枠を壊して自分を生きる。: 自分の頭で考えて動くためのヒント (単行本)

著者 :
  • 三笠書房
4.09
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本棚登録 : 65
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837926672

作品紹介・あらすじ

テレビ、メディアで話題沸騰!
あの漱石アンドロイド、マツコロイドの生みの親・石黒浩が明かす、
もっと自由に生きるための考え方のヒント。

全てのバイアスを取り払ってみると……

◆夢――本当に必要なものか? それが将来を制限するかもしれない
◆友達――必ずしも必要ではない。なぜなら……
◆自分らしさ――ひとつに絞るな、無限につくれ
◆人づきあい――「好きな人」より「嫌いな人」があなたの財産になる
◆生き甲斐――社会に自分をどう活かすか、を考える ……etc.

世界の見え方、自分を見る目がガラリと変わる!

「人間そっくりのロボット」をつくっていると、
「人間とは何か?」が見えてきます。
僕は、死ぬまで「自分とはいったい何者なのか?」を考え続けるつもりです。
考え続ける限り、人間は、他の動物とも、ロボットとも、違う存在でいられるはずです。
――著者

感想・レビュー・書評

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  • 好き嫌いで自分の可能性を減らしていたとは、たしかに好き嫌いで居心地の良い所を選べば成長はない。良い本でした。

  • アンドロイド研究の第一人者である石黒浩氏が自身の生き方や考え方について書いた一冊。

    常識を疑うことや「人間とは何か」ということからアンドロイドの研究に進むにあたり、そこから得た本書の内容は刺激的だと感じました。
    親や友人、夢といった世間で常識とされていることを疑問に思い考え続けることが人間という存在の究極の目的であるということを本書を読んで感じました。

    本書の中でもアンドロイドや人工知能が発達していく中で教育の分野が一番難しいことや興味深い内容だと感じました。
    また、発想や情報収集の方法についてや仕事術などといった実践的なことや個性や他者といった言葉の解釈などは面白く、氏の人柄も掴むことができました。

    氏の考えは常人とはかけ離れた部分もありましたが、取り入れられる部分もあるとも感じました。
    これからアンドロイドや人工知能が私たちの生活を変えていくなかで常識を疑い、人間の本質について考えることが上手く共存していくためのヒントを掴めることであるのではないと本書を読んで感じました。

  •  「ノート」をいつも携帯する。
    →そのノートに問題を書く
    →問題をゲシュタルト崩壊させ、個別の問題に還元する

  • 基本問題を生涯をかけて追い続けること

  • 仏教の禅では日常生活の作業全てが修行。作業に没頭して三昧の境地に至れと。単純作業が閃きに繋がる。哲学の道、竹林の七賢。

  • Webの石黒浩さんの記事を読んで、とてもおもしろいし刺激を受けると感じたのがきっかけで、購入してみた本。こちらの本もいろいろ感じるものがあり、とてもおもしろかった!

  • 要約:
    自分の頭で考える = 人間。考える = 書く
    過去の話をしない
    目的を持って情報を収集すること
    自分らしさを気にすると人生が縛られる
    何をしたか、ではなく。何をするか

    行動:
    アイデアノートを作って毎日考えを吐き出す
    怒らない。怒った理由に耳を傾けて、自分の欠点を直す
    自分を基準にする

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著者プロフィール

石黒 浩
ロボット学者、大阪大学大学院基礎工学研究科教授(栄誉教授)。1963年滋賀県生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了(工学博士)後、京都大学大学院情報学研究科助教授、大阪大学大学院工学研究科教授を経て、2009年より現職。ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。オーフス大学(デンマーク)名誉博士。遠隔操作ロボットや知能ロボットの研究開発に従事。人間酷似型ロボット(アンドロイド)研究の第一人者。2011年大阪文化賞受賞、2015年文部科学大臣表彰及びシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞受賞、2020年立石賞受賞。『ロボットとは何か 人の心を映す鏡』(講談社現代新書)、『どうすれば「人」 を創れるか アンドロイドになった私』(新潮文庫)、『ロボットと人間 人とは何か』(岩波新書)など著書多数。

「2022年 『ロボット学者が語る「いのち」と「こころ」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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