きこえる きこえる

  • 復刊ドットコム
3.71
  • (5)
  • (5)
  • (11)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 75
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835443041

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「君のもっているもの何かおくれ」とゾウは鼻をのばす。「ピーナッツちょうだい」とクマは口を開け手を挙げる。イヌを呼ぶとき舌を鳴らして膝を叩くだけ「トウッ、トウッ、おいで」と。動物の仕草を見ても分かるように、人は手振り身振りだけでコミュニケーションをはかることができます。母さんに抱き着いて腕をまわすとき、喧嘩して睨めっこするとき、美味しそうなケーキを前にしたとき、飲みたくない薬をまえにしたとき・・・。『クリスマスまであと九日』でコルデコット賞を受賞したマリ-・ホール・エッソ(1895-1984)の版画絵本。

  • 原題 TALKING WITHOUT WORDS
    by Marie Hall Ets

    舟崎靖子訳 2007

    言葉にしなくともわかること

    ゾウははなをのばす〜きみのもってるものをなにかおくれ

    クマはくちをあけて、手をあげる
    〜ピーナッツちょうだい

    トウットウッ したをならして、ひざをたたく、だけ
    〜おいで

    おとうとはなにも言わないでとりかえしにくる
    〜お姉ちゃんがボールを隠した

  • 「ゾウがはなをのばします。ねえさんがいえのうしろにかくれ、そっとのぞいています。かあさんにうでをまわして、だきつきます。「ことばをつかわなくても、みぶりてぶりだけで、これだけいろいろなことをつたえられるんだよ」と、エッツのあたたかいメッセージが伝わってくる一冊。」

  • たしかに、言葉にしなくても、分かることが沢山ありますね。

  • 子供のジェスチャーに注目したところがおもしろい。

  • どうぶつたちも、かぞくも、言葉なくてもつたわることがたくさん描かれてる。そしてやっぱり、愛がなくちゃこんなに素敵に表現できない。

    どうぶつたちと、家族と。

    そしてこの作品は仕事のうえでのパートナー、編集者のメイ・マッシーに、捧げられてる。
    静けさの中、幸せあふれる会話のあとの優しい沈黙。

  • 言葉を使わずに表現できることってたくさんあるなぁ。

  • ストーリーにはなってないのですが、読んでいるうちに情景が膨らんできます。

  • 喋らなくても気持ちは行動で表せる。


  • 世界に色を塗ろう

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1893年,アメリカ,ウィスコンシン州生まれ。ニューヨークの美術学校を卒業後,シカゴ大学で社会学を学びながら,セツルメント活動に従事。その後,コロンビア大学の大学院で児童心理学を学び,『ペニーさん』(徳間書店)でデビュー。『クリスマスまであと九日』(冨山房)でコルデコット賞を受賞。作品に「もりのなか」,「またもりへ」,「わたしとあそんで」(以上福音館書店),「モーモーまきばのおきゃくさま」(偕成社)などがある。

「2023年 『わたしとあそんで PLAY WITH ME』 で使われていた紹介文から引用しています。」

マリー・ホール・エッツの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×