免疫力を高める生き方

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838720545

感想・レビュー・書評

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  • 腸を健康に保つために便をしっかり出して溜め込まないようにすることで体調を良い状態に保つことができます。日本人はお肉からタンパク質を取るより、野菜や魚から取る方が体が適していて、今流行りのプロテイン(動物性)は控えたほうが体調がいいものになるのではないかと思いました。

  • 1935年生まれ、新谷弘実さんの「免疫力を高める生き方」、2009.12発行です。書き出しは「人の体は本来病気にならないようにできているもの」からです。そして、健康な腸が60兆ある細胞の活力を生み出し自然免疫力を高めてゆくそうです。基本は腸にやさしい食事とデトックス(排毒)だそうです。いいものを入れ、悪いものを出す、表裏一体ですね!何を食べるかはどう生きられるかにリンク。植物食85%、動物食15%が理想、蛋白質は肉より魚、魚より豆が原則とのことです。出す方は便75%、尿20%、汗3%、まず便秘の解消からと

  • チェック項目11箇所。免疫力を高め、細胞を元気にすることが、若さと健康を手に入れる最大の秘訣と言って過言ではありません、働き盛りの人にとっては日々のコンディション管理になることに加え、10年後の元気な自分を保証する「健康の貯金」にもつながるでしょう。過去の歴史においても、ワクチンの力によって病原体を完全に抑え込むのができた感染症は、天然痘だけです、インフルエンザにいたっては、長年にわたって小中学校での予防接種が義務化されてきましたが、十分な効果が確認できなかったため1994年に廃止されています。私たちの体には感染症を防ぐ仕組みがきちんと用意されているのです、その仕組みを理解し活用することが、最も確実な「新型インフルエンザ対策」であり、「免疫力を高める生き方」になるのです。病気になってから薬を用いて対処するのではなく、初めから病気にならないような生き方を心がける、また、仮に病気にかかってしまっても、私たちの体に備わった「病気にならない仕組み=免疫力」がきちんと作動するようにする。「自分は特に便秘ではない」という人でも、内視鏡で腸内を覗くとたくさんの生ゴミ=便がたまっていることが確認できます、この状態が改善されていかなければ、やせるどころの話ではありませんよね? 野菜や果物、海藻などの植物性食品が、腸をキレイにする食べ物の代表です、肉料理の添え物のように脇役扱いされているうちは、腸はキレイにはなりません。女性のガンの死因は、大腸ガンが第一位です、これは明らかに食べ物の影響です、ガンになってしまうような食事が日常化したことが統計データとしても確認できるわけです。1.水と塩を良質のものに切り替える、2.酵素をしっかりととる、3.サプリメントをしっかりと活用する。ストレス解消に甘い物を食べる人がいますが、気持ちが和らぐのは一時的なことです、砂糖や乳製品を使ったケーキや菓子類は腸の消化に負担をかけ、血糖値もアンバランスになります。ガンはその人の生き方が反映されたものですから、自分がどんな無理をしてきたのか、体にとって負担のかかる生き方を続けてきたか、この機会にじっくりと振り返り、「細胞が喜ぶ生き方」を探ることです。

  • 特に目新しい内容はないが、腸の大切さは伝わった。
    免疫力を上げるには、食べ過ぎないこと、疲れたら睡眠とること。また、今の世の中、偏食は仕方なく、むしろサプリで補うのもありであること。などなど。

  • いぜんより疑問だった、腸内環境と食べるもの選びにヒントをもらえた本
    以下、目次より
    1章、インフルエンザは怖くない
    2章、ダイエットにカロリー計算はいらない
    3章、今日から始められる腸のクリーニング
    4章、水と塩を変えれば人生がかわる
    5章、うつを腸から改善する方法
    6章、健康長寿とアンチエイジングの秘訣

  • 「何を食べるか」によって「どう生きられるか」が変わってくる。
    食べることは自分の生き方につながってくる。そんな大切なことが身近に感じられる一冊です。
    現代の食べすぎという現実をみんなに知ってほしいと思います。

  • なるほど!と思いました。
    お腹(腸)を健康にすることで、体も心も健康になるそうです。
    ただ。
    放射能で汚染されてしまった今、魚もきのこも玄米も摂取することが
    難しいくなってしまいました…。

  • 胃腸を健康に保つ権威。酵素が大切と説く。親の病気後の食事法に大きな影響を与えてもらった。

  • さて、問題です。うつ病など心の状態に関係の深い神経伝達物質の「セロトニン」はどこで一番分泌されているでしょうか?

    答えは。。「小腸」でした。セロトニンの約95%が小腸で分泌され、約3%が脳なのだそうです。
    心に関係あることなので、脳が一番多いのかなぁと思っていたのでちょっと意外でした。

    ベストセラーになった「病気にならない生き方」を書かれた方の本です。35万人以上の人の腸を内視鏡で見て診断治療なさっている75歳のお医者さんです。

    今回の本は、免疫力を高める生き方をテーマに、うつなどの心の病についても触れられています。
    うつは心にいろいろなものが溜まって身動きできないような状態。そこに(分泌割合3%脳)直接アプローチして意欲をアップするよりも、体(分泌割合95%腸)にアプローチし、腸からいろいろ溜まったものを出すと心もだんだん軽くなる方向へ向かう。

    人間は体と心の両方が密接にかかわっているので、アプローチしやすいほうから、やっていくのがいいのかな?と思います。
    心が何だか疲れたなぁーと思ったら、ゆっくり休んでよい栄養を。体も脳も自分の食べたものからできるのだから^^
    深く納得しました。

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著者プロフィール

1935年福岡県出身。1960年順天堂大学医学部卒業後、1963年に渡米。1968年に「新谷式」と呼ばれる大腸内視鏡の挿入技術を考案し、世界で初めて開腹手術をすることなく内視鏡による大腸ポリープ切除に成功。その技術によりガン発症リスクを大きく減少させ、医学界に大きく貢献する。日米で35万例以上の胃腸内視鏡検査と10万例以上のポリープ除去手術を行ったこの分野の世界的権威。著書にミリオンセラーになった『病気にならない生き方』シリーズ(サンマーク出版)、『胃腸は語る』(弘文堂)、監修に『免疫力が上がる!「腸」健康法』(三笠書房)など多数ある。

「2015年 『認知症がイヤなら「腸」を鍛えなさい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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