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- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784835441269
作品紹介・あらすじ
世界的な民話採集者ルース・マニング=サンダーズがよりすぐったさまざまな巨人のお話。強く手ごわい巨人もまぬけな巨人も登場する各国の民話を収録。
感想・レビュー・書評
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KiKi にとって「巨人」っていう存在は、多くの神話に出てくる原初の時代に生きていて神様とスッタモンダのある存在という意識の方が実は強かったりするんだけど、この本に集められている「巨人」たちは、もっと後世(?)に現れた、人間とスッタモンダのある存在ばかりです。 そしてその多くが日本語に言うところの「独活の大木」さながら、どことな~くオツムが弱くて(力だけが強い・・・・とも言える ^^;)、人間たちに退治されちゃう物語ばかり・・・・・。 ここまで徹底的に退治(≒排除)されちゃうということを考えると、西洋人にとって巨人っていうのは「屈服させなければならない相手≒大自然」ということなのかなぁ???? 集められている民話に出てくる巨人の中に1人ぐらい「気は優しくて力持ち!」がいてもいいような気がするんだけど、「気が弱い巨人」はいるものの「気が優しい巨人」はいないんですよね~。 それもちょっと残念なような気がします。
とは言うものの、どれもこれも楽しい物語ばかりで、思わずクスクス笑いながら読み進めることができました。
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