- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834082999
作品紹介・あらすじ
未知のものへの好奇心、友だちとの葛藤、個性の違い……毎日を精一杯生きる子どもたちの心の中で起こるドラマを、保育の現場でつぶさに見てきた著者が綴ったエッセイ。子どもには、子どもなりの「つもり」があり、大人はそれを無意識のうちになかったことにしていないか、著者は、そのたびに立ち止まって考え、自分に向き合おうとします。「子どもの味方」になるための、「子どもの見方」のヒントが一杯つまった一冊。
感想・レビュー・書評
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図書館本。好きな柴田愛子さんの保育書、育児書。
こういう本を読むたびに、もっと早く読めば良かったと感じる。
やっぱり、奥が深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この著者の方の子どもへの視点がとてもいいなぁと思ったら、すくすく子育てに出ている好きな先生の本だった。納得!
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この本の著者は、子どもを否定せずに受け入れ、子どもが満足いくまでやらせてあげている部分が素晴らしいと思います。大人は先が見えてしまうので、子どもの冒険心や挑戦心を止めてしまう時があります。ですが、そうではなく、広い心を持って「やってごらん」精神になれたら良いと思いました。
子どもらしくてとても可愛いエピソードが盛りだくさんで、思わず笑ってしまいました。子どもについて考える機会に読むことがおすすめです! -
著者は、りんごの木、という小さな幼稚園の保育者をされていて、大人なのに、よく子どもの目線に立って子どもを見守っているのが素敵です。
本当にどの子どもも愛おしくてたまらないというのが伝わってきて、あたたかい気持ちになりました。
幼稚園児って、素直でいろんなことを考えたり、悩んだりしながらちゃんと社会性を身につけて大きくなっているんですね。
子どもはこんなにも素敵な感性を持っているのに、大人になるにつれ、色んな知識を身につけるのに、ステキな感性、どうして無くなってしまうのでしょう…。
この本、これから幼稚園や保育園にこどもを預けている、もしくは預けようと考えている人たちに是非、読んでほしいです。
入園して泣いたりしていても、ちゃんと子ども達の世界へ入っていけるんだ!ってよくわかると思います。 -
こどもの世界って素晴らしいなと思うけど、じゃあどこが?と聞かれると具体例を即座に挙げられない自分もいる。
この本は、そんな具体的な話がいっぱいで、あ~そうそうと再認識。
公園でのお散歩で、機嫌の悪いおじさんに遭遇したとき、こどもたちが「わるいおじさんがいた」と泣いたとき。愛子先生は、こんなに幼いときから悪い人と良い人を区別するのはどんなものだろう、やはり根底には人を信じて生きていってほしいと思う。でも警戒心を持たせなければならない時代なのかと悶々する。わかるなぁ。。毎日ニュースでは、想像の斜め上行く事件がおき、知らない人に声をかけられたりすると性善説と性悪説が葛藤する。
子育てって障害物競争みたいに思えて、想像つかない子供の行動に疲れてしまうときもある。親子の距離感のせいかもしれない。保育者の視線で子供の話を読めば、こどもはこどもなりに考えて挑んでいるんだと思える。 -
図書館で借りて読む。2016年刊行。
子どもの独特な感性は、やはりとても興味深い。 -
子どものかわいいところ、すごいところをこの本から改めて丁寧に教えてもらった気がします。
可愛いけれどちょっと、いやかなりしんどい子育てですが、子どもたちが寝静まったとき、この本を読んでから今日の出来事を振り返ると、憎らしい一面も可愛く、とても尊い時間なんだと思わされました。 -
・子どもは自ら学ぶ力を持っている。
・子どものやりたいを保証する。
・保育者の「べき論」を押し付けるのではなく、子どもにどう思うか問いかける。 -
神奈川にある幼稚園・りんごの木の保育士である著者が、園で出会った子どもたちの様子を綴ったエッセイ。
子どもなりの考えや感情で、様々な体験を乗り越え一年で大きく成長していくことを、保育者のやさしい目線で語る。初めて幼稚園に子どもを送り出すお母さんにオススメです。
福音館の「母の友」に連載していたもの。 -
こどもの気持ちがわかり、優しく接しなければと考えさせられました。