子どもの頭は「作文力」で決まる! (知的生きかた文庫 み 24-1)

著者 :
  • 三笠書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837978282

感想・レビュー・書評

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  • 筆者は国語作文教育研究所所長。
    流石に、なかなかポイントついてるとは思う。

    良いなと思ったのは、以下2点

    1つ目
    「な、た、も、だ」の四段階で考えを発展させる。
    「なぜ」「たとえば」「もしも」「だから」
    の順に書いていくと、確かに文章が活き活きとしてくる。

    2つ目
    冒頭の一行で人の心をつかむためのコツ
    「お・せ・つ・か・い」
    ①「お」音から入る。
    ②「せ」セリフから入る。
    ③「つ」つなぎ言葉から入る。
    ④「か」会話から入る。
    ⑤「い」意見から入る。

    つなぎこ言葉から
    というのは、「もしも~」と始めること。
    意見から入るのは、説明文のような感じ。

    ただ、この本のテイストがいわゆるビジネス本のような書き方なので、(「作文のうまい子は頭のいい子」のような論調が多い。)少し読む気がなえてしまうのが、玉に傷。

    そもそも『作文』ってジャンルってなんなんだろう?
    随筆?説明文?小説の前段階の卵?

    筆者の文章からすると、『作文界』という厳然としたものがあるような気がしてくる。
    勉強といえば、受験勉強と、語られているような。
    そんな気分も。。。

  • おせつかい、作文の冒頭のコツなんだそうだ。お・音から入る、せ・セリフ、つ・つなぎ言葉、か・会話、い・意見。ツイートにも参考になるね。

  • 著者の記したい内容はよくわかるものの、残念ながら記述様式に重厚さ、品格が感じられない。作文力を標榜する著者にありながら、これは致命的な欠陥ではないか。結果、★★の評価となった。

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著者プロフィール

1954年 長野に生まれる。表現教育者・国語作文教育研究所所長。34年間にわたり作文・表現教育を実践。200万人を越す指導・分析を土台に、言語・表現をフィルターとした人間社会の骨格還元読解や根底洞察に向かう。大学の教授・副学長・政府関係委員など歴任。元NHKテレビラジオのコラムを担当の後、テレビキャスターを経て、評論家・寓話作家としても知られている。著作は、『壊れる子どもの事件簿』『北風は太陽に負けない』(角川書店)『「戦略」としての教育』(山手書房新社)『親のぶんまで愛してやる』(サンマーク出版)『10分作文らくらくプリント』(小学館)など100冊を超え、海外でも翻訳されている。
なお、国語作文教育研究所では、小1から中高大生、一般までを対象に、文章教室を開催。通常クラスのほか、春夏冬の集中講義、通信講座、出張講座も。

「2007年 『教育3.0 誰が教育を再生するのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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