特
面白かった〜!
おソノさんの子供の頃の出来事とか!コリコ町長の思い出とか!よもぎさんに起きたこととか!
とかっていってるけどもう全部言ったんだよな(笑)
あれでもいってないのあるかも。
まあいいや。そういえばこれ読む前図鑑みたいになってるのかなと思ったからびっくりした⁉︎ -
魔女の宅急便シリーズ、6巻でキキの二人の子どもが成長し
シリーズは終わってしまったと思っていたので
この特別編は思いがけないプレゼントでした^^
キキと出会う前のオソノさんの話や、町長さんが語るちょっと不思議な街のお話。
ジブリのアニメは見たけれど、本は読んだことがないという人も充分楽しめます。
不安でいっぱいだったキキを最初に受け入れてくれたグーチョキパン屋のオソノさん、彼女が見ず知らずのキキに優しかったのはこういうことだったのかと納得のいくエピソードが読めますよ♪ -
シリーズ本は未読、映画視聴のみの知識持ち。図書館でぱらっとみたらオソノさんのお話があるというので借りてみた。豪快なイメージのオソノさんからは想像つかない重い過去。重い過去を自分の力で生きてきたからの豪快さなのだろうか。フクオさんが会話をしてるのに驚いた。
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魔女の宅急便本編でキキに出会った人々の過去、未来を描いた短編集。やっぱり個人的にはおソノさんのお話が一番良かったかな。グーチョキパン屋の由来も知れて面白かった!
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角野さんのエッセイ『作家と「魔女」の集まっちゃった思い出』で、このスピンオフのお話があることを知りました。
おソノさんの生い立ちや、グーチョキパン屋さんが開店するまでのこと。町長さんのふしぎなお話。砂漠に住むヨモギさん。そして、キキを遠くから見ていただけの男の子。
コリコの街に住む人たちそれぞれのお話です。
あとがきにあるように、キキのその後や、子供たちのことなどが、角野さんの中にはいっぱい溢れてくるようです。また新しいお話が読めますように。 -
少し疲れていた時で、うまくいかない恋も生きてるのも、
全部嫌な時に、これが出たのを知りました。
家には私の蔵書じゃないですがシリーズが揃ってて
アニメは勿論知っていましたから、ちょっと気になって
読んでみたのです。
話はこれだけ読んでも楽しめないかもしれませんが…。
ソノちゃんのお話はとっても良かったですね。
ことばが優しくて瑞々しい感じ。
映画で人気のパン屋のご夫婦にこんなロマンスが
あったのですね。
小難しい小説より、心の休憩になりました。
君は僕のお守りだった…なんて。
せつなくって、いいです。
ほぅわりと、必ず幸せな終わり。
春に似合いますね。 -
魔女の宅急便 特別版
1985年に一巻が出て、そして2009年〜それぞれの旅立ち〜で完結した魔女の宅急便。
もう新たなキキたちに会えることはないと思っていたので本当に嬉しかった!
あとがきによるとシリーズ通じて24年という時間をかけて書かれたものだということを知り、改めて驚きました。
今回はその特別版。
キキの周りの人々に焦点をあてて描かれています。
おソノさんの青春、町長さんのないしょごと、ヨモギさんに起こった不思議な出来事、ある青年がキキを見て思ったこと…。
もう一度、キキの物語を読み返したくなりました。
考えてみたら、まだまだ知りたいことはいっぱいあります。
キキのその後、双子のこどもたち、キキがいなくなった後のオキノさん(だったっけ?)夫婦はどんな風に過ごしていたのか…。
またキキとその仲間たちに会えることを願っています。 -
おソノさんの青春、町長さんのないしょの話、ヨモギさんのふしぎごと
2009年に完結した「魔女の宅急便」全6巻のスピンオフ作品
挿絵が効果的な、福音館らしいていねいなつくりの本