- Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834086591
作品紹介・あらすじ
ある気持ちのいい秋の朝、ぼりすが森を散歩していると、木の間からこあらが現れます。こおという名前のそのこあらは、いろいろな国を見たくて旅をしている途中でした。ぼりすはこおを自分の家に招待します。ぼりすが自分で作った立派な木の家に驚くこお。そしてふたりは一緒に食事をして、たくさんおしゃべりをして、とても仲良くなります。その後、ぼりすの家に一泊したこおは、旅の疲れも癒えて、また元気に旅を続けます。
感想・レビュー・書評
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チーズとクリームを加えたトマトたっぷりのスープと、ブルーナさんが描くコアラに興味があって、三年前に原著を購入しました。やっと邦訳が出版されてとてもうれしい。Google翻訳とDeepL翻訳を使って読んでいたとき、コアラのコーは旅好きの活動的な少年か青年だと思い込んでいたので、日本語の訳文にはびっくりしました。コーがボリスに自己紹介する場面はこんなふう。《こおって よんでくれたまえ。》よんでくれたまえ?くれたまえって、なんだか貴族か中年のお偉いさんみたいだなあ。とはいえ、いつ読んでも手紙を書きたくなります。
コーが自己紹介する場面の原文。
《ik ben koalabeer, zei hij
maar noem jij mij maar ko
want in het land waarin ik woon
noemt iedereen mij zo》
ブルーナさんの文章は2行目と4行目の文末で韻を踏んでいることを、数年前のミッフィー展で知りました。会場では絵本を朗読する音声が流されていたのだけど、リズミカルで心地よかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コアラ好きな息子、興味を持って読んでいた。
ぼりすもこおも可愛いけれど、なによりも衝撃だったのは暖炉の絵。暖炉を簡潔にこんなに可愛く描けるのはブルーナしかいない。 -
ボリスが好きなので嬉しい作品。こおの口調がおもしろい。
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3分くらい。
コアラのこおと友達になるボリス。 -
ボリスシリーズ本邦初訳。こお勝手にコアラだと思ってたけど、ぼりすとは違う種類のくまらしい。種類のちがうくまのゆうじょうのはなし。
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6m18d
ミッフィーシリーズにこあらがいたこを初めて知った!!
ぼりすがご馳走してあげるチーズとクリームが入ったトマトスープが美味しそう♪ -
ミッフィーの作者として有名なディック・ブルーナ氏の作品で、2005年にオランダで刊行された「くまのぼりすシリーズ」のひとつが今年新たに日本語訳で出版されました。
こあら!?そんなキャラクターいたっけ?と書店の方や、司書の間で話題に。
ぼりすは偶然森の中でこあらのこおに出会います。こおは世界中を旅している途中。ぼりすは自分の家へ招待し、ご飯をごちそうして泊めてあげることに。コロナ禍で新たな出会いや旅の機会が減っている中、この時代に生まれた子どもたちに読んでほしい1冊です。
また、児童文学者として多くの絵本の翻訳に携わり、惜しくも2022年に逝去された松岡享子さんのブルーナ作品最後の翻訳作品。(新冠町) -
「何で森に?」ツッコミたくなりました。