眠れないほどおもしろい哲学の本: もう一歩「前向き」に生きるヒント (王様文庫)

著者 :
  • 三笠書房
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本棚登録 : 175
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837966364

感想・レビュー・書評

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  • 哲学はとても面白い。
    今までどんな哲学者がいたのか知りたくて、歴史と共に流れまでもを学べるこの本はとても学びになった!
    その時代背景がどんなものだったかによって、考えるテーマが異なってくる。
    その時代その時代でみんなそれぞれが「生きる意味」「幸せ」みたいなものを探して、一生懸命考えていたんだなと思った。
    人間はみんな本当に心から満たされていたら、きっと哲学で考えられてきたような「問い」は生まれないのかなとも思う。
    それぞれがその時代を生きていく中で何かしらの「違和感」を感じているからこそ、
    「問い」をたて「答え」を探したのかもしれないなと思った。
    時代背景が関係しているんだとわかると、なおのこと、絶対的な考え方というのはないんだと思った。
    今の自分が生きている世界。
    当たり前の常識、価値観を常に疑い、
    自分の思い込みはないのか?本当にそれでいいのか?他の考え方はないのか?と多面的に捉えて考えていくことが大切なんだなぁと改めて思った。
    本の中で出てきたどの人のどの考えも、
    「なるほど」と思える部分はあったし、そこまで突き詰めて、自分の考えに向きあって考えること自体が凄いことだなと思った。
    現代でも、自分が感じていることでまだ言語化できていないようなものがあったとして、
    それを言語化できたとき、
    新しいネーミングで「つまりこれは、こういうことだ!」といってしまうと、
    今まで見えてこなかったものが見えるようになって、
    枠にはめれるようになっていく。
    考えという無形のものを、言葉にして文章にして有形にしていくというのは、
    本当にすごいことだ。
    私が改めて思ったのは、
    時代によって哲学の内容も変わるのであれば、それは言い換えると、
    今の当たり前の考え方もいつでも変わり得るということ。
    大切なのは当たり前に縛られず、自分にとっての「答え」を考えること。
    それはつまり、縛られないという意味では自分に自由があるということだ!
    そう思うと、自分で考え、自分で行動していけること自体が幸せでありがたいことだなと思った。(単純かもしれないけど(笑))
    哲学は本当に面白いな。
    簡単に答えが見つからないから面白いんだ。
    色んな考えを知ると、やっぱり全ては繋がってるんだなというところに辿り着く。
    知れること、考えれること、
    やっぱりそれ自体を楽しみながら生きていきたいな。
    全ての哲学に感謝!

  • 帯にもあるように、「超入門」。哲学の勉強をするときに流れを簡単に知りたいと思って読んだが、すごく読みやすかった。

  • 哲学史全体をざーっと説明してくれている。
    高校の倫理の授業で習うようなことが分かりやすく、読みやすく書かれていて良かった。

  • 人類が歩んできた哲学史を簡単に解説した本。

    本書を読んで、哲学者全員に共通しているのは知りたい、理解したいという欲求を桁違いに持つことだと感じました。哲学者と同じように、自分自身も生涯を通じて学ぶ姿勢を大事にして生きていくことで最高善を目指していきたいと思いました。

    哲学史の流れについて一通り理解できたので、次は個人単位で思想や哲学について学びたいと思います。

  • 年代別に著名な哲学者を簡潔に紹介している。

  • 哲学が一ミリもわからない自分でもすらすらと読み進めることができた。
    哲学というとスピリチュアル的な要素を含むと考えていたが、近代哲学はむしろ科学と統合していったようだ。
    人間は死を恐れるが故に日常性に埋没するようだ。常に死を意識することでより人生を輝かせたい。
    私は神の存在を信じていないが、『無条件に○○せよ!』という道徳的命令は考えはやはり神からの要請なのだろうかと考えさせられた。
    もっとも意識しようと思ったのは自分の無知の自覚であり、常に最高善である勉強をすることで幸せを追求していきたい。

  • 時代順に哲学者の代表作と考え方を紹介していく。
    眠れないほどではなかったですw

  •  有名な哲学者や思想家の言葉や思想についてわかりやすく紹介されている本です。超入門と謳っていることもあり読みやすいのですがざっとしすぎているので哲学に詳しい方にはおすすめができない本です。逆に哲学に興味を持ったけど、どの人の本を読めばいいかわからないという方にはおすすめです。この本を読み興味を持った哲学者や思想家関係の本を読めば楽しみながら哲学について知ることができるのではないかと思います。この本は古代から現代にかけて時代を追って紹介されているので哲学史の流れもつかむことができると思います。

  • 人類がより良く生きていくために考えに考え抜かれた「哲学」の流れをわかりやすく解説。全く知識のない人間でも興味深く一気読み。科学技術の進歩による道具の発達や生命活動の機構解明が進んだ今の時代こそ、強く生きていくために「あれこれ」考えて自分の生き方を見直す必要があるのでは。結論は出ないでしょうが「悩むこと」に意味があるような気がしました。

  • あ、これあとちょっとで理解できそう・・・と思うところが多々あり、なんとかして理解してやる!と思いながら読んでるから
    ちょっと時間がかかっている・・・

    わかりやすかったのは特にデカルトの部分。
    今まさに自分がやってることだなあ~と思った。

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著者プロフィール

1960年生まれ.難解な歴史や哲学をわかりやすく伝えるために予備校の講義や著述に励んでいる.

「2004年 『トマスの日本史-1000ダケヨ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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