- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837927341
作品紹介・あらすじ
「ちょっとしたこと」が、「圧倒的な差」になっていく。
評価も、人望も、お金も引き寄せる、“仕事に効く”気くばりの秘訣!
◆そのとき、求められていることの「一歩先」を読んで動く
◆お礼こそ、「即・送信」
◆相手の「立場」から、「感情」を想像する
◆「冷静」と「情熱」のバランスをとる
◆トラブルの解決では、両者のメンツをふまえる
◆相手の気持ちを上げたいときは、話を「ちょっと盛る」
◆手柄を人に譲り、「花を持たせる」ことも惜しまない
仕事も人生もうまくいく秘訣は、つまるところ……
人と人との間の“見えない空気”を、気持ちのよいものにすること。
相手のことを考えた「気くばり」が、自分自身に大きなメリットを連れて帰ってくる、
そんな実践法があるのです。
安田正
――シリーズ累計64万部突破『超一流の雑談力』著者、最新作!
感想・レビュー・書評
-
所感 確かに人当たりのいい人が行っていることが、明文化されているなと思いました。分かりやすかったです。
〈俯瞰力の気配り〉
◯俯瞰力のアンテナ
報告について
①現状 上司にとって知る必要のあることのみ
②見通し ①を通して今後どうなりそうか
③対処 ②の見通しのうえで、どう対処するつもりか(どのように、いつまでに)
◯重要度の判断
①1時間以内
②半日以内
③1日以内
④翌日、日をまたいでもいい
⑤一週間以内
(それより長い仕事は喫緊ではない)
◯他の人が関わる仕事は1日前倒し
◯お礼は即返信
◯指示待ち、現状維持の逆を行く
〈共感力の気配り〉
◯共感+提案
→「寒かったですね(共感)、暖房つけましょうか?(提案)」
◯立場からくる事情を想像する、感情に寄り添う
「立場」→「感情」で想像。
〈論理力の気配り〉
◯何のために話すかを明確に。
◯聞く人にとってのメリットを伝えるために話す
◯話しを一冊の本に例える
→①話しのタイトルは?
②話の目次は?
③目次は聞く人にとってメリットがある?
◯「結論」→「根拠」の流れ
◯ありがたい助言の流れ
①ミスの事実、経緯の確認
→ミスに至るまでの経緯、背景
②原因の分析
→なぜ、そのミスが起きたのか?
③解決法の提案
→どうすれば解決できるか?
◯柔らかな指摘の方法(相手のメンツを潰さない)
①いきなりミスを指摘しない
→「〇〇のことなんだけど、いいかな?」
②改善してほしい点を明らかにする
→「毎週金曜日までに〇〇することになっているんだ」
③相手の立場、感情を損ねない言い方
→「これからは、こういうルールにしておいたから、後で目を通しておいて貰えると助かる」
〈サービス精神の気配り〉
◯相手の言ったこと+ポジティブコメント
→「結婚記念日だったんですね!(繰り返し)奥様と食事なんて素敵ですね(ポジティブワード)」
◯うなずきを大切に
〈尊重の気配り〉
◯相手の名前を意識して呼ぶ
◯挨拶+ひと言
◯考えが違っても、一度は素直に受け入れる
◯変な見栄はもたない
◯人に花を持たせることを惜しまない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
改めて自分が実践したいと思うことに溢れた本だった。
業務の中で自分が実際に既に気をつけていることも書かれていたが、この本を読んだおかげで今まで知らなかったことを知ることができてとても勉強になった。
例えば、"上司から余計なことをしなくていい"と言われると自分がいけないことをしてしまったのではないだろうかと考える人が多いのではないかと思っていたため、それを褒め言葉だと受け取ることによって、考え方も180度変わるなと思った。
また、話の内容を合わせるよりもリズムやテンポを合わせる方がずっと重要だと言うこと。
