[ 内容 ]
あるところに…、ミナモト・ウシワカという、ことし三年生になる男の子がいました。
ウシワカは、たった二つのときに、おとうさんをなくしたので、それからというもの、おかあさんとふたりきりでくらしていました。
さて、そのとなりに、ふつう、ベンケーさんとよばれている、まゆげと、もみあげの毛のこわーい、山みたいな大男がすんでいました。
ウシワカは、力もちで、やさしくて、それに、とってもおもしろい、ベンケーさんがだいすきで、たいてい、そのそばにくっついていました。
ベンケーさんも、ウシワカを、ボーズ、ボーズとよんで、かわいがっていました。
そのベンケーさんが、このごろ、発明にこりはじめたのです。
それが、なんともおかしな発明ばかりでした。
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