作品紹介・あらすじ
ごるりは、いたずらっこであまえんぼのちいさなばけもののおとこのこ。ぼくって、どういうぼくだろう?
感想・レビュー・書評
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ちいさなごるりは、自分がどういうものが、お母さんに尋ねます。(お母さんとごるりは、見た目は全然ちがう)
大きなお母さんは、ごるりを
「ちいさなばけもののおとこのこ。ちょっとばかりいたずらの ほんのすこしあまえんぼうの ちいさいはねと ながいしっぽがよくにあう おとこのこ」と歌います。
ごるりのいいところも困ったところもを認めて、受け入れて愛情たっぷりのおかあさん。
でもぼくがもしクシピーの人形だったら、お母さんどうするの?
そしたらろるりは、本当にクシピーの人形になってしまった。
展開が読めないストーリー。
ごるりの自己肯定感とお母さんの大きな愛の絵本。
著者プロフィール
1959年、アメリカ北東部で生まれ育つ。ウィリアムス大学とザルツブルグのモーツアルテウムで作曲を学ぶ。1982年に来日し、子どもの本の創作や、作曲活動を始める。『森のおはなし』『はらっぱのおはなし』(共にあかね書房)で、路傍の石幼少年文学賞、『ノネズミと風のうた』(あすなろ書房)で、ひろすけ童話賞を受賞。絵本に『それはもりのこもりうた』(童心社)、童話に『旅ねずみ』(金の星社)、『ジルケンの冒険』『にひきのいたずらこやぎ』『トロルとにひきのいたずらこやぎ』(以上、佼成出版社)ほか多数。アメリカ・マサチューセッツ州在住。
「2017年 『いたずらこやぎと春まつり』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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