完全版 「いつものパン」があなたを殺す: 脳を一生、老化させない食事 (単行本)

  • 三笠書房
3.24
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837958031

作品紹介・あらすじ

◎全世界100万部突破のベストセラーが、
 栄養学、脳科学などの最新エビデンスを加えて
 アップデート!

◎肥満、糖尿病、アルツハイマー病、うつ病、ADHD……
 これらの不調の原因が、ふだん口にしているパンだとしたら!?


本書は、パンやパスタなどの炭水化物に含まれるグルテンや糖質が
私たちの健康に与える深刻なダメージについて、
強い警鐘を鳴らしています。

それでは、わたしたちは一体「何を」食べたらいいのでしょうか。

炭水化物は最小限にとどめて、これまで避けるように
言われてきた脂質――具体的には卵や肉、魚、
オリーブオイルなど、「いい油」を積極的に摂ることが大切です。

食事だけでなく、運動や睡眠をふくめて、
4週間で脳をリフレッシュするプログラムを紹介!

あなたの心身が、驚くほど健康に変わる!

感想・レビュー・書評

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  • パン(グルテン)の怖さについて書かれた作品の完全版。前作も読んでいたのだが、今作は前作が出版されてから5年間くらいに出てきた情報が+されアップデートされている。前半は、炭水化物(主にグルテン)を食べることでADHDやアルツハイマー病などの多くの不調の原因となっている可能性があることを、多くの研究・論文を基に分析される。後半は脳を守るための食事法、睡眠、運動方法などが解説され、最後に炭水化物中毒から抜け出す4週間プログラムが紹介されている。450ページの超ボリュームで読み応えあり。

  • 高糖質低脂肪の現代の食事によって脳の炎症が進み、糖尿病やアルツハイマー等の様々な病気を引き起こす。
    コレステロールは悪ではない。
    超低炭水化物高脂肪の食事を推奨する本。

    グルテンは小麦製品だけに含まれると思っていたので、あらゆる製品に含まれていることに驚いた。
    終盤には具体的な実践プログラムが書かれているが、家族を巻き込んでここまで食事を変える勇気が私にはない…

    海外の本なので、日本人の体質には合うのか合わないのかも気になった。

  • 私事ですが、数年前からパンを朝食べると決まって1時間ほど気を失ったように寝てしまうので
    なんかの病気ではと思い調べているうちに本書に出会いました。

    読み終えて、この病気だった!という確信はないものの、かなり革新的なことが書いてありましたし、
    なぜかあんなに好きだったパンがとうとうやめられました。
    そのほか色々な健康法も試してはいるのですが
    とにかくパンを食べたいんだ!という欲求が
    気付けばなくなっていたのです。

    アメリカベースの話なので全部まるごと
    日本人に応用できるかは不明なので
    星4つにしましたが、学ぶところが本当に多く、
    さすが世界的ベストセラーです。

    二型糖尿病のことがよくでてくるので
    糖尿病を患っている親戚に貸そうと思っています。

    健康オタクにとっては必読です。

  • 小麦に含まれるグルテンが身体にどう悪い効果があるのか、腸内環境が脳にどう影響をもたらすのかが分かるのは良かったんですが、改善するための食事療法がサプリメント漬けなのはどうなのかなぁと思いました。全部鵜呑みにはせず良いなと思った部分は取り入れていきたいと思います。グルテンを含まない穀物類の一覧は参考になります。

  • リーキーガット症候群について調べていて、こちらの本にたどり着いた。
    胃もたれ、膨満感、腹痛、アレルギー性皮膚炎に悩まされていた私にとっては、とてもしっくりくる内容だった。うどん・パスタ・子粉もん・焼き菓子が大好きなので、完全グルテンフリーは気持ちがついていかないが、まずは小麦を減らすことから始めた。
    すると、まず胃もたれや膨満感が解消され、全身の乾燥肌・湿疹の症状もほとんど出なくなった。
    信じる信じない、合う合わないが人それぞれあるので、自分に合っているのかどうか様子を見ながらゆるく続けようと思う。

