- Amazon.co.jp ・マンガ (164ページ)
- / ISBN・EAN: 9784835214511
感想・レビュー・書評
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トラウマから孤独を選ぼうとするDKと自責の念から自虐せずにいられないDK のお話。読んでるだけでも痛くて苦しくなるようなものをそれぞれに背負う2人…
重過ぎでは?と思うくらいだけど、お互いが必要不可欠な存在になっていく様が極自然な流れに感じられて、さほどのページ数でもない中でそれが表現されてるのが秀逸でした。
エピローグも良かった。何と言うか、更に安心した。←ほぼ親目線詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
同級生×トラウマ持ち
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前向きな終わり方するんですけれど…生々しくて痛いお話かも。
読んでる時は辛くてめちゃくちゃ泣きました。。
マイナスとマイナスってかけるとプラスになるじゃないですか。
この漫画は、そうだったんですけれど、現実もそうだといいですよね。。
一緒に闇に引きずりこまれる人の方が多いんじゃないのかな…なんてね。 -
「エピローグ」があってよかったっっす!
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痛い話。でも好き。
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明るくて派手、けれど義父と体の関係を持っている千秋。
優しい家族に囲まれながらも、過去の傷から抜け出せない雪村。
偶然出会った二人は、徐々に親密になっていく……
これ、いい。
ものすごく痛くて、でもその痛さが不快なものじゃなかったです。
傷ついて傷ついて、けれどお互い上手く慰めあうことができなくて、ただ馬鹿みたいに寄り添ってる……という描写が鋭利に描がかれてる気がしました。
二人とも泣いてばっかりなんだけど、それが決して女々しくなくて、むしろ湧き上がってくるものが放出されているようで、すごくきれいだった。
危なげな「少年」という枠が上手く出てました。
互いがどれほど必要不可欠か分った上での別離はものすごく切なかったし、そのあとの千秋の卒業証書を破くシーンも印象的。
最後に一度だけしてしまったリストカットがただ痛いものだった、というモノローグも好き。
そしてなにより、傷つきまくった二人の最後の番外編はよかったです。
お互いが相手に気を使われていることに気づかないまま、あいつは世話が焼けるなあ、と思ってる姿がかなり微笑ましくて笑えます。