得手に帆あげて: 本田宗一郎の人生哲学

著者 :
  • 三笠書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837914792

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  • 筆者は若い!しかし問題は、本当に若いかどうかであると筆者は考えている。若さはエネルギーの所有者であり、先入観がなく希望と探究心を持ち行動を起こせる。経験はただ経験するだけでは生産性はない。そこからどこで考えても納得のできる正しい理論に裏付けられた知識を、学び取ることが重要。現状を正確に判断し、将来の見通しを立て、自分のスタミナを適正に配分することが大事で、その為に学問と見識が必要。また成功した時の反省が重要。
    考えが異なる点は、不得手はことはやらず、得手のことしかやらないという点はわからない。試して初めは不特手だと考えていた事が実は特手であることも少なくはないと思う。

  • チェック項目19箇所。父からの言葉・・・時間を守れ!2年間かけて全社員と握手する。70歳にしてまだ成長できる。過去を持たないのは若さの特権であり、若さを支える大事な要素。盆栽人間・・・子ども自身がやらなければならないことまで親が手を出す。子は親のものという意識→子供を一人の人格者としてとらえる。教師の万年ノートから生まれるものは過去しかない。江戸時代は身分制度・・・生まれた家のまま。人間としての基礎作り・・・義務教育。貧乏することで初めて人間の本当の喜びや悲しみがわかる。母からの教え・・・うそをつかない、時間を守れ、約束を守れ、他人に迷惑をかけない。努力自体はまったく意志を持たない一つのモーション。努力はその時の情勢に最も緊急の効力を生んではじめて努力として認められる。トイレは化粧気なしのその家の素顔。トイレの充実が設備として最も基本的で大切な点。行動こそ100%の意志そのもの。欠陥の多い人間こそ、特徴も多い人間。信用とは人に好かれること、約束を守ること、人を儲けさせることにつきる。時間はすべての生命である。約束の時間を守ることは道徳の基本。

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著者プロフィール

本田技研工業創業者

「2016年 『会社のために働くな』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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