13歳からのシンプルな生き方哲学 part2

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838720248

感想・レビュー・書評

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  • 「はじめに13歳の君たちへー・・・」
    この本の1ページ目を読んだとき、「わたし13歳じゃないから読んでもしょうがないじゃない」
    これが率直な意見でした。13歳と言えば7年前。中学生になりたての頃。その年齢の対象の話では今更遅いし、読んでもつまらないだろうと思っていました。しかし、渋々ながら読み終わった後には「今知っといてよかった」と思いました。今知っていなかったら多分一生出会わなかった本。たとえどこかの本屋でこの一冊を見つけたとしても、見る必要はないと棚に戻してしまうような本。この本に出会わせてくれた先生には感謝します。
     この本の著者は船井幸雄さん。昭和8年1月10日生まれの76歳。私と50歳以上も歳が離れています。私たちの何倍もの人生を歩まれた方だからこそ、私たち次世代の人たちに伝えたいことはたくさんあると思います。著者の経験から見えてきたことを通して、想いを若い人たちにつなげていきたいという気持ちもあると思います。そういう想いをこの一冊にまとめて伝えている本だと思います。
     この本は、20歳の私からしたら当たり前だろうと思うものやそれに対して考えさせられることや納得させられるようなこともありました。例えば、あたり前だろうと思うこと。
    「ありがとうをたくさん言える人になろう」
    「ごめんね、を言える人になろう」
    「精一杯努力しよう」
    「まずは行動すること」
    パッと見てどう思いましたか?できると思っていても、この当たり前のことを実際にできていないということはしばしばあるのではないでしょうか。例えば、あなたは毎日20回以上「ありがとう」を言っていますか?正直、私はアルバイト以外で「ありがとう」と20回以上言えた日は数えるほどしかないと思います。当たり前のことなのだけれども意外とできていない。「ありがとう」を言えるクセをつけると日常の小さなことにも、感謝の気持ちを持ったり気づいたりするようになるし、より大きく深く感謝の気持ちを感じることができるようになります。
    「初心忘れべからず」
    13歳の人は人生これから。20歳の人はこの本を読み、今までの人生を見つめ直すきっかけになると思います。早かれ遅かれこれからどうするかが大事なのです。この本を読んで今日から新たなスタートを切りましょう!

  • ワクワク生きよう
    掃除好きになろう
     掃除すると「気づく人」になれる
    積極的に心の掃除をしよう
    ないものよりもあるものに目を向けよう 
     あるものに感謝することで心が充たされ、幸福感が湧くそれはまわりに伝染する
    学びグセ、読書グセをつけよう
     好奇心旺盛でいられる
    人の役に立てる人間になろう
     自分も他人も全体でひとつにつながっている。自分だけ良ければはない
    自然や宇宙のルールを大切にしよう
     宇宙の留^ル 自由、公平、単純、調和、共生、秘密がない、無駄がない
    お天道さまに顔を向ける生き方
     つらくかなしいときには自分のことしか思えないが、いつでもかわらず照らしてくれているお天道さまを思いだそう 光によって見えないものが見えてくる
    イメージの力を上手に活用しよう
     思いが人を動かす
    信頼できる友達をたくさんつくろう
    決断するための条件
     先送りは逃げ 一時的な責任回避
     決断するときの大事な条件は「迷うことはしてはいけない」「明るく前向きに生きられる」ような意思決定をすること
     1納得できること2良心に合うこと3自然の摂理に合うこと4確信のあること5自分に適していること6自分のためと世のため、人のためになること7したいこと8他人に恨まれないこと
    人から応援される人になるには自慢しないこと
    世のため人のためにつくすこと
     ギブアンドギブで よいことをするとワクワクする
    直感力を得るためには
     すべての人に直感力は備わっている
     心を空にすると直感が得られる
     心を空にするためには、①布施(ふせ=自分の持っているものを人にあげること、②持戒(じかい=規則を守ること)、③忍辱(にんにく=人のいやがる仕事を進んでやること)、④精進(しょうじん=どんなことにも誠心誠意をつくすこと)、⑤禅定(ぜんじょう=座禅すること=右脳を活性化すること)、⑥般若(はんにゃ=自分が生まれながら持っている知恵=創造主の分身としての自分に気づくこと)

