赤い館の騎士

著者 : A.デュマ 鈴木豊

• 復刊ドットコム (2003年10月25日発売)

作品紹介・あらすじ

1793年、フランス革命のさなか、国王ルイ16世はすでに処刑され、王妃アントワネットは囚われの身となっていた。そんな中、幽閉された王妃を断頭台から救うべく、王党派による王妃救出計画が密かに進められていた。"赤い館の騎士"の正体とは?王妃の運命やいかに?革命の混乱期を舞台に、王妃救出をめぐり描かれる壮大な人間ドラマ。数々の名作を生み出した文豪デュマの隠れた代表作。

感想・レビュー・書評

[ルークシュポールさんの感想 · 2012年5月12日]

ラブストーリーと恐怖政治の側面がミックスしていて面白かったです。
特に好きなのが主人公、モーリスの親友、ローラン。
モーリスとジュニヴィエーヴの恋愛と、それによって巻き込まれた陰謀で二人が処刑されなければならない時、自分はいくらでも逃げられるのに「生き残って一生後悔するのは嫌だから」と一緒に処刑された彼はとってもかっこいいです。
あと詩人キャラなのもおすすめポイント。