  • 最後の方の、食事の参考列。
    多分、以前読んだ時は、受け入れられなかったでしょうが、今回読み直して、ちょっと出来るかも?と思いました。

    あとは…

    P126
    もしもあなたがこれまでに、ベーグル、スコーン、ドーナツ、あるいはクロワッサンを食べた後に、なんだか急に楽しい気分になってきたことがあるなら、それは思い込みなどではない。

    グルテンによる一種の中毒。


    グルテン過敏症が引き起こす、おもな症状
    ・ADHD
    ・アルコール依存症
    ・筋萎縮性側索硬化症
    ・不安
    ・運動失調(平衝感覚の喪失)
    ・自閉症
    ・自己免疫疾患(例えば、糖尿病、慢性リンパ球性甲状腺炎、リュウマチ性関節炎など)
    ・骨の痛み、骨量減少、骨化石症
    ・頭のもやもや
    ・がん
    ・胸の痛み
    ・絶えず病気になる
    ・乳製品不耐性
    ・成長遅延
    ・うつ病
    ・消化不良(腸内ガス、腹部膨満、下痢、便秘、激しい腹痛など)
    ・じんましん、発疹
    ・不妊症
    ・過敏性腸症候群
    ・食べ物の吸収不良
    ・偏頭痛
    ・流産
    ・吐き気、嘔吐
    ・神経障害(認知症、アルツハイマー病、統合失調症など)
    ・パーキンソン病
    ・発作、癲癇、
    ・糖質を摂りたい欲求


    P189
    コレステロール低下薬「スタンチン」によって、脳疾患や機能障害を起こしたり、悪化させている可能性がある。
    記憶機能障害は、スタンチンの副作用のひとつ。
    スタンチン使用によって、糖尿病のリスクが48%増えた。
    2型糖尿病は、アルツハイマー病のリスク因子。

  • 結局、食事と運動と睡眠のバランスが重要なんだろうな。糖質控えたら余計ストレス溜まりそう!と思ったけどそれも中毒というか依存しているということなのかな。とりあえず良質な油は摂りたいです。

  • ★本書のポイント
    ①パンを食べると頭の中に炎症が起きる
    ②脳や体は糖質よりも脂肪を必要としている
    ③祖先と現代の食事の違いは明確

    ◆まとめ◆
    ◇現代人のほとんどが頭の中に炎症が起きている
    ◇祖先の食事 脂肪75:タンパク質20:糖質5
    →現代の食事 脂肪20:タンパク質20:糖質60
    ◇静かに脳が燃えていくという恐怖
    ◇バナナ、チョコレート、砂糖より怖いものである
    ◇脳も体も食事からの「脂肪」を必要としている
    ◇脳の重さの5分の1はコレステロールである
    ★断食が脳をより明晰にする
    ◇ 1階20分の有酸素運動を週5回
    →ウォーキングでOK
    ◇脳の衰退を防ぐ基本手段は睡眠である

    ★読んで私はこうする!-アクションプラン-
    ①糖質を完全に断つ事は体に悪い
    ②なるべくパンを食べないようにする
    ③脂肪を含む食事を多くする
    →良質な油に切り替える

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著者プロフィール

デイビッド・パールマター(David Perlmutter, MD)
神経科医。米国栄養学会フェロー。米国栄養学会の「年間最優秀ヒューマニタリアン賞」や、神経変性疾患の先駆的研究に対する「ライナス・ポーリング賞」をはじめ、数々の賞を受賞。医学関係のさまざまな出版物に著作を発表し、世界各地で講演を行なっている。アメリカ全国ネットのテレビやラジオにも出演歴多数。現代の食と健康への問題提起を行ない、その論説は日本でも大きな波紋を引き起こした。著書に『「腸の力」であなたは変わる』『実践レシピ「いつものパン」があなたを殺す では、何を食べる?』(以上、白澤卓二訳、三笠書房)。

「2021年 『完全版 「いつものパン」があなたを殺す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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