    水を師とする考え方
     水五訓①自ら活動して他を動かすのは水なり=自ら世のため人のために率先して活動する
    ②障害にあいて激し、その勢力を百倍にするは水なり=困難にあった場合は、逃げずに命がけで対応する
    ③常に己の進路を求めてやまざるは水なり=常に自分の進む正しい道を見極める
    ④自ら潔うして他の汚濁を洗い、しかも清濁併せ容るるは水なり=他人を褒め良い方向へと導き、他人の長所も短所もすべて包み込む
    ⑤洋々として大海を満たし、発しては雲となり、雨と変じ、凍っては玲瓏たる氷雪と化す。その性を失わざるは水なり=何事にもすなおに臨機応変に対応するが、常に自分なりの考えを持ち、じぶんらしくいる
     水のように生きる=天地自然の理に従おう
    自分の内側には、正しい答えがある
     良心との対話
    すなおな心を大切にしよう
      自分に近づいてくるものは何でも受け入れる。これを続けると人間性が急速に高まる。すなおであることは人を成長させる
    こだわるのをやめよう
     自由にいきることによってはじめて人間は良い想像力を発揮できる こだわりはできるだけなくしたほうが楽に生きられる
    ムリはしないほうがよい
     動物の行動をみていても、イヤなこと、ムリなこと、迷うこと、気の進まないことはしないほうがいい
    純、根、信、仲間づくりのクセをtけよう
     ①純 天職発想のクセづけ
     与えられる仕事や勉強はどんなものであってもすなおにそれを天職のように思うことができるクセづけ よろこん出受け入れる
     ②根 完全主義のクセづけ 中途半端で終わらせない
     ③信 師をつくること師を信じることは自分を信じることでもある
     ④仲間づくり 信頼できる友達づくり 仲間がいることは自分を成長される、客観的に自分を知るkとがdけいる 励まし合う

    ありがとうをたくさん言える人になろう
     日常の小さなことにも感謝の気持ちを持つことができるように すみませんではなくありがとうと言おう
    どんなことにも真心をこめて、丁寧に
     思いが伝わる
    精一杯努力しよう
    どんなことも肯定し、逃げないこと
     一度乗り越えたら、次も乗り越えられる
    魔法の言葉ホ・オポノポノを実践してみよう
     ホ・オポノポノとは自分の人生に起こることはすべて自分に責任があると考え、「ごめんなさい」「許してね」「愛しています」「感謝します」という4つの言葉だけで癒していく方法
    確信して、良いイメージを実現させよう
    誰でも笑顔が一番美しい
     人相はその人の心の持ちようによって表れる
    効率は思いやりから生まれる
    気がつくけれど、気にしないこと
    継続することが、自信につながる
     続けるコツを覚え、習慣化 
    隠匿を積もう
     自分が正しいと思うことをすぐにひそやかに実行すること
    あらゆるものには心があるようだと知ろう
    誰に対しても謙虚になろう
     謙虚さはより成長させてくれる 何からも学ぼうという謙虚な態度が必要
    否定や批判はやめ、認めよう
     自分の短所を是正しようとすること マイナス発想をつくりだす
    人間の良い特性を伸ばすこと
     何のために生まれてきたのか?すべてがよい方向に生成発展していくようリードすること
    人間のマイナスの特性をコントロールする
     マイナス点は5つ
     ①我欲が強い
     ②バランス感覚がよくない
     ③体力や互換の能力がほかの動物より低い
     ④無駄なことをしたがる
     ⑤残忍である
    人間性に裏付けられた仕事こそ人の役に立つ
    エゴを減らし、大きな視点を持とう
    まわりの人のことを好きになるには
    この世のすべては振動している
     すべてのものが波動をだしている
     波動の特性①同じような波動は引き合う②違う波動は排斥し合い、相殺する③出した波動は戻ってくる④波動には、優位波動と劣位波動がある、優位波動は劣位波動をコントロールする
    良い言葉を使おう
     言霊 言葉と心は合わせ鏡 言葉は心の影響を受ける
    人間本来のエゴのない存在に戻ろう
    自然の特性十か条で「本物」になろう
     ①単純である②質素で無駄がない③調和がとれている④愛に満ちている⑤勉強して詳しく知ればだれもが納得する⑥共生している⑦輝いている⑧安心できる⑨包み込んでくれる⑩活かしてくれる
    恋愛や結婚で、知っておいてほしいこと
     自分の心が休まり、自分が自分らしくいられる人
    既存のマスメディアから一歩引いてみる
     鵜呑みにしない
    人間は特性を伸ばすと、愉しいと感じる
     新しい知識を得た時、長所を伸ばすことができた時
    自己の人生には、自分で責任を持つこと
     人間は知的な動物。自分で決めて自分で責任がとれる唯一の生命体
    余計なことを忘れるには、今に集中すること
     ストレスをためないためには気にしないこと、忘れること。今目の前のことに集中すること
    まずは行動すること
     すぐにやってみる
    ごめんねを言える人になろう
     本当に弱い人はごめんねを言えない人
    思いは、時間や空間を越えて伝わる
    サムシング・グレートを感じよう
     われわれすべてはサムシング・グレートに目的をもってつくられ、生かされて生きている存在
    ツキはサムシング・グレートからのメッセージ
     自分の人生の目的に合ったことをしているときツク
    いつも朗らかで楽しい気分でいよう
    人間は、人間性を高めるために生まれてきたようだ
     人間性が高まるとこうなる
     ①物事を批判したり、否定したりしなくなり、すべてを受け入れ、包み込める
     ②嫌なことが少なくなり、どんなことでも好きになれる また他人の欠点短所も気にならなくなる
     ③不平不満が減り、すべてを肯定し、感謝できるようになる
     ④こだわりがなくなり、あけっぱなしになり、性心的にすこぶる自由になる
     ⑤差別したり区別したりしなくなり、どんなものも大事にし、融合し、一体化できるようになる
     ⑥脅かしたり、心配させたり、他人の足を引っ張ったりしなくなる
     ⑦自他の長所に気づき、それを伸ばすようになる
     ⑧人相が良くなり、約束を守り、他人から信頼されるようになる

