- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837928430
作品紹介・あらすじ
“忖度抜き”で「2ちゃんねる」創設者が語りつくす――
“知らないほうが幸せ”かもしれない衝撃の真実
「日本は平等な社会?」→NO! 「○○○○」だけが得をする
「働き方改革はうまくいく?」→NO! 会社も個人も得をしない「○○主義」
「努力すれば報われる?」→NO! 大事なのは「○○」と「○○」
「投票に行けば政治は変わる?」→NO! 「○○○」重視の政策は変わらない
「炎上は多数派の意見?」→NO! 書き込んでいるのはたった「○%」
本書では「社会・仕事・教育・政治・人間関係」という5つのテーマについて
「正しい情報」にもとづいた真実を明かしていきます。
なかには「そんなこと知りたくなかった」というものもあるでしょう。
でも、そうした「不都合な真実」から目を背けないことではじめて、
「正しい思考」ができるようになるのです。 ――著者
感想・レビュー・書評
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日本の現状における「不都合な真実」を各種データや、ニュース等をもとに明らかにし、それらに対する著者の考えを記した本。
「安い国」ニッポン、「貧乏」が頭を悪くする、特別扱いがすぎる「上級国民」、お金も仕事も奪われる若者、「一人一票が生み出す不平等他、読んでみれば「だよね~」と思わせる内容ばかり。橘玲の「言ってはいけない」シリーズの類書であると感じた。あるいは、本書のポジティブ版ともいえるハンス・ロスリング他の「ファクトフルネス」も本書の系列につながるものである。
なお、著者のあとがきにもある通りだが、本書をそのまま鵜呑みにするのではなく、「これって本当なのかな?」と思ったら自分で調べる癖をつける、という事がフェイクニュースがあたりまえのように流れる現代において、とても重要な習慣、あるいはスキルであるとも感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
流し読み。
考えるの面倒だと思いながらここまで生きてきてしまった。これからは正しい情報を知って、考えて生きていこうと思う。のが目標。 -
表面上でしか知らない知識を、もっと調べたり考えたりすることで、違った(より深い)解釈をすることが出来るできる。
著者のひろゆきさんは、知識を豊富だが、得た知識や情報をより深く読み解く力がある。というか、読み解こうとする。
一瞬、偏った見方をする人かと思うが、情報を正確に読み解き、感情ではなくデータから意見を言える人だと思う。 -
●ダイソーの価格。日本は100円だが、中国アメリカは160円、ブラジルオーストラリアは210円くらい。
●僕らが今すべきなのは「昔はよかった」と懐かしむ事でも、「将来は暗い」と悲観することでもなく、時代に合った制度を取り入れていくことなのです。
●お金のことを心配して、それで頭がいっぱいになっていると判断力が弱り、余計にカモられたり損したりしやすい。貧乏な人がいろいろ考えているつもりでも、貧乏であるがゆえに間違った判断をしがちだと言うこと。そしてその結果どんどん貧乏になっていく身も蓋もない結論に至ります。
●年金。70代以上の人は、自分が払い込んだ額面の6倍以上もらえるのに、30代以下は6割ほどしか受け取れない。
●マクロ大統領は当時まだ39歳。1848年に40歳で就任したナポレオン3世を抜いて、最年少大統領となったのです。
●ペタンク界のイチロー。能力は、それを生かす場があってこそ価値を創出します。その生かされる度合いこそが重要なのであって、実は能力の高さ自体は大した問題ではありません。
●多くの場合において成功者は「ただそこにいたから」と言う面白みもない理由で誕生します。でも本当の成功話を語る人がほとんどいないため、人々は相変わらず才能や努力を賛美しています。
●セルフレジロボットの会社、エスキュービズム。1台100万から150万と言う低価格。レジのアルバイト時給1000円で雇用している24時間営業の店舗の場合、50日程度で元が取れてしまうことになります。
●働き方改革により、企業がブラック的な仕事をフリーランスに押し付けるようになっていく。
●貯金がなく、生活に余裕がない人ほど、リボ払いに手を出してはいけないことに気づかなくてはいけない。
●オンラインサロンの運営者が、大学なんて入らずに別のところで学んだほうがいいと言うのは、明らかにポジショントークです。
●現時点では、スマホを使っている限り、あくまで「消費者」なのです。生産者にはなることができません。
●四国の新幹線。そもそも本当に地方が活性化しかつ利益を出し続けられると思うなら、地元の企業や自治体が喜んで投資するはずです。国が建設費の3分の2を出してくれることを期待している段階でダメ。
●大阪のと構想の選挙。全体として高齢者層が反対を押し上げたと言う形で2回とも否決となった。働いて税金を納める層よりも、税金によって社会保障を得ている人たちの意思が反映された政治が行われると言うことを示しているからです。
●「空気を読む」「しきたりに従う」のは、狭い世界の中で周りの人と問題を起こさずにうまくやっていこうと言う、先祖代々から続く日本人の処世術。ただここまで世界がグローバル化し、多様化してきている時代には、その処世術がむしろ「生きづらさ」につながっています。自分がした苦労を他人の人にもさせるのは、自分に何の得もなく、相手を苦しめるだけです。 -
さまざまな議論がメディアでも横行する中で、それらの会話は事実を前提にしてされていないケースもある。そう言ったことに危機感を感じたひろゆき氏が編集者とともに5つのトピックについてまとめた1冊。教育者、親、政治家、ビジネスマンなどあらゆるカテゴリーの人が、日本に住んでいるなら一度は読んでおいて損はないと感じました。不都合な真実が今の日本を包み込んでいますが、それを知っているのと知らないとでは大きく変わってきます。
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アメバTVを見ることが会ってひろゆきの論破力に興味を持ち、この本を読み始めました❗彼の一番の強みは情報量です。またその情報量も正しいと思うものをしっかりと選択して自分なりのエビデンスに変えているところが、凄いなと思いました。彼は沢山の正確な情報を集めることによって確率の高い部分を自分の意見としていっているので説得力があります。想いとか努力だけでない、圧倒的知識ですね。私は青年会議所に入ってますがその会は背景と目的をとても大事にしています。何が問題なのか、事実としてどういうことが起こってるのか?ここをしっかり調べないとなかなか目的に共感してくれることがむずかいしくなります。これからのデジタル社会ではこの辺がより明確になり選択をしやすくなる社会がまっていると思います。自分の想像していることをまずは疑ってみてどんな事実があるのかを意識したいと思いました。またいろんな提案書がでてきたときもその根拠、事実をお願いする癖を社内で浸透させていきます。その為には行ったことに対しての振り返りを行わなくてはなりません。読んでいてファクトフルネスにもにてる本だなと感じました❗この本の好きなところ不合理なことは変えていく、そうしてきたから今の人類がある!かっこいい‼️
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意外と普通の事を書いていて驚いた、
メディアでは何とも言えない頭の良い典型的な人だけど、
文章は普通だった、
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著者の思っていることを社会、仕事、教育、政治、人間関係のチャプターに分けて綴ってある。
それぞれのテーマでデータをもとに解説があるので知識としては得られるきっかけとなり良いと思うが、では『どういう風にすれば良いか?』という点にはほとんど触れてないので新しい発想の学びは無い。
様々な課題が挙げられていたので、それに対して自分だったらこうやって改善する、とか改革案など考えるとこの本の意義が増すのではないかと思う。 -
ネットの記事を集めたような書籍。というのは最後に著者自身も書いている。
同意する部分も多いけれど、全体の一貫性がなく話題を集めただけ、という印象。 -
『感想』
〇世の中の真実なんて大それた題となっているが、そこまで知られていない中身ではない。
〇著者の言いたいことは分かるが、結果を見た後の後付けとも言えるから、そこまで衝撃もない。
〇世の中には本当は変えたほうがよいことはたくさんあるが、変えるための取引コストが莫大だったりして、優先順位が高いことばかりではないんだよな。
〇文句を言うのはいい。でも大切なことはそれを変えるために何をするかだ。こういう本を作ることも変化を促す一部ではあるが、伝えて終わりではなく、具体的な行動をおこしてもらえるとより心に沁みるだろう。そういう自分はどうなんだと言われるとつらいが。