SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える (単行本)

  • 三笠書房
3.51
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感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837957669

作品紹介・あらすじ

★★『ワシントン・ポスト』紙、
『タイムズ』紙、『ビジネスウィーク』誌、激賞!★★

世界の名門ビジネススクールで教える
あらゆるムダと時間を削ぎ落とし、成果を最大化する方法!!

◎なぜ、物事は放っておくと複雑化するのか
◎「自由放任」か「厳格管理」か――チームの成果を最大にする法
◎伝説の投資家が大儲けした「非情な鉄則」
◎宿泊施設仲介サイト「Airbnb」、成長の3つのルール
◎競争の原理――わざとタイミングを外して勝つ
◎「ルンバ」「トイ・ストーリー」……あの大ヒット商品を生んだ知恵

本書で明らかになるのは、世界最先端のビジネス理論が、
われわれのどんな仕事においても「みごとに機能し、役に立ってしまう」という、驚くべき実例だ。
――戸塚隆将
(「監訳者のことば」より抜粋。『世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?』著者)

感想・レビュー・書評

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  • 混沌の中、何かひとつの問題を整理しようとルールを作ると、そのルールでは足りない状況ができ、さらにルールを細かくしていくことを繰り返していると、すぐにまた混沌が現れます。

    挙げ句に「上に判断してもらう」、というシンプルなルールだけが残っている現場は、少なくないのではないでしょうか。

    とりあえず目の前のことに対処した(ふり)をするだけではなく、本質的で現実的な対応をするために。
    シンプルであることを最優先することが、読み終わるころには確信にかわります。

    付け加えるのではなく、切り捨てて、研ぎ澄ます。
    それは、もともと日本人の、そして日本の文化の根本に流れる美しさだと思います。

    なのになぜ、目の前の世の中には、小さなルール守ること、破る人を糾すことばかり目立つのかな、と感じます。

    ルールばかりが増えるのは、決して正しい姿ではないはずですが。

  • 仕事におけるルールや生活におけるルールを予め決めている人は、それにそって純粋にこなしていくので、ルールを決めていない人に比べて、成果が出やすい。

    ただし、ルール設定が肝でわかりくいとか多すぎるとかそういったルールは使えない。

  • 結論を伝えようとしてるようで、どんどん迷子になるような感覚がある。
    シンプルに伝えて欲しい。

  • ★シンプルなルールには次の4つの特徴がある
    1.ルールの数が少ない
    2.使う人に合わせてカスタマイズできる
    3.具体的である
    4.柔軟性がある

  • ☆3.5

    しゅうへいさん お金の不安化ゼロメソッドより
    トリアージ(医療現場などで使われるシンプルルール)


    ビジネスで使えるのは予想がついていたが、
    プライベートでも使えるのは目から鱗だった。



    シンプルなルールの4つの特徴
    1ルールの数が少ない
    2使う人に合わせてカスタマイズできる
    3具体的である
    4柔軟性がある



    1すべては「スピード」「実行力」「柔軟性」

    より良い決断をしたいなら、細かい要素にはこだわらずに最も重要な物事に焦点を絞らなければならない。
    シンプルルールならそれができる。
    しかもシンプルなルールは実行に移しやすく、無理なく続けられる。



    2まず「いちばん大切なこと」を見わける

    物事を決断するためのルール

    ・境界線ルール(YES/No)
    ・優先順位ルール
    ・停止ルール(引きどきを決めておく)



    3ルールを最少(ミニマム)まで絞りこむ

    物事をうまく進めるためのルール設定

    ・ハウツールール(どのように、どうしたら)

    何をどうするか」という非常に根本的な部分を決めておくためのルール

    もっとも成功している企業は、
    「しくみをつくらないで自由にさせる」ことと
    「しくみをたくさんつくる」ことのあいだで
    絶妙なバランスを保っている


    ・コーディネーション・ルール(協調)

    ・タイミング・ルール(足並みを乱すのも作戦のうち)


    5仕事の現場でどう活かすか実践編

    6「最良の選択」を可能にする
    人生設計編

    1「利益の針」をはっきりさせる
    2ボトルネック(障壁)を見つける
    3ルールを強化する


    ステップ1「自分の幸せ」にこだわる

    1何を改善したいか。
    最初に思い浮かんだものを3つあげる
    (できふだけ具体的に)

    2幸せを感じたり、満ちたりた気分になったりするのはどんなときか

    3何に対して不安やストレスや恐怖を感じるか

    4五年後、今の自分を振り返ったとき、しておけばよかったと後悔することは何か。

    5親友なら、恋人なら、妻なら、夫ならあなたについて1〜4の質問にどんなふうに答えるだろうか。



    ステップ2「無意識のワナ」を見つける

    問題の障壁になっているボトルネックを見つける




    ステップ3「3つのカテゴリー」に落とし込む


    自己価値の針を動かすためにうまくいったこと
    うまくいかなかったこと
    上記二項目のどちらでもないもの

    に分類



    7激変の時代にこそ役立つ「弱点の強み化」

    認知的に楽なもの、
    慣れ親しんだものから採用しがち


    8成功者は。つねに
    「ゼロベース」に立ち返る

  • 具体例が幅広く、読みやすかった。直近にダイエット本(世界最新の太らないカラダ)を読んでいたので、ダイエットに関する事例は、より理解が進んだ。
    ルールがないと堕落してしまうが、複雑なルールは身動きが取れなくなり、停滞してしまう。経験を重視し、ルールを研ぎ澄まし、シンプルにする。
    今日から目標に向かった自分なりのルールを考えてみようと思った。

  • 仕事ができる人+経営を立て直した人

  • 爆発寸前の案件を多数抱え、焦りを通り越して無気力に陥っているワタシへ。
    まずは少しでも仕事を終わらせるか、諦めて10時間くらい寝るかした方が良いと思うよ。(顔が黄緑色だよ?)
    ひと段落して、余裕があったらこの本を読んで欲しい。きっと仕事に困った時に解決策を見出せると思う。

  • シンプルこそ至高。
    複雑なルールは動きを阻害する。
    ルールは数を減らし、柔軟性を持たせるのが大事である。

  • シンプルなルールの重要性を教えてくれる本

    本書の内容を見ると現在の繁栄や売れているものなどはシンプルなルールをもとに構成されており、複雑なルールに比べて失敗が少なくなるのだという印象を持ちました。
    ただ、背景にはボトルネックを突き止め、根本・本質に対する洗練されたルールの適応がシンプルなのだと私は考えられる。
    そして、もう一つは人間自体が複雑なルールに適応するのが難しいという背景もあるのだと私は考えましたが、本書には言及されていなかったので気になるところです。

    最も大事なことは、ルールを作った後に失敗を繰り返し、洗練させることだと理解した。
    失敗への価値観を柔らかくすることがなんだかんだ大切だ。

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著者プロフィール

MITスローン校上級講師

「2017年 『SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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