    愛情を判断の基準にしてみよう
     どんなときでも
    この世のしくみの基本は愛、調和、進歩
    あなたはいつも、守られている
    私たちの故郷は、あの世らしい
     

  • 前回のPART2です。前回と似ている部分がありますが、つっこんでいる部分もあり、読んでも損はないかと思います。物事は全て振動しているとあり、そんな振動している物でつくられている私を考えると色々考えさせられます。

  • 魔法の言葉、ホ・オポノポノ。さて、この言葉は何なのでしょう。答えは、ハワイに伝わるおまじないとでも言いましょうか、スピリチュアルです。この小さな魔法には、あらゆる困難を癒してくれる効果があります。
    ではここで、ホ・オポノポノのやり方を説明します。まず、自分の人生に起こることは、全て自分に責任がある、と考えます。次に、「ごめんなさい」「許してね」「愛しています」「感謝します」と4つの言葉を唱えます。たったこれだけです。
    鼻で笑う人もいるでしょう。ですが、このホ・オポノポノ、結構有名でして、ネットで検索してみたところ、734,000件もヒットしました。奇跡的な体験談が数多く載せられています。
     
    この本は、「一流」「本物」になるための人生学をまとめた本です。上記のホ・オポノポノの内容も含め、他には「ワクワク生きよう」「掃除を好きになろう」「ないものより、あるものに目を向けよう」「こだわるのをやめよう」といった全59のルールが書かれています。決して、学校では教えてはくれません。
    著者の船井幸雄さんは、今までに400冊弱の本を書いています。しかし、タイトル通り13歳という若い世代を対象にした本は、2008年出版の『13歳からのシンプルな生き方哲学』で、はじめて書いたそうです。それから、全国の中学校や図書館で話題沸騰し、1年後に出版された待望の第2弾が、この本なのです。この第2弾はより奥深さが増していますので、親子で読めて、語り合える、そんな本になっています。

     私が13歳のときは何を考えていただろうか。スカートを短くしてみたり、眉毛を剃ってみたり…そんなことばかり考えていたような気がします。もしその頃に、この本と出会っていたら、何か変わっていたのかな…。そんな風に思う一方、ベタな言い回しですが、これから読んでも十分に遅くはないと、私は思います!この本を読んで、どれだけ社会にもまれ、悪知恵に洗脳され、大切なことを忘れてきたかを、私は痛感することとなりました。なんだか、今は心を洗浄された気分です。そして、新たな発見もいくつかすることができました。ホ・オポノポノが、その内の一つです。何歳が読んでも、心の動かされ方は違えど、心を動かされるのには間違いありません。あなたは、何歳ですか?人生を学びますか?洗浄しますか?はたまた、振り返りますか?

  • 本屋で立ち読みしました。

    私は、13歳よりもっと年上ですが、姿勢が正される思いがしました。
    ただ、なんでそうしなきゃいけないの?という問いには答えられていないと思いました。
    納得は出来るのですが、「お天道様に顔向けできない」や「そういうふうに世界は回っている」という結論で、「哲学」ではなく「道徳」の授業を受けているような気持ちになりました。

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