子どもの頭は「作文力」で決まる! (知的生きかた文庫 み 24-1)
- 三笠書房 (2009年11月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837978282
感想・レビュー・書評
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筆者は国語作文教育研究所所長。
流石に、なかなかポイントついてるとは思う。
良いなと思ったのは、以下2点
1つ目
「な、た、も、だ」の四段階で考えを発展させる。
「なぜ」「たとえば」「もしも」「だから」
の順に書いていくと、確かに文章が活き活きとしてくる。
2つ目
冒頭の一行で人の心をつかむためのコツ
「お・せ・つ・か・い」
①「お」音から入る。
②「せ」セリフから入る。
③「つ」つなぎ言葉から入る。
④「か」会話から入る。
⑤「い」意見から入る。
つなぎこ言葉から
というのは、「もしも~」と始めること。
意見から入るのは、説明文のような感じ。
ただ、この本のテイストがいわゆるビジネス本のような書き方なので、(「作文のうまい子は頭のいい子」のような論調が多い。)少し読む気がなえてしまうのが、玉に傷。
そもそも『作文』ってジャンルってなんなんだろう?
随筆?説明文?小説の前段階の卵?
筆者の文章からすると、『作文界』という厳然としたものがあるような気がしてくる。
勉強といえば、受験勉強と、語られているような。
そんな気分も。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おせつかい、作文の冒頭のコツなんだそうだ。お・音から入る、せ・セリフ、つ・つなぎ言葉、か・会話、い・意見。ツイートにも参考になるね。
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著者の記したい内容はよくわかるものの、残念ながら記述様式に重厚さ、品格が感じられない。作文力を標榜する著者にありながら、これは致命的な欠陥ではないか。結果、★★の評価となった。