ぼりすと こお (ブルーナの絵本)

  • 福音館書店
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本棚登録 : 170
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834086591

作品紹介・あらすじ

ある気持ちのいい秋の朝、ぼりすが森を散歩していると、木の間からこあらが現れます。こおという名前のそのこあらは、いろいろな国を見たくて旅をしている途中でした。ぼりすはこおを自分の家に招待します。ぼりすが自分で作った立派な木の家に驚くこお。そしてふたりは一緒に食事をして、たくさんおしゃべりをして、とても仲良くなります。その後、ぼりすの家に一泊したこおは、旅の疲れも癒えて、また元気に旅を続けます。

感想・レビュー・書評

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  • チーズとクリームを加えたトマトたっぷりのスープと、ブルーナさんが描くコアラに興味があって、三年前に原著を購入しました。やっと邦訳が出版されてとてもうれしい。Google翻訳とDeepL翻訳を使って読んでいたとき、コアラのコーは旅好きの活動的な少年か青年だと思い込んでいたので、日本語の訳文にはびっくりしました。コーがボリスに自己紹介する場面はこんなふう。《こおって よんでくれたまえ。》よんでくれたまえ?くれたまえって、なんだか貴族か中年のお偉いさんみたいだなあ。とはいえ、いつ読んでも手紙を書きたくなります。

    コーが自己紹介する場面の原文。
    《ik ben koalabeer, zei hij
    maar noem jij mij maar ko
    want in het land waarin ik woon
    noemt iedereen mij zo》
    ブルーナさんの文章は2行目と4行目の文末で韻を踏んでいることを、数年前のミッフィー展で知りました。会場では絵本を朗読する音声が流されていたのだけど、リズミカルで心地よかった。

  • コアラ好きな息子、興味を持って読んでいた。

    ぼりすもこおも可愛いけれど、なによりも衝撃だったのは暖炉の絵。暖炉を簡潔にこんなに可愛く描けるのはブルーナしかいない。

  • ボリスが好きなので嬉しい作品。こおの口調がおもしろい。

  • 3分くらい。

    コアラのこおと友達になるボリス。

  • ボリスシリーズ本邦初訳。こお勝手にコアラだと思ってたけど、ぼりすとは違う種類のくまらしい。種類のちがうくまのゆうじょうのはなし。

  • 6m18d
    ミッフィーシリーズにこあらがいたこを初めて知った!!
    ぼりすがご馳走してあげるチーズとクリームが入ったトマトスープが美味しそう♪

  • ミッフィーの作者として有名なディック・ブルーナ氏の作品で、2005年にオランダで刊行された「くまのぼりすシリーズ」のひとつが今年新たに日本語訳で出版されました。
    こあら!?そんなキャラクターいたっけ?と書店の方や、司書の間で話題に。
    ぼりすは偶然森の中でこあらのこおに出会います。こおは世界中を旅している途中。ぼりすは自分の家へ招待し、ご飯をごちそうして泊めてあげることに。コロナ禍で新たな出会いや旅の機会が減っている中、この時代に生まれた子どもたちに読んでほしい1冊です。
    また、児童文学者として多くの絵本の翻訳に携わり、惜しくも2022年に逝去された松岡享子さんのブルーナ作品最後の翻訳作品。(新冠町)

  • 「何で森に?」ツッコミたくなりました。

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著者プロフィール

1927年、オランダ・ユトレヒト生まれ。 絵本作家・グラフィックデザイナーとして世界的に活躍。 現在までに120タイトルを超える絵本を刊行。全世界で約50カ国語に翻訳され、8500万部以上のロングセラーとなる。日本でも代表作の1964年『ちいさなうさこちゃん』(福音館書店刊)出版以来、日本のみでも5000万部以上の絵本を刊行。また絵本創作以外にもユニセフ、赤十字や「WORLD PEACE IS POSSIBLE」など、社会活動の為のポスターやロゴも多く手がけている。

「2015年 『BLACK BEAR Notepad』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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