眠れないほどおもしろい平家物語: なぜ、こんなにもドラマティックなのか (王様文庫 D 59-7)
- 三笠書房 (2021年7月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837969747
作品紹介・あらすじ
古典ロマンシリーズ30万部突破!
平家の栄華、そして没落までを鮮やかに描く
超ド級・栄枯盛衰エンタメ物語!
ラフカディオ・ハーンの『怪談』に登場する、
あの盲目の琵琶法師「耳なし芳一」が案内役!
面白く、わかりやすく紹介していきます!
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」
この超有名な一文から始まる「平家物語」。
そこには、熾烈な権力闘争あり、渦巻く権謀術数あり。
哀しい恋の物語も、イケメン貴公子のBLネタも……。
運命のままに滅びゆく人々の壮絶な「生きざま」「死にざま」が
ここに詰まっているのです。
板野博行
知ればもっと楽しめる!
◇『平家物語』の作者って誰?
◇「平氏のご先祖」は平安京を開いた桓武天皇
◇壇ノ浦に散ったのは平氏の中の「平家一門」
◇「平家にあらずんば人にあらず」って誰のセリフ?
◇なぜ感動的?「敦盛最期」「那須与一」
感想・レビュー・書評
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眠れないほどおもしろい平家物語(板野博行)
眠らないほどおもしろい吾妻鏡を読んだので平家側も読んでおこうかと。
平家側の登場人物は○盛って人物が多く出てくるので、血縁関係が分からないとわかりにくくなるのだけど、この本は時系列よりも人物にスポットを当てているのでわかりやすい。清盛亡き後、壇ノ浦の戦いまで、これで9月下旬から始める「人形歴史スペクタクル 平家物語」の予習になったかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アニメからの流れで一気に読んだけど、知れば知るほど面白くなっていくなぁ。
悲しいと分かっていて引き込まれるのは、そこになにか安らかな救いを求めているからなのかしら。 -
わかりやすく面白かった。
名前は覚えられなかったけど、
日本史をもっと知りたくなったきっかけになったかな。 -
面白かった。眠れないほどではない。
一番勉強になったのは平家と平氏の違い。
『じつは面白かった平家物語』のほうがビジュアルが豊富。 -
とても読みやすく良いのですが、平家物語をある程度知っている方がより理解出来ますね。構成が物語ではなく人物で分けられていて、一応年代順にはなっていますが色々前後します。人物で読み解く平家物語ですね。近頃色々平家物語関連書を読んでいるので、物足りないところがあったのですが、ちょこちょここぼれ話もあったりして参考になりました。祇王寺のこととか、滝口入道など興味を持ちました。平家物語は登場人物が多いですが、人物に焦点を当てるとまたそれぞれにドラマがあって引き込まれます。立場が違うとまた違う印象になったり興味をそそられますね。平家物語は史実に沿ったフィクションですとあるように、じっさいはどうであったか想像はとても膨らみます。
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アニメ「平家物語」を見始めたんですが、平清盛はまだわかる。
でも、主人公の平重盛って誰だっけ。どんな繋がりがあって、どんな役割だったんだろう?ということが気になり、本書を手に取りました。
平家と平氏の違いもよくわかっていなかった。
平家物語の解説本なんですが、切り取り方や語り口、構成が分かりやすくて、スルスルっと入っていけました。
ゲームや演劇、国語や歴史の授業だと断片的ですが、全体で説明されているので、繋がりが見えておもしろさがわかります。
平家だけでなく、源氏のことも書かれていますし、平氏由来の日本刀の説明もあります!
アニメやお芝居、ゲームでかじった内容を整理してくれ、さらに補完してくれる良い本でした。 -
眠れないほどではないが、わかりやすい文章である。要所に和歌が散りばめるように紹介されているのは、その本当の意味がわかって良かった。
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面白かった