トム・チット・トット

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  • Amazon.co.jp ・本 (67ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835442198

作品紹介・あらすじ

なんてことないふつうの娘がひょんなことから王さまのきさきになることに。ただしそれには"ある条件"がありました。困りはてた娘はとつぜん現れた"黒いまもの"のチカラを借りてぶじにピンチを乗り切りますが…。表題作『トム・チット・トット』ほか『ちっこいちっこい』の計2編を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 「大工とおに六」はかういふのの翻案らしい
    王陛下の口調が一般市民ぽくてアレだった
    なんぞの人の顔がトラウマな半面、彼がアレするところが哀れだった。
    「ちっこいちっこい」普通お墓の辺にある骨つうたら土葬がデフォの場合(いや火葬でもか)、ホモ・サピエンスの物だと思ひます。
    オーラル文藝の結構良いものなのでいいんだけど。でもトラウマ。

  • ジェイコブズというイギリスのグリムのような人による民話集の代表格のお話。ドイツの「ルンペルシュティルツヘン」や日本の「大工と鬼六」パターンのお話。もう一つの「ちっこいちっこい」も読み聞かせによさそうな内容で、スズキコージの挿絵も良かった。

  • 名前の持つ意味がとても大事!運の良い怠け者の王妃様.

  • 表題作とちっちゃな骨のお話の二つが収録されている。ダイナミックな絵柄で子供が好みそう!と思ったけど、抽象的な感じもあるので、意外と子供にとっては難しいタイプなのかもしれない。

  • こおにの名前をあてるという「だいくと鬼六」みたいな話。
    でも、この子、欲張りで怠け者でウソつきなのに、なんで~?納得いかないわ~。
    ドンドン怖くなるこおにに、「もういい!」(M4)
    スズキコージさんのこおにがすごく魅力的。

    <リクエストされて再読>
    「この女の人、なんで勝手なのに助かってんの?ぼくならちゃんと、無理~っていうよ。」(S8)
    「ほんとにほんとにほんとにほんとに無理なんだ~。
    そんなこといわれて、どおっしよ~。
    無理ー、さふぁりぱああくって。言っとく。」
    (富士サファリパークの節)
    「でも、よく見て。この絵のとこにTOM・・・ってかいてあるじゃん。これ読めば大丈夫でしょ。」

    「まあ、今年はこおには助けてくれたけどね、来年もあるでしょ。来年はくび、ないかもね」とささやいておいた。

    →ちっこいちっこい娘
    「なによ!この話、意味わかんね。ゾンビ?」(S8)
    ちっこいちっこいの繰り返しが読んでいて楽しいけど、話はだんだんと剣呑に・・・。
    この話の方が好き。子供はダメだったようで一人で寝られない夜。

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