一般的に話の内容を合わせることに意識が集中してしまう人も多いのではないだろうかと考えていたため、リズムやテンポを合わせる方が重要だと言うことを知り、自分自身も仕事でお客様と会話をする際には、リズムやテンポを意識して接して行けたら、自分のサービスもより良くなるのではないだろうかと今後実践を繰り返していく中で、自分のものにしていきたいと思った。 -
わかりやすくて おもしろい本でした◡̈*.。
他人を尊重すること 相手の身になって考えて行動すること それが気くばり力だな と 改めて感じました。
医療職のわたしでも 職場や 家庭で 心がけたいなと思えることの たくさんつまった内容! -
書いてある事は当たり前の事が多いように感じるが、その中身を理解して行動しているかどうかは大事な事だったと思います。
気くばりに自信がある人ない人どちらの人にもオススメです。 -
お礼のメールは即送る、人声かける+αを忘れないみたいな細かい気配りが大事になるんだなというのがよくわかった。
相手を尊重する気持ちを大事に! -
よく聞くような内容…だけど
改めて大切なことが色々と学べた -
読みやすくて例えもわかりやすく、即実践したい項目が随所に散りばめられた勉強になる本でした。
-
『感想』
〇気くばり力が言葉になっている。読んで目新しさがないのは、自分の成長の証か。しかし読むことでその大切さをいま一度考え直すことができた。
〇自己判断では、5つの要素が平均的に備わっていると考えている。ただそれが誰に対しても発揮できるかといわれると自信がない。
〇知っている人に対しては、相手が尊敬できたり、どこかしら認める部分がある人には気くばりができる。知らない人に対しては、知らないからこそ気くばりすることに抵抗がない。問題は、よく知っている相手で気づかいすることに抵抗を感じてしまう人だ。全くできないわけではないが、力は半減しているだろう。
〇そこを乗り越えてこその、一流の気くばり力なのかな。
『フレーズ』
・気くばりのできる人 = 仕事のできる人(p.10)
・気くばりの5つの要素「俯瞰する」「共感する」「論理を通す」「サービス精神を持つ」「尊重する」
・報告する際の展開
①現状 ②見通し ③対処
③対処まで盛り込めて初めて、報告です。(p.28)
・実は、相手の求めているものの一歩先を読むことだけなら、できている人は意外と多いものです。ところが、一歩先を読んでいるだけ、という人が多いのです。「俯瞰のアンテナ」の感度が本当に高い人は、一歩先を読んだら、もう行動しています。行動するかしないかで、天と地ほどの違いが出てきてしまうのです。(p.33)
・人は結局、「見えるところ」で判断されています。無自覚に、周囲や他人に不快な思いをさせていないか。この「自覚がない」ということが、何より恐ろしいのです。(p.120)
・話が合う、合わないは、相性や話す内容よりも「会話のリズムやテンポが合うかどうか」で決まるのです。(p.190) -
これはできてる、これはできてないと自分に当てはめるながら読みました。
なるほどそういうことかーとすぐやってみようと思うのがたくさんありました。
内容は『人を動かす』を日本人の社会人向けに具体的にわかりやすく書いた感じに思えました。
文章も読みやすく例えもわかりやすく良い本でした。 -
気配り力とは総合力である。
1.俯瞰
2.共感
3.論理力
4.サービス精神
5.尊重
人によってそれぞれ得手不得手がある
苦手な部分のアンテナを伸ばすこと
自分自身に足りないのは恐らく俯瞰と論理力。
特に最近は中間管理職的な立場になり、仕事についていろいろと考えさせられているなか。
「求められている一歩先を読む」「小さな仕事もプラスα」という視点は身近であり、かつ取り組みやすい自分の課題であると感じた。
逆に当たり前と感じる部分も記載されているが、
恐らくこれも読む個人の特性によってそう感じる点が異なるのだろう。
苦手分野の点を中心に読み返したいと思う。