心がスーッと晴れる一日禅語 (知的生きかた文庫)

著者 :
  • 三笠書房
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本棚登録 : 90
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837979593

感想・レビュー・書評

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  • いわゆる禅語の紹介集なのだが、しばしば、「あれ?この言葉の意味ってそういうことなの?」と首を傾げたくなるものが多い。

    たとえば、「喝」の説明では、「臨済は、腹の底から、「喝」と大声で叫んだ。そして、自分の中に巣食っている抱えきれない人生の悩みを吹っ飛ばした。」となっていて、まるで臨済が悩み多きがゆえに喝を多用したことになっている。さすがにこれは、筆者の独自解釈だろう。

    このように、筆者の言いたいことにこじつけているところが随所に見られる。

  • すでに馴染みのある言葉から、初耳の言葉まで短くまとめてくださってるのでとっても読みやすくありがたい本でした。一節は短いのですが、含むところがたくさんあるので一文を読むたびに遠い目をしてたかと思います。

  • この本は、私の為に書いてくれたの?というくらい、すべての禅語が心に染み入ります。
    毎日、悩み、苦しみ、妬み、怒り、が渦巻く自分ですが、この本を一日一禅という感じでひとつひとつ読み解くと、本当に心がスーッと晴れていくのです。
    目次だけでもコピーして、いつも手元においておきたい、珠玉の作品です。

  • 【禅語】 この短い言葉に込められた【のびのびと生きる」ための黄金律。
    いつでも「何とかなる」と思う。(涅槃妙心ねはんみょうしん)
    ゆるめすぎず、張り切り過ぎず(白雲片々はくうんへんぺん)
    丸裸で生きる(本来無一物ほんらいむいちもつ)
    捨ててしまえ!(放下着ほうげじゃく)
    「当たり前のこと」こそありがたい(眼横鼻直)

    読みどころは、
    「自分はすごい」と気づく。
    こだわりを捨てる。
    あせらない。
    八方美人にならない。
    「変わらない」ことが尊い。
    いい結果も悪い結果も等しく受け入れる。

  • ■禅語
    1.常楽我浄:どうしても気の合わない人がいた。もし、気の合わない人が向こうからニッコリ笑って、優しく話しかけてくれたらどうだろう。それだけであっさり敵意がなくなる。
    2.導環:うまくいくことだけを期待し、先が読める時だけが人生だと思うのは、禅の考え方からすると、全くの間違いだ。

  • 自分の心をイキイキとさせてくれる禅語。

    多くのことを学べる。

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著者プロフィール

境野勝悟(さかいの・かつのり)
1932年、横浜生まれ。円覚寺龍隠庵会首。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。私立栄光学園で18年教鞭をとる。在職中、参禅、茶禅一味の茶道を専修するかたわら、イギリス、フランス、ドイツなど西欧諸国の教育事情を視察、わが国の教育と比較研究を重ねる。
1973年、神奈川県大磯にこころの塾「道塾」を開設。1975年、駒澤大学大学院・禅学特殊研究科博士課程修了。各地で講演会を開催し、経営者、ビジネスマンから主婦層に至るまで幅広く人気がある。
著書に、 『超訳 般若心経 “すべて”の悩みが小さく見えてくる』 『超訳 菜根譚 人生はけっして難しくない』『超訳 法華経 あなたはもっと「簡単に」生きられる』 『道元「禅」の言葉』『芭蕉のことば100選』 『良寛 軽やかな生き方』 『一休「禅」の言葉』『老子・荘子の言葉100選』(以上、三笠書房《知的生きかた文庫》)などベストセラー・ロングセラーが多数ある。

「2021年 『超訳 こころに響く親鸞の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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