「安い食べ物」には何かがある: 生鮮食品、加工品、輸入品、原材料、添加物……ここだけはチェック (単行本)
- 三笠書房 (2016年12月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837926597
作品紹介・あらすじ
10万部突破のベストセラー
『行ってはいけない外食』の著者、渾身の書き下ろし!
何を買うか、買わないか?
今、あなたの「選ぶ目」が試されています!
■割高の「減農薬野菜」に期待してはいけない
■「デパ地下の名店惣菜」と「コンビニ弁当」──作っているところは同じ
■同じマヨネーズでも「カロリーハーフ」は安くて当然
■子どもに安い「ラクトアイス」を与えていいか
■「キャラクターつき食品」は原材料費が削られている
■どうしようもない安い輸入食材も、色を抜いたり、つけたりすれば……
etc……
「健康的・おいしい・リーズナブル」な食品のための必携ガイド!
感想・レビュー・書評
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知らぬが仏、怖くて実は読みたくなかった。
今は無知の方が怖いし、知った上で自分でできる範囲で選択すれば良いと思う。主婦として、家族に食事を提供する上で知っておくべき事満載。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
農薬と添加物のことを意識する機会になった。
加工品には十分気をつけ、適度に楽しみたい。
普段の買い物で安いものを選ぶ時に添加物に注意しつつ、より価値ある買い物ができるようになりたい。 -
食品の隠れ話。知らずに食べてしまうより、知識を持ったうえで、食べるか食べないか自分で選択したい。
◆たんぱく加水分解物、酵母エキス
➡︎それ自体が体に悪いという説もあるが、わざわざそんなもので味付けしないといけない粗悪な原料を使ってるのだということが問題だと思ったほうがいい
◆下手な有機栽培
➡︎完熟発酵熟成していない有機肥料を使った畑には硝酸態窒素が蓄積し、そんな畑で育った野菜を食べると体内に取り込まれた硝酸態窒素が強力な発がん物質に変わる。
小松菜やほうれん草の本来の色は淡緑。濃い緑は硝酸対窒素のせいかも。
また、他の本で読んだ、「虫も食うような美味しい野菜」は間違い。上手な有機栽培なら虫食いはおこらない。
◆お刺身
➡︎サクは生鮮品なので食品添加物を使っていけないルールになっている。
一方、刺身の盛り合わせは加工品なので、アミノ酸や防腐剤を使えることになる。
1日目丸魚で売り、2日目サクで売り、3日目盛り合わせで売る。3日目は添加物を入れないと売れない鮮度になっているとか -
☆R4年1月からポテチ断は成功・加糖フルーツジュース断/今後止めるもの(ファミレスの朝食/マック・スタバ・喫茶店コーヒー)
タンパク質加水分解物→化学物質 大型の魚の残骸,大豆,コーンの絞りかすに塩酸をかけ,その後苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)で中和→アミノ酸でありある種のうま味
塩酸分解法はクロロプロパノールが生じる→発がん性物質
酵母エキス→遺伝子組み換えした酵母+サトウキビかす,アンモニア混合物→酵母が体内でアミノ酸を生成→食べ過ぎるとイーストコネクション(アレルギー反応)
食品添加物に指定されていない・化学調味料ではない
食品そのもののうま味ではなく,アミノ酸のうま味を感じている
食品添加物 指定添加物454 既存添加物365 天然香料612 一般食品添加物72
消費者ではなく,製造者の都合 混ぜた場合の安全性不明
コーヒーフレッシュ ショ糖脂肪酸エステル,プロピレングリコール→不純物の規定なし・水と脂を混ぜる添加物 シャンプーなら界面活性剤
ビタミンCのサプリ Lアスコルビン酸→5%まで不純物認められる 中国産純度低い
サプリ→大量は危険 突出して何かを多くとるとマイナスの働きもあり
安い弁当,外食,マヨネーズ,ケーキ類 卵液(工場で大量生産,保存料をプラス)
海外産の漬物 野ざらし→漂白→また色付け(着色料の毒性)
安い味噌,醤油→発酵させず,アミノ酸を別に加える 本物はカビ対策必要☆冷蔵庫のみそぜんぜんカビない
豆腐→膨張剤 グリセリン脂肪酸エステル,シリコーン樹脂
国産大豆は遺伝子組み換え禁止 国産100%なら安全
海外からの輸入品 輸送中のために薬品処理
遺伝子組み換えの納豆菌 強い紫外線→生き残りを選別・突然変異で強い菌へ
納豆のタレは絶対に食べるな!相当量の添加物
完熟していない有機肥料で野菜栽培→ただ緑色が濃いだけの野菜・硝酸態窒素の影響(発がん物質)
外国のレモン,グレープフルーツ
小麦 グルテン不耐症の人→グルテンを避けると体調改善
×菓子パンを食事代わり
米を食べると太るのデマ→小麦を輸入したい人の戦略
精米機で三分づき 酸化しやすいのでつきたてを食べること
×スーパーの刺身パックのツマ,シソ→薬品で洗浄 虫無し
戦後,アメリカの化学肥料(余った火薬を転用)→小麦が豊作 レイチェル・カールソン「沈黙の春」→小麦を牛へ→大量の牛乳→バター 絞りかすは脱脂粉乳として日本へ
安い肉 病気の牛豚 成形肉(退色防止のリン酸塩)
アメリカの牛→成長促進ホルモン剤
熟成肉→本来手間がかかる 安いものは添加物処理
安い牛乳→牛に与えたホルモンをそのまま飲んでいる状態
コンビニ弁当→豚のエサ→奇形,死産増加
ハム,ソーセージ,ベーコンを避けること
安い弁当 中国産の野菜(スーパーで単体で売っていない理由) 真っ黒な油で揚げたコロッケ
レトルト(蒸留釜の意)→高温殺菌,食品の栄養価なし
冷凍食品→事実上,中国産のものがほとんど 保存料として加工デンプン→とろみ
オメガ3系の脂(アマニ)→加熱しないこと
×コーヒーフレッシュ→トランス脂肪酸 乳化剤
人工甘味料 アスパルテーム,スクラロース,アセスルファムカリウム→甘みは感じるが,消化酵素は体内になし→ブドウ糖に分化しない・体内に残る→腎臓,肝臓に化学物質として残る
比較的安全なもの メープルシロップ,はちみつ
ポテトチップスは最悪→アクリルアミド
ポテチが我慢できない人は,体内に必要な油を接種できていない状態→オメガ3系を取ること
安いチョコ→カカオなし,トランス脂肪酸で代用
アイスクリーム→△アイスミルク→×ラクトアイス(植物性油脂多用,高果糖コーンシロップ)
☆乳固形分が3%以上あるアイスクリーム類(3種類)未満は「氷菓」
アイスクリーム=乳固形分15.0%以上うち乳脂肪分8%以上/ハーゲンダッツ
アイスミルク=乳固形分10%以上うち乳脂肪分3%以上/雪見だいふく
ラクトアイス=乳固形分3%以上/植物性脂肪を多用/スーパーカップ
少し高くても天然塩を選ぶこと
×安いカビないケチャップ
〇ミネラルウォーターと書いてあるもの→防腐剤,添加物処理していない
喫茶店のコーヒー1杯→コーヒー豆12~15グラム必要 添加物処理していないか注意
×市販の野菜ジュース 濃縮還元
輸入ワイン→船便のため酸化防止剤(亜硫酸ナトリウム,二酸化硫黄)
ビオワイン→オーガニック 頭痛にならない人も多い 冷蔵庫で3,4日
ディオニー(株) 前田豊三郎商店 フジトレーディング 水谷酒店
本当にいい野菜は腐らずにしおれていく 無知はコスト -
書かれていることはごもっともだし、納得出来る内容でした。買い物中に成分表示もチェックする習慣がつきました。
しかし、全部が全部いいモノで揃えられるかと言ったら正直無理です。生活費には限りがあるし、庶民には安いもので何とかやりくりしていかないといけない時もありますので…。
毎日使う調味料はいいモノを、無駄に加工品を買わないなど最低限気をつけて食事を楽しんでいけたらなと思える本でした。 -
■読む前
安い食べ物はお得だからというだけの理由で買っていたけどどうなのか気になっていた
■読んだ後
原材料や添加物どこの物なのか安全なのか?などたくさんのことがわかって面白かった。
■読んだ理由
表紙が面白そうだったから。
■感想
添加物の少ない食べ物を買うようにしようと思った。自分は今まで危険なことをしていたなと思った。 -
・スーパーで目にする安い食べ物の味や、成分表に興味があり読んだ
「添加物」「原材料」「生産地」「売る側の狙い」
といったことに触れていた。
体に害を及ぼすことや、販売側の心理というものが書かれていたが、現実では念入りに調べられる訳ではないし、生活のことも考えて安さに妥協することも致し方ないと感じる。
同時に、
なにも加わってないそのままの食べ物というのが、高級品になっていくのは仕方のないことだとも思う。
食品を作る側も商売、ということを頭においておく意識はついた。
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安くできるのには理由があって、買う前になんで安いのかを考えてから買う必要があるとうたった本。原材料欄の表示の物質について知らないことも多く勉強になった一冊。
日々選ぶものを全て無添加無農薬にすることは難しいが、人工甘味料が入ってるものを避けるなど、簡単に実践できるものもあると感じた。
添加物が避けられない世の中で少しでも添加物を家庭内で除去したり、一緒に摂取することで吸収を和らげたりすることができないか、他の人が書いた本も読んで知識を深めていきたい。 -
これは…半ば私も潜在的に思ってきたことがそのまま言語化されててビックリ
今や日本人は自分たちで考えているより、殆どが不健康な状態です。
毎日の食事はそのまま心の状態や健康に直結していきます。
無知はコストです。
正しい情報を得て、そこから自分に適したものを選べるようになろう強く思った本でした。 -
食品添加物やなぜ安いのか知らないで毒を摂取している、やすければなんでもいい、無知はコスト、だから正しい情報を得るべきという主張もわかるが正しい情報を得るにもコストがかかることについて触れていないのは残念。
国の規制に任せず、自ら学び選択できる人がどれだけいるのだろうか。金融商品の選択にも似てきたが、あーだこーだ言わず、事実を教える、学ぶということに個人が徹すれば良いのではないか。この本からはあまり事実を科学的に説明している文章ではなかった。わかりやすさだけを重視した本でじゃあどうするのかという話になると一瞬で怪しい本に見えてくるから星2個。