オニのサラリーマン じごくの盆やすみ (日本傑作絵本シリーズ)

著者 : 富安陽子

• 福音館書店 (2019年6月5日発売)

作品紹介・あらすじ

地獄勤めのオニのお父ちゃん大奮闘の絵本第三弾。お盆になり、亡者たちの里帰りする日がやってきました。今日は地獄も年に一度の大掃除です。オニガワラ・ケンも甚平姿でご出勤。亡者がいなくなると、オニたちはモップをかけたり、針山の針をぬいてみがいたり、時にはさぼったり。そしていよいよ「ちのいけじごく」のかい掘りが始まります。ところがオニガワラ氏、池の真ん中の深みに大事な金棒を落としてしまいます。さあ、大変！

感想・レビュー・書評

[ころさんの感想 · 2022年8月28日]

お盆は地獄の亡者たちも里帰り。
オニたちも年に一度の盆休みです。

その前に、どんどん亡者たちを送り出し、地獄の大掃除が始まります。
地獄もメンテナンスが必要なのね。
掃除は大変そうですが、休みを前にオニたちもどこか楽しそうで、浮足立っているようです。

お休みは海水浴。
子どもたちもうれしいね。

[kenkenさんの感想 · 2021年9月17日]

「オニのサラリーマン」シリーズの3作目。
今回は、イソップ童話「きこりとおの」のワンシーンが登場します。（ただし、少し結末が違っており、これに対するオニガワラケンのツッコミもおもしろいです。）
こちらを読んだ後に、「きこりとおの」も読むことで、より楽しめました。

[ころころさんの感想 · 2024年4月4日]

地獄にも休みは必要だよね。頑張れサラリーマン

[19さんの感想 · 2023年7月28日]

大そうじはなん回やっても、たいへんだけど、やりおわったらやっぱりスッキリする。

[ひろさんの感想 · 2023年4月15日]

７歳１１ヶ月の娘
４歳１１ヶ月の息子に読み聞かせ

盆やすみの
帰省ラッシュ！に
じごくの
大掃除
そして年に一度の休業日

オニのサラリーマンも
大変やなあ

[Motahiroさんの感想 · 2023年3月8日]

うわあ～お盆には、地獄からもホトケが返ってくるのか〜。死者がいなくなった地獄では、なんと大掃除しているんだ。大変そう!
　なんで関西弁なんだろう

[mgsaekiさんの感想 · 2023年1月26日]

地獄に勤める鬼のお盆休みの話。

血の池地獄など、真っ赤な血の色が毒々しくてちょっと苦手でした。

[kachiro bookさんの感想 · 2021年12月30日]

お盆の時期に、普段は地獄にいるもうじゃたちがいない間に、鬼たちが大掃除をするお話。
オニガワラさんもせっせと掃除をしたり、自分の角を磨いたりします。
一生懸命働く姿や、そのあと鬼たちのお盆休みになって休む展開は、サラリーマンの日々の苦労を教えてくれます。

[keiboさんの感想 · 2021年9月1日]

みんな里帰りするすきに
地獄の大掃除

ピカピカ地獄になりました

[勝村 優さんの感想 · 2021年7月21日]

良かった

著者プロフィール

1959年生まれ。1991年『クヌギ林のザワザワ荘』（あかね書房）で第24回日本児童文学者協会賞新人賞、第40回小学館文学賞を受賞、1997年「小さなスズナ姫」シリーズ（偕成社）で第15回新美南吉児童文学賞を受賞、2001年『空へつづく神話』（偕成社）で第48回産経児童出版文化賞を受賞、『盆まねき』（偕成社）により2011年第49回野間児童文芸賞、2012年第59回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞、2021年『さくらの谷』（絵・松成真理子　偕成社）で第52回講談社絵本賞を受賞。絵本に「やまんばのむすめ　まゆのおはなし」シリーズ（絵・降矢なな　福音館書店）、「オニのサラリーマン」シリーズ（絵・大島妙子　福音館書店）などがある。

「2023年 『そらうみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」