ひよこさん (0.1.2.えほん)

著者 :
  • 福音館書店
3.77
  • (35)
  • (28)
  • (46)
  • (3)
  • (3)
本棚登録 : 875
感想 : 53
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (20ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834083149

作品紹介・あらすじ

ひよこさんがひとりでお出かけです。だんだん暗くなってきて、星まで出てきました。「くらくて もう あるけないよ」。ひよこさんは、葉っぱを1枚かぶって眠ります。ぐうぐうぐう。すると、だれかがやってきました。「なんだか とっても あったかい」。ひよこさんが目をさますと、「あれ、おかあさんだ」。ひよこさんは、お母さんの羽に包まれていました。ひよこさんとお母さんは一緒におうちに帰ります。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ひよこさんがひとりであるいていて、そのまま、よるをむかえてしまうおはなし。
    原画展観覧前に林明子さんの作品を追っかけようと思い、雑誌版(「こどものとも0.1.2」2013年3月号)で読了。2017年11月現在、林明子さんの最新作。付録「絵本のたのしみ」で征矢清さんが亡くなる前に書き残してくれたお話であると記されています。柔らかそうで明るいひよこの黄色が、物語を優しく包んでいて良いですね。そっと我が子を温める母鶏の姿も素敵です。

  • 長女 1歳0ヶ月
    気に入ったようで何度も何度も読んで〜!と言われました。
    読みすぎて「もう歩けないよー」とセリフを覚えていました。

  • 原画展にも来ていましたが、はっきりとした色合いが赤ちゃんには見やすいという発達を理解した上の構成が流石です。
    内容は勿論、子どもはひよこに自己投影して世界に没頭できるので良かった。

  • 原画の夜空に感動し、展覧会の売店にて購入。印刷は難しい…が、日が沈んだ後の空と夜明け少し前の空に涙した。この空だ。

    夫妻、最後のコラボレーション。

  • 福音館書店『0.1.2えほん』の中でも断トツの1位優勝。それくらい私が信頼を寄せる素晴らしい絵本です。まず絵が美しいこと、そして文章が柔らかく温かく優しい点。読み聞かせをしていて自分の心が癒されていくのを感じます。夜ねんねの前に。

  • 1y4m
    シンプルなストーリーで絵も素敵。
    子どもも気に入ったみたいで、寝る前に絵本棚からよく持ってきてくれます。

  • ひよこさんを、起こすでもなく連れ帰るでもなくその場であたたかくしてあげるお母さんの優しさが好きです。征矢さんの文章はシンプルで温かくてとてもホッとする。変わっていく空のグラデーション、お母さんの羽の見え方も美しい。

  • 今のところ誕生祝いに一推し
    柔らかで美しい絵と収まりの良いストーリー

  • 1歳6ヶ月 絵のタッチが良い。星をキラキラ手を動かせるようになった。

  • 絵は「おつきさま こんばんは」で有名な林明子さん。
    柔らかなタッチでお空の色のグラデーションがとても綺麗な絵本です。

    ひよこさんが夕方ひとりでお散歩。気づいたらあたりは真っ暗に…。
    「くらくてもうあるけないよ」
    葉っぱの布団でねんねして、目が覚めたら…大好きなあの人がお迎えに。

    娘は1歳半で読みましたが、もう少し小さい頃の方が楽しめたかも。
    なので評価は1つ落として★4つです。1歳前後がおススメかなぁ。

全53件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

征矢清 1935~2008年。長野県に生まれる。早稲田大学第二文学部露文科卒業。絵本に『はっぱのおうち』『おおきくなりたい こりすの もぐ』、童話に『やまぐにほいくえん』(以上、福音館書店)『かおるのたからもの』(あかね書房)『ガラスのうま』(偕成社・新美南吉児童文学賞、野間児童文芸賞)などがある。

「2017年 『ひよこさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

征矢清の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×