- Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
- / ISBN・EAN: 9784835441481
感想・レビュー・書評
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どれも不穏な短編集。
安易にいい話や教訓にまとめず、ブツッと不気味に終わらせている。
子供の頃、怖い怖いと思いながらも何度も読み返した本があったのだけど、今作にも似た中毒性を感じる。
復刊リクエストが多かったのも納得。
読んでいて、星新一も思い出した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
魑魅魍魎がいる。教訓的ではなく、日常の中にヌルッと変なものが入ってきてどこかへ行く。本格的な寓話なのだ。
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これは是非こどもに読んでほしい小説です。こわいけど…。表題作の、文字が手書きになってるのにドキッとしました。
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知らなかったけどおススメされてよかった。
独特な世界観 -
こども向けの、うっすらとホラー風味な短編集。
復刊ドットコムで復刻したみたいです。 -
ホラーな子ども向け星新一といった感じ。
2つ目は、結構怖い。
他は、ブラックだけど笑えるオチになっている。 -
えんぴつがノートに勝手に脅し文句を書いていくのとイラストが薄気味悪いので子どもは怖がってしまうでしょう.
小学生くらいからかな. -
1976年に太平出版から刊行されたものを底本に~「メキメキえんぴつ」塾の先生によく似た人から30円で買った大きな鉛筆が夜中に尖らせろ、勉強しろとノートに書くのを見て嫌になって4つに折ると自分で尖って攻撃してきたので云うことを聞いたら成績が上がった。「大きくなったら、なにになる」父さんのように医者になると云ってみてカンナの花を手折ると、カンナとなのる小父さんからチョコレートを食べさせられて大人になったが医者らしいことは出来ずに子どもには戻れなくなった。「アップルパイのつくりかた」小麦粉を耳朶の堅さにするのに動物園で虎の耳朶を触ってみると虎も耳朶を触ってくる。「トーゼンボー」旧古いビルの壁から抜け出してきたトーセンボーの秘密を知った男の子だけが道を通れるが、その秘密を話した途端にコンクリートなってしまった。「あなたのえらさはなんポッチ」ロクロー山におかしな機械がおいてあり、エラサを計ると云う~おもしろい人だが、学習塾経営者だって・・・1931年生まれってことは、もう80歳を過ぎているよね。いつ頃から、塾をやっていたんだろう。小学生を主人公にした物語で、絵も本人が書いている。booklogで見かけて読んでみたいと思った