自分の時間

  • 三笠書房
3.21
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本棚登録 : 75
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837956259

感想・レビュー・書評

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  • 再読。
    心に余裕を持って読むと新たな発見が多い(ていうか、前に読んだ時の内容を完全に忘れてる(笑))

    無駄な時間を排除するというより、好きなことに集中する時間を作り、継続することが大切って話。そうすれば自分の時間が大切にされ、相乗効果で他も充実してくる。納得。今更だと思われるだろうけど、意識してみよう。

  • 1900-1910頃書かれた、自分の時間をもっと有意義に使おうという啓蒙書である。
    簡単に書かれており、何度も読んで噛みしめればとても有効な本だと思う。(HPの日記より)
    ※2003.2.15購入@読書のすすめ、これより旧版
     2003.2.16読了
     売却済み

  • 時間が大切なことは、古今東西共通している。
    1日90分は自分を高める時間に使う事を勧めている。

    退屈知らずの気づきの目を養うは、参考にしたい。

  • 1日24時間。すべての人に与えられた平等の財産。お金の活用法を説く本はたくさんあるが、時間の活用法を説く本は殆どないことがこの本の出発点である。時間をどう活用するかで、人生は大きく変わってくる。人生の本質を捉えている。

  • 時間が大切なことは言うまでもない。
    常に今ある時間を意識すること。
    自分の心身を成長させるために1日90分は使うことを勧めています。
    集中力を磨くために、家をでたら1つのことに思考を集中する練習をすること。
    内省する時間をとり自分をふり返り、再発見すること。
    よく読み、よく考えること。

  • 時間は平等である。誰も奪えやしないが、誰も増やせやしない。その限られた時間の中で収支を合わせなければならない。


    ではどうすれば時間は充実したものになるのか。


    筆者は知的好奇心を如何に満たすかが重要だと述べる。


    時間は一日24時間ある。そのうち仕事が8時間として、残りの16時間を如何に充実させるか。


    特に注意すべきなのは行き帰りの通勤中と帰宅後の三時間。ただし、これを全て使うのではない。毎朝30分と、二日に一回に夜の90分を使う。一週間で合計七時間半をひねり出せれば、人生が大きく変わると強調する。


    この時間を何に使うのかというと、知的好奇心を実現させる時間である。芸術であったり、読書であったり、何でも構わない。


    読書の場合で大切なことは、テーマを決めてよく考えて読むのだということ。一年に何冊読んだかはあまり意味がない。読みおわったあと45分くらいかけて反芻する。その繰り返しが新しい自分を形作る。


    時間は面白い。過去に行ったちょっとした事が未来に大きな結果を与える事もある(バタフライ効果)。だから「今」という時間を我々は足掻かなければならない。


    バタフライ効果は良い方も悪い方にもあるのだから。

  • 夕方7時から朝8じまでの時間をすべて、もっぱら自分の心を体を成長させ、友人を啓発することだけに使う。すべてのこと、給料をかせいでくる必要、金銭上の問題に気をとられる必要はない。この16時間は働かずとも食べていける人と同じ身分である。これこそ一日に対する心構え。人生は心構え次第。
    まづ、手始めに、一晩置きに一時間半(週三回)、何か精神の向上になるような意義のあることを、継続してやってみる。のこりの3晩は、友人と会ったり、家庭の事や、ぼーっとしたりに使える。
    週に3回の夜90分を一週間の全時間の中で最も重要な時間にすること。週に7時間半。(丸一日分!)
    物事の原因と結果を絶えず頭に入れておく事。無用な悲しみで時間を浪費しない。

    得た知識をまとめ、自分なりに統計だった説を構築してみる。
    そうすれば、最後には何かしらの知識を見につけられる。
    美術や音楽に打ち込まなくても、本当に充実した生活を送ることはできる。人生とはすなわち、好奇心であり、この好奇心を満たすということは、もののわかる心をもつということにほかならない。

    読書が好きな人へ
    自分が努力を傾ける方向と範囲を限定しておくべき。ひとつの主題、ある一人の作家、というように。それの研究をやる。
    その時間はそれだけに集中する。
    そして、よく読むと同時に考えよ。自分が読んだものについて45分くらいかけて、注意深く、しんどくなるくらいに反芻してみる。

    あまりに欲張った計画を立てすぎて、次にやることばかりが気になって落ち着いて何かに取り組めなくなってしまったら危険。
    計画した事が重荷になるような傾向が表れたら、しかも、その計画を変更したくなかたら、ひとつの日課から他の日課へわざと時間をかけてゆっくり移ることが結構いい一時しのぎになる。
    たとえば、犬の散歩から帰ってきて本を開くなでも間、5分くらい何も考えずにぼんやり過ごす。言い換えれば、時間を無駄にしているのを意識しつつ、5分間を無駄にすごす。

    夜のこの時間を利用して何かやる際、まず、自分の好みにあった
    心の底からやりたいと思う事から始める事。

  • 実家へ

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著者プロフィール

イギリスを代表する作家。代表作に、20世紀英国小説の最高傑作といわれる『二人の女の物語』(岩波書店)がある。

「2016年 『最強